旧三重県立博物館(昭和28年6月開館)が昭和38年5月に県民の方からお預かりした「獣形鏡(じゅうけいきょう)」等が所在不明となっています。所在不明となっている品について、発見につながる情報がございましたら、提供をお願いいたします。
1 所在不明となっている品
所在不明となっている品は、明和町上村字かまくらの「かまくら古墳」から明治時代に出土したとされる次のものです。
(1)獣形鏡 1面(別紙参照)
※ 文献によっては、「漢式鏡」、「珠文鏡(しゅもんきょう)」、
「乳文鏡(にゅうもんきょう)」とも記載
(2)切子玉(きりこだま) 1個
(3)管玉(くだたま) 9個
(4)須恵器(すえき)蓋 1個
2 経緯
・昭和38年にお預かりした後の詳細は不明ですが、平成19年に所有者から旧三重県立博物館発行の
「預り証」を提示して返還請求がありました。
・このため、本県は所有者と協議し、本年7月まで所在確認を行ってまいりましたが、「獣形鏡」等
を発見することができませんでした。
・本年7月末、所有者に所在確認の結果を報告して謝罪し、今後の対応について協議を行ってまいり
ましたところ、館外に保管されている可能性もあることから、県ホームページへの掲載等を行い、
発見につながる情報の提供を依頼することとしました。
3 情報提供依頼の方法
県ホームページへの掲載のほか、次の方法で情報提供を依頼します。
(1)他の都道府県及び県内高等教育機関等への文書による依頼
(2)県政だよりへの掲載
4 今後の対応方針
・情報提供依頼を行い、発見に努めます。
・今後、収蔵品の適正管理を徹底し、再発防止に努めます。