令和5年度自動車税(種別割)の納期内納付率は、件数ベースで88.2%(前年度
87.6%)、税額ベースで87.5%(前年度86.9%)となり、納期内納付推進の取組
を開始した平成16年度(件数ベースで70.4%、税額ベースで69.0%)から19年連
続で上昇しました。
本県では自動車税(種別割)の納期内納付率の向上をめざし、広報紙・ラジオ・
ポスター掲示等による普及啓発活動を行うとともに、県民が納税しやすい環境の整
備を行うことにより、滞納発生を未然に防止し、徴税コストの縮減に努めています。
1 自動車税(種別割)における納税環境整備について
平成19年度から導入したコンビニエンスストアでの納付は、全体の約4割を占めてお
り、利便性の高い納付方法として納税者に定着しています。また、近年はクレジットカ
ードやスマートフォン決済アプリを利用される納税者が増加しています。
令和5年度からは地方税共通納税システムを導入することにより、スマートフォン決
済アプリの種類が23種類(令和5年6月現在)に大幅に拡大されたこと等が、納期内納
付率の向上に寄与したものと考えられます。
今後も自動車税(種別割)の多様な納付手段について、県民の皆さんへの周知・広報
を図っていきます。
【主な納付手段】
○コンビニエンスストア
件数ベース39.2%(前年度39.7%)、税額ベース40.5%(前年度41.1%)
○金融機関・県税窓口等
件数ベース32.0%(前年度33.0%)、税額ベース29.9%(前年度30.7%)
○スマートフォン決済アプリ
件数ベース6.6%(前年度5.5%)、税額ベース6.9%(前年度5.7%)
○クレジットカード
件数ベース5.2%(前年度3.9%)、税額ベース5.6%(前年度4.3%)
2 収入未済額の縮減について
自動車税(種別割)については、納期内に納付された方との公平性を担保するため、
年度内に処理を完結する「単年度整理」を意識し、計画的な滞納整理を実施しています。
納期内に納付をせずに滞納となった方に対しては、6月28日に督促状を発付し、財産
調査や滞納処分など滞納整理を推進し、収入未済額の縮減に努めていきます。