1 日時 平成28年6月21日(火)14時から16時まで
2 会場 三重県立図書館読書振興室
3 出席委員 井村正勝委員、坂倉加代子委員、岸葉子委員、高倉一紀委員、高屋充子委員、
中川弘文委員、前田憲司委員、佐藤ゆかり委員、藤田千佐委員、米倉正志委員
4 内容
【1】 図書館長挨拶
【2】 三重県立図書館改革実行計画「どこにも2つの図書館」の指標について
(主なご意見など)
・活動指標について、特に27年度を総括して導き出した数値の具体的な説明を本庁の部局へ行
い、認識されたのか。
・どこに力点をおいた目標値の設定なのか、指標につなげたアクションプログラムになっているの
か説明が欲しい。
【3】 平成28年度アクションプログラムとその進捗について
(1) 平成28年度5月度進行管理シートについて
(主なご意見など)
・アクションプログラム進行管理シートの内容については進捗状況について報告があるが、協議会
の中で図書館職員が気づかないような良い意見が出てもその場限りになっている。事後報告が欲
しい。
・協議会の中で出た意見を一つのアイディアとして特記事項に入れてはどうか。
・サミットでは三重県をアピールするよい機会となり、図書館でも文学コーナーの企画展「三重か
ら世界へ~伝統工芸を担う若者たち~」を開催したが手応えはどうだったか。
・大学紀要等の廃棄については、大学で紀要を閲覧することが可能だから廃棄作業を行うのか。
・図書館職員の相互派遣の案内についてもう少しわかりやすく工夫したほうがいい。県立図書館の
先進的サービスの取組を紹介しつつ意見交換の場として相互派遣を提案したり、これまで行って
きた相互派遣の内容を案内に添付するなど他の館がイメージしやすくすると応募しやすくなるの
ではないか。
・資料の受け入れが困難な中、保存図書館の役割はなかなか果し得ないが、特色ある資料の充実と
いう視点から、地域資料の消滅を防ぐことは重要である。前近代の資料については受け入れ先が
あるが、近代の資料はそうもいかない。特に昭和初期の資料は価値があっても引き取り手がない
。県立図書館はこれに対して何らかの対応をしていくことが望ましい。
・旧家でかつての所蔵家の寄贈の申し出に対し、たくさんの資料から価値あるものを選び出すため
に郷土史家や文学に詳しい人達を外部組織として報告を受けるというのはどうか。
・地元の人への協力を制度化、組織化するのが県立の役割である。
・寄贈する側にリストを作ってもらうのは難しい。選び出す本の冊数が少なくてもできる範囲で
手をつけていくしかない。
・高校の学校図書館の貸出冊数が減少している。子ども達が忙しいというのもあるだろうが、無読
率が増えているのが気になるところである。スマホが原因でもなさそうである。電子書籍などい
ろいろなメディアがある中で、一生通して本を好きな子どもを育てていきたいと考えている。ま
た、子ども達が目的の本を探すまでの過程で道草することは大きな学びになるので、図書館とい
う環境に自ら足を運ぶような手立てを考えたい。
・蔵書と研修は県立図書館の大事な仕事である。予算のない中新しい本ばかりに目を向けず、分野
に偏りなく古い本を見直すことが大切である。しかし、実際は図書館に寄贈するより古本屋へ売
りに行く風潮がある。いろんな団体と協力しながら本を残していくシステムを作ってほしい。例
えば有償ボランティアとして協力してもらう方法もある。
・最近読み聞かせグループが増えているが、中には単に子どもが喜びさえすればいいというやり方
で活動しているグループもあるように見受ける。読み聞かせの意義を学んでもらうためにも図書
館職員だけでなくボランティア向けの研修を社会教育という分野でやってみてもいいのではない
か。
・図書館が先頭に立って博物館や美術館などと協力し、今のままでは埋もれてしまう価値のある古
書を収集できないか。
(2) 進捗に関する意見(アドバイザー)
(3) 進捗についての館長報告
(4) 平成28年度アクションプログラムについて
【4】 会議の公開・非公開
会議は公開で行いました。傍聴者は1名でした。