三重県内市町の令和5年度普通会計決算及び健全化判断比率等(速報)及び公営企業会計決算の概要を公表します。
1 普通会計決算の状況
(1)決算規模・決算収支
① 歳入総額 8,563億9,561万円
地方税が増加した一方、国庫支出金や地方債が減少したことなどから、前年度に比べて107億
5,847万円(▲1.2%)減少しました。
② 歳出総額 8,281億396万円
扶助費が増加した一方、普通建設事業費や補助費等が減少したことなどから、前年度に比べて
75億6,234万円(▲0.9%)減少しました。
③ 実質収支 合計214億8,689万円
昭和63年度以降36年連続で全団体の実質収支が黒字となりました。
(2)財政分析指標等
① 経常収支比率 県平均90.8%
前年度に比べて1.0ポイント上昇しました。
② 積立金現在高 2,881億3,551万円
前年度末より89億3,825万円(3.2%)増加しました。
③ 地方債現在高 6,080億3,012万円
前年度末より315億4,558万円(▲4.9%)減少しました。
2 健全化判断比率等の状況
(1)実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率
いずれも早期健全化基準以上の団体はありません。
(2)資金不足比率
経営健全化基準以上の公営企業会計は1会計となっています。
※公共浄化槽事業特別会計(南伊勢町):26.6%
なお、上記を除き資金不足額がある公営企業会計はありません。
3 公営企業会計決算の状況
決算規模は2,216億9,124万円(法適用 2,135億2,591万円、法非適用 81億6,533万円)で、
前年度の2,152億1,679万円に比べ64億7,445万円、3.0%の増となっています。
※ その他概要につきましては、別添資料のとおりです。
(参考)健全化判断比率に係る早期健全化基準(市区町村)
・実質赤字比率:財政規模に応じて11.25%から15%
・連結実質赤字比率:財政規模に応じて16.25%から20%
・実質公債費比率:25%
・将来負担比率:350%