県税「差押強化月間」で約５,０００万円の滞納を縮減
～自動車税種別割の差押処分で効果～

　三重県では、県税を納期限までに納付していただいている大多数の方との公平性を保つ
ため、納める資力がありながら納付しようとしない滞納者に対して、法律に基づく差押処
分を徹底して行っています。
　特に、令和５年１１月と１２月の２か月間を「差押強化月間」として、県内８か所の県
税事務所が一斉に徴収強化に取り組みました。

①取組結果
　差押強化月間中（１１月と１２月）に、預貯金・給与・自動車等の差押処分を６９０件
執行するなど徴収強化に取り組みました。また、差押自動車に対して、タイヤロックを１
７件実施しました。
　その結果、滞納件数の多い自動車税種別割では１２月末の収入未済額は８，８６８万円
となり、１０月末時点の１億３，８２３万円より４，９５５万円縮減しました。
　自動車税種別割の収入未済額を前年１２月末で比較すると、２，８２２万円縮減（３．
２％減）しました。

②市町と連携した取組
　県税事務所管内の各市町と連携して、共同滞納整理などに取り組みました。また、県税
事務所が市町の協力を得て、市町広報誌等へ三重県の差押強化月間の取組みを掲載しまし
た。

③今後の取組
　収入や財産があるにも関わらず、納付意思を示さない滞納者に対しては、引き続き法律
に基づく滞納処分を行い、滞納額の縮減に取り組んでいきます。

※現時点で財産が判明していない滞納者に対しては、自宅等を捜索するなど、差押え可能
　な財産発見のための調査を行います。
※差し押えた自動車等を公売し、滞納している税に充当します。

【参考】前年同月との比較
【差押強化月間中の差押件数】
　令和５年度　６９０件（＋１２件）
　（預貯金　２６１件、給与・年金等　２８８件、自動車　１００件、他　４１件）
　令和４年度　６７８件
　（預貯金　３３０件、給与・年金等　２２４件、自動車　８２件、他　４２件）

【差押強化月間中の自動車税種別割収入未済額の縮減】
　令和５年度　１０月末　１億３，８２３万円　令和４年度　１０月末　１億３，９６８万円
　１２月末　　　　　　　　　８，８６８万円　　　　　　　１２月末　　　９，１５０万円
　縮減額　　　　　　　　　　４，９５５万円　　　　　　　縮減額　　　　４，８１８万円　　　　　

【１２月末の自動車税種別割徴収率】
　令和５年度　現年分　９９．９％（前年同月末　９９．９％　±０．０ポイント）
　　　　　　　繰越分　２１．２％（前年同月末　２４．５％　－３．３ポイント）
　　　　　　　　計　　９９．７％（前年同月末　９９．６％）＋０．１ポイント）