平成29年10月27日、西日本電信電話株式会社(大阪府大阪市中央区馬場町3番15号 代表取締役社長 村尾 和俊)から、同社所有地であるNTT印刷株式会社三重工場(津市高茶屋七丁目3-41)における鉛及びその化合物による土壌汚染について、土壌汚染対策が完了した旨の報告がありました。
なお、本件は、「三重県生活環境の保全に関する条例」に基づき、平成29年8月21日に届出されていた土壌汚染に関するものです。
1 内容
同社から提出された土壌汚染対策完了に係る報告書の内容は次のとおりです。
(1)平成29年10月6日から10月14日にかけて、鉛及びその化合物が環境基準を超過した区画の汚
染土壌(35.22m3)を掘削除去しました。
掘削除去部分は清浄土で埋め戻されています。
(2)掘削除去した汚染土壌は、汚染土壌処理業許可業者で適切に処理されました。
対策工事の実施にあたり、汚染土壌の撤去の完了まで汚染区画は立入禁止措置が講じられており、人の健康又は生活環境に係る被害は生じていません。
2 報告内容の問い合わせ先
株式会社NTT西日本アセット・プランニング
東海支店 不動産企画部
担当:鈴木 敏生
電話 052-684-7233
【参考】
〇鉛及びその化合物
古くから人類に利用されていた金属であり、現在でも鉛蓄電池やはんだ等に広く用いられています。鉛は地殻の表層部には重量比で0.0015%程度存在し、水や大気中から検出される鉛には、人為的な排出のほかに地質に起因するものが含まれます。
なお、鉛は人の臓器や組織に通常存在する物質ですが、高濃度の鉛の暴露では貧血や筋肉の虚弱などの中毒症状があらわれます。また、無機鉛化合物では発ガン性があるとされています。