「三重の文化振興方針」策定(平成20(2008)年3月)後の社会情勢等の変化や本県の文化行政を
取り巻く環境の変化をふまえ、広域自治体としての県の役割を整理し、今後の文化振興施策の方向性を示
すため、三重県文化審議会からの答申を受け、このたび「新しいみえの文化振興方針」を策定しました。
今後、本方針に基づき、県民の皆さんの心の豊かさを育み、幸福実感を高めていくため、文化を担う
さまざまな主体との適切な役割分担のもと、連携して文化振興施策に取り組んでいきたいと考えています。
1 方針の対象期間
平成26年度からおおむね10年(平成35年度まで)とします。
2 方針のポイント
文化振興は「文化」を振興するためだけのものではなく、あらゆる施策にインパクトを与え、社会や経
済の発展をもたらすものであるという認識のもと、施策の対象範囲については、文化芸術や生涯学習の振
興に加え、産業や観光の振興など幅広くとらえることとしました。
そして、基本目標を
(1)文化を通じて幸福実感を高めるとともに、次代のみえを担う若い世代を育成する
(2)郷土に誇りと愛着を感じられるようにするとともに、みえの文化の素晴らしさを県内外に発信する
(3)多様な文化を受け入れ、交流・連携することにより、新たなみえの文化を創造する
の3つとするとともに、基本目標を実現するための施策の方向性を
【方向性1】人材の育成
【方向性2】歴史的資産等の継承・活用
【方向性3】新たな価値の創出
【方向性4】情報の受発信
【方向性5】文化の拠点機能の強化
の5つとしました。
また、このうち、特に重点的に実施すべき施策(重点施策)として「【方向性1】人材の育成」と
「【方向性5】文化の拠点機能の強化」を位置づけました。