県は、県税を納期限までに納付していただいている大多数の方との公平性を保つため、納める資力がありながら納付しようとしない滞納者に対して、法律に基づく滞納処分を徹底して行っています。
特に、令和元年11月と12月の2か月間を「差押強化月間」として、県内8ヶ所の県税事務所が一斉に徴収強化に取り組みました。
① 取組結果
差押強化月間中(11月、12月)に、預貯金・給与・自動車等の差押処分を1,109件執行するなど徴収強化に取り組みました。
また、差押自動車に対して、タイヤロックを21件実施しました。
その結果、件数の多い自動車税では12月末の滞納税額は1億5062万円となり、10月末時点の2億408万円より5346万円縮減しました。
なお、自動車税の滞納額を前年同月末の1億6476万円から8.6%減の1414万円縮減しました。
② 今後の取組
「税は、納期内に納めるべきもの」、「滞納は社会のルール違反である」との考えのもと、納付意思を示さない滞納者に対しては、引き続き、徹底した財産調査と差押えを行い、滞納額縮減に取り組んでいきます。
※現時点で財産が判明していない滞納者に対しては、家宅等を捜索するなどして、差押え可能な財産発見のための調査を行います。
※差し押さえた自動車や不動産等は、インターネット公売で売却し、滞納している税に充当します。
【参考】前年同月との比較
【差押強化月間中の差押件数】
令和元年度 1,109件(△171件)
(預貯金 330件、給与・年金等 341件、自動車 394件、他 44件)
平成30年度 1,280件
(預貯金 637件、給与・年金等 273件、自動車 336件、他 34件)
【差押強化月間中の自動車税徴収額】
令和元年度 53,468,336円
(現年分 47,397,850円、繰越分 6,070,486円)
平成30年度 71,389,526円
(現年分 64,993,957円、繰越分 6,395,569円)
【12月末の自動車税滞納額】
令和元年度 現年分 0.7億円(前年同月末 0.7億円 ±0.0億円)
繰越分 0.8億円(前年同月末 0.9億円 △0.1億円)
計 1.5億円(前年同月末 1.6億円 △0.1億円)
【12月末の自動車税・自動車税種別割徴収率】
令和元年度 現年分 99.8%(前年同月末 99.7% +0.1ポイント)
繰越分 23.4%(前年同月末 25.1% -1.7ポイント)
計 99.4%(前年同月末 99.4% ±0.0ポイント)