1 日時 平成29年6月22日(木)10時から12時まで
2 会場 三重県立図書館読書振興室
3 出席委員 井村正勝委員、岸葉子委員、岡野裕行委員、高屋充子委員、中川弘文委員、前田憲司委員、 増田喜昭委員、海住さつき委員、広瀬史子委員、水谷てつ子委員
4 内容
【1】 図書館長挨拶
【2】「どこにも2つの図書館」の指標および平成29年度アクションプログラムの進捗について
(主なご意見など)
・県立図書館は市町立図書館を後ろから支えるだけでいいのだろうか。何かもっと働きかけをすれば、広く県民にとっての県立図書館の存在をアピールできるのではないか。
・各部局との連携に限らず介護施設や病院、ハローワークなど県立図書館へ直接来ることが出来ない弱い立場の方のもとへ出向いて、新しい情報を発信できればいいのではないか。
・今の子ども達はパソコンやスマホなどで情報を得ることで知っているつもりになっている。それでは全国どこでも同じような情報を得ることになり地域性がない。地域の歴史や人々の思いを知るためには地元の物語を生かすことから受け止めていかなければならない。地元の物語や事実、歴史を知る手立ては、図書館が中心になって示していくべきである。
・インターネットでは表層的でダイレクトであるが中身がない情報になりがちである。このままでは今の若者はどうなるだろうかと不安視している。インターネットからいかに本で調べることにつなげるかが重要である。
・昨年、大学生と図書館が協力してウィキペディアタウン伊勢というプロジェクトを実施した。地元の人達自ら街歩きしたり、図書館で地域資料を調べたりして地元の情報発信をする取組である。ウィキペディアタウンでの情報発信にあたり、根拠となる文献を注釈に付けることになっているため、詳細は本で調べることになる。図書館を上手く活用する仕掛けとしていいアイディアだと思う。
・「先進的サービス」の「先進的」とは何か。さらに今まで気づかずに具体化できていないターゲットを明確化すれば、町ごとの特性が見えてくるのでないか。
・子ども達が図書館を好きになり、将来も図書館を利用するような方法が見つかればよい。総合文化センターの高校生来館の機会に県立図書館を利用してもらい、各地で三重県立図書館の話をしてもらえるとよい。
・図書館はもっとオープンにしなければならない。既成概念に囚われず、どこかでイメージチェンジをすることも必要ではないか。
・司書はカウンセラーでもあり、人に本を薦めることの出来るプロとしてやりがいのある仕事である。図書館の既製のイメージは変わっていないが、県立図書館で何かを発見し、自分の高校や町で個性的な発言や行動をするような子どもを育てる役割を県立図書館に期待する。
・どの時代でも、図書館に行かないと調べられないことがあって、それを教えてくれる存在があるという、ある意味専門性のあるところが図書館の魅力なのではないか。
・図書館のイメージを変えるのは難しいが、県民のために変えていこうというスタンスで行けばよいのではないか。
【3】全国図書館大会について
【4】平成29年度年間スケジュールについて
【5】会議の公開・非公開
会議は公開で行いました。傍聴者は1名でした。