久居農林高校の生徒を対象に高校生林業職場体験が実施されました
令和元年8月6日(火)及び7日(水)に、県立久居農林高校環境保全コース2年生を対象に林業職場体験が行われました。中勢森林組合の職員の方の安全指導を受けながら、6日は津市美里町内でのチェーンソーの操作体験、7日は津市白山町内で高性能林業機械の操作体験を行いました。
6日はやや天気が不安定でときおり雨に見舞われましたが、日差しも穏やかで風もあったことから、暑さはあるもののこの時期にしては比較的涼しい中での体験となりました。
生徒たちは事前に学校でチェーンソーの基本的な使い方が学んでいたものの、実際に現場でチェーンソーを使った作業をするのは初めてということで、いささか腰の引けた生徒も見受けられました。
しかしながら、森林組合職員の方の丁寧な指導のもと安全に配慮しながらの作業を行ったことで、緊張しながらも時折笑顔も見せながら作業をしていました。
また、現場作業で必要となるロープワークの体験もあり、職員の方が簡単にしている作業を真似してやってみるものの、なかなかうまくロープを使えずプロの技術の高さを感じる瞬間もありました。
■しっかりと指導を受けながら安全に作業を行いました
■プロの方は簡単にロープを上げますが、やってみるとなかなかうまく上がりません
翌7日は時折日が差す曇り空の一日でしたが、近くに日陰もあり休憩中には暑さをしのげる現場での体験でした。
今回はグラップルとフォワーダの操作体験を行い、グラップルは短く切った丸太の端を縦に積んだり、所定の位置に移動させるゲーム的要素も入れた体験を行いました。
フォワーダは材の積み込み、積み下ろしと運搬(運転)の体験を行いました。
操作の感覚をすぐに覚える生徒もいれば悪戦苦闘する生徒もいましたが、安全に配慮し森林組合職員の方とマンツーマンでの指導を受けながらの体験となり、なかなか普段触れる機会のない高性能林業機械の操作体験は生徒たちにとって新鮮かつ面白いものだったようでした。
■グラップルで材を積み上げる操作を体験しました
■フォワーダへ材を積み込む体験をしました
■フォワーダの運転を体験しました