一般県道佐原勢和松阪線の勢和大橋(多気郡多気町朝柄~下出江地内)は、勢和小学校や勢和中学校の通学路になっています。しかし、通学時間帯には車の行き来も多く、道路幅員が全幅で6.0mと狭い上、路側の通行帯も0.55mと狭小であり、歩行者や自転車通行者の安全対策が課題となっていました。
また、平成24年度に行った通学路の緊急合同点検でも対策が必要な箇所に位置づけられました。
このため、多気町、地元自治会、小中学校関係者とPTA代表、松阪警察署、三重県松阪建設事務所からなる勢和大橋安全対策協議会により安全対策の検討を行い、平成24年度より工事を進め、平成26年3月3日(月)に通学路の安全対策工事が完成しました。
1 完成日
平成26年3月3日(月)
2 工事の概要
工事場所 多気郡多気町朝柄~下出江地内
施工延長 240m(このうち勢和大橋の延長は118m)
欄干の嵩上げ 236m(片側118m(勢和大橋)×2方向、嵩上げ高は20cm)
通行帯表示の拡大 240m(幅0.55mを1.5mに拡大)
車両減速帯表示 400m(片側200m×2方向)
3 事業効果
(1)通行帯を広げ、緑色に明示したことで通行帯の視認性が向上します。
(2)減速帯を新たに設置することで通過車両の走行速度が低減され、通学時の安全な歩行区間が
確保されます。
(3)欄干を嵩上げしたことで自転車の転落防止につながります。