県は、県税を納期限までに納付していただいている大多数の方との公平性を保つため、納める資力がありながら納付しようとしない滞納者に対して、法律に基づく差押処分を徹底して行っています。
特に、令和4年11月と12月の2カ月間を「差押強化月間」として、県内8カ所の県税事務所が一斉に徴収強化に取り組みました。
① 取組結果
差押強化月間中(11月、12月)に、預貯金・給与・自動車等の差押処分を678件執行するなど徴収強化に取り組みました。また、差押自動車に対して、タイヤロックを30件実施しました。
その結果、滞納件数の多い自動車税種別割では12月末の収入未済額は9150万円となり、10月末時点の1億3968万円より4818万円縮減しました。
自動車税種別割の収入未済額を前年12月末で比較すると、2337万円縮減(20.3%減)しました。
② 市町と連携した取組
県税事務所管内の各市町と連携して、共同滞納整理などに取り組みました。また、県税事務所が市町の協力を得て、市町広報誌等へ差押強化月間等の取り組みなどをPRしました。
③ 今後の取組
「税は、納期内に納めるべきもの」、「滞納は社会のルール違反である」との考えのもと、納付意思を示さない滞納者に対しては、引き続き、徹底した財産調査と差押えを行い、滞納額の縮減に取り組んでいきます。
※現時点で財産が判明していない滞納者に対しては、家宅等を捜索するなど、差押え可能な財産発見のための調査を行います。
※差押えした自動車などをインターネット公売で売却し、滞納している税に充当します。
【参考】前年同月との比較
【差押強化月間中の差押件数】
令和4年度 678件(△50件)
(預貯金 330件、給与・年金等 224件、自動車 82件、他 42件)
令和3年度 728件
(預貯金 264件、給与・年金等 191件、自動車 237件、他 36件)
【差押強化月間中の自動車税種別割収入未済額の縮減】
令和4年度 10月末 1億3968万円 令和3年度 10月末 1億7172万円
12月末 9150万円 12月末 1億1487万円
縮減額 4818万円 縮減額 5685万円
【12月末の自動車税種別割徴収率】
令和4年度 現年分 99.9%(前年同月末 99.9% ±0.0ポイント)
繰越分 24.5%(前年同月末 20.0% +4.5ポイント)
計 99.6%(前年同月末 99.5%)+0.1ポイント)