津市では、間伐後に林地に残される未利用材を搬出し、「災害に強い森林づくり」の推進に併せて、搬出された未利用木材を「バイオマス発電燃料」として有効活用する取組を進めています。
去る、平成28年9月16日(金)に、津市農林水産部林業振興室は未利用木材の出荷に取り組む方々を対象に、搬出に係る労力の軽減を図る「ポータブルウインチ」の利用方法についての講習会を開催しました。当日は、出荷に取り組む登録者のうち9名の参加があり、メーカーの技術者から機械の性能や取扱方法などの技術指導を受けました。このポータブルウインチについては、津市が定める貸出規定に基づき、未利用木材を集荷する団体を通じて出荷者に貸し出されます。ポータブルウインチは器具も軽量であり、搬出、積み込み、伐採(掛かり木処理)などに活用出来るため、未利用木材の出荷者の労力軽減が期待されます。
なお、ポータブルウインチは、トラックスケールと同様に平成28年度「みえ森と緑の県民税」市町交付金事業を活用し整備されたものです。
メーカー技術者からの説明
ポータブルウインチ機具類の説明
林内で設置した実習
ポータブルウインチ巻き取り指導
荷掛けの実習
搬出実習