平成２９年度ダイオキシン類に係る環境調査結果を公表します

　 ダイオキシン類対策特別措置法の規定に基づき、大気及び水質等におけるダイオキシン類の環境調査を毎年実施しています。
　平成２９年度に実施した調査結果について、県の測定分と共に、国（国土交通省地方整備局）及び市町が行った県内調査分を取りまとめて公表します。
 
１　結果の概要（表１：総括表）
　（１）大気（表２参照）
　　　２５地点（県測定分７地点、市町測定分１８地点）で測定を行い、全ての地点で環境基準を達成しま
　　した。
　（２）水質（表３・表５・表７参照）
　　　河川のべ５３地点（県測定分２７地点、国測定分７地点、市町測定分１９地点）、海域４地点（県測
　　定分４地点）及び地下水９地点（県測定分５地点、町測定分４地点）で測定を行い、河川では４８地
　　点、海域と地下水では全ての地点で環境基準を達成しました。環境基準を超過した地点は次の４地点
　　（のべ５地点）です。
　（環境基準超過地点）  （環境基準値 1 pg-TEQ/L）　pgは10^-12g（1兆分の1 g）
　　　　　志登茂川新江戸橋（津市）：1.4 pg-TEQ/L（県測定）
　　　　　田中川汐見橋（津市）　　：1.1 pg-TEQ/L（津市測定）
　　　　　金剛川昭和橋（松阪市）　：1.1 pg-TEQ/L（県測定）
　　　　　笹笛川八木戸橋（明和町）：1.4 pg-TEQ/L（県測定）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　1.7 pg-TEQ/L（明和町測定）
　　　環境基準を超過した４地点（のべ５地点）については、上水道の取水源はありません。
　　　また、健康への影響が生じる濃度レベルではありません。
　（３）底質（表４・表６参照）
　　　河川３０地点（県測定分１７地点、国測定分１１地点、市測定分２地点）、海域４地点（県測定分
　　４地点）で測定を行い、全ての地点で環境基準を達成しました。
　（４）土壌（表８参照）
　　　１１地点（県測定分５地点、市町測定分６地点）で測定を行い、全ての地点で環境基準を達成しまし　　
　　た。
 
　　なお、水質については平成２８年度は５地点（のべ６地点）、平成２７年度は１地点で超過がありまし
　た。大気・底質・土壌については平成２８年度及び平成２７年度ともに超過はありませんでした。
 
２ 　今後の取組
　　今後も、ダイオキシン類対策特別措置法に基づき、県内の大気及び水質等における環境調査を実施し、
　環境基準値を上回る地点においては、引き続き調査頻度を上げ、状況の把握を行っていきます。