第8回海洋立国推進功労者表彰について、本日、表彰式が開催され、全国で4名4団体が受賞した中で、本県関係では、本県推薦の鳥羽磯部漁業協同組合答志支所青壮年部及び国土交通省推薦の志摩市が受賞しました。
2 受賞団体
(1)「海洋立国日本の推進に関する特別な功績」分野・「地域振興」部門
志摩市
(2)「海洋に関する顕著な功績」分野・「水産振興」部門
鳥羽磯部漁業協同組合答志支所青壮年部
3 功績概要
(1)志摩市【新しい里海創生によるまちづくり】
豊かな海と山が与える自然からの恵みにより産業や生活環境が成り立っていることを認識し、その恵みを持続的に活用できるよう、我が国の自治体で初となる「沿岸域総合管理計画」を策定・推進するなど自然環境の保全・再生を図り、自然環境と調和した秩序ある利活用を通じて、地域の経済活動の再生と活性化に取り組むとともに、国際的組織に我が国初の加盟自治体として情報の発信・収集といった加盟各国自治体との連携に積極的に取組を行った。
(2)鳥羽磯部漁業協同組合答志支所青壮年部【藻場再生にかかる取組】
磯焼けした藻場を再生させるため、環境負荷の小さい新技術を確立させた。
また、地元中学校の「総合的な学習の時間」として、毎年アラメ苗の取り付け作業を青壮年部員が指導しながら実施し、漁業への理解促進、担い手確保にも寄与した。
4 表彰式
本日(7月16日)、総理官邸大ホールにおいて実施され、4名4団体が表彰されました。
5 海洋立国推進功労者表彰とは
科学技術、水産、海事、自然環境など海洋に関する幅広い分野における普及啓発、学術・研究、産業振興等において顕著な功績を挙げた個人・団体を表彰するもので、文部科学省、農林水産省、経済産業省、国土交通省及び環境省が内閣官房総合海洋政策本部事務局の協力を得て平成20年から実施しているものです。
過去の県内関係表彰者としては、第3回表彰(平成22年度)において、国土交通省の推薦により、海の博物館館長 石原義剛氏が受賞しています。