三重県内市町の令和2年度普通会計決算及び健全化判断比率等の概要(速報)を公表します。
1 普通会計決算の状況
(1)決算規模・決算収支
① 歳入総額 9,992億3,827万円
地方税のうち法人住民税や地方債が減少した一方、国庫支出金が大幅に増加したこ
となどから、前年度に比べて2,145億7,829万円(27.3%)増加しました。
② 歳出総額 9,686億1,787万円
普通建設事業費や物件費が減少した一方、補助費等や人件費が増加したことなどか
ら、前年度に比べて2,071億632万円(27.2%)増加しました。
③ 実質収支 合計237億7,478万円
昭和63年度以降33年連続で全団体の実質収支が黒字となりました。
(2)財政分析指標等
① 経常収支比率 県平均89.2%
前年度に比べて0.1ポイント低下しました。
② 積立金現在高 2,438億9,129万円
前年度末より27億2,553万円(1.1%)増加しました。
③ 地方債現在高 6,790億5,231万円
前年度末より108億7,414万円(1.6%)減少しました。
2 健全化判断比率等の状況
(1)実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率
いずれも早期健全化基準以上の団体はありません。
(2)資金不足比率
経営健全化基準(20%)以上の公営企業会計及び資金不足がある公営企業会計とも
にありません。
※令和元年度決算において発生していた名張市及び尾鷲市の病院事業会計における
資金不足額は解消されました。
※ その他概要につきましては、別添資料のとおりです。
(参考)健全化判断比率に係る早期健全化基準(市区町村)
・実質赤字比率:財政規模に応じて11.25%~15%
・連結実質赤字比率:財政規模に応じて16.25%~20%
・実質公債費比率:25%
・将来負担比率:350%