食中毒警報について
食中毒は年間を通して発生します。このうち、細菌による食中毒は、高温多湿になる夏に多く発生しています。
細菌による食中毒の発生を防止するため、夏期(7月~9月)に、次の気象条件が予想される場合、「食中毒警報」を発令し、県民や食品取扱業者に対して、食品の取扱い等について注意喚起をしています。
食中毒警報発令基準
(1)気温30℃以上が10時間以上継続することが予想される場合
(2)気温25℃以上で相対湿度90%以上が10時間以上継続することが予想される場合
(3)24時間以内に急激に気温が上昇し、その差が10℃を超えることが予想される場合
(4)その他、食中毒及び感染症の発生状況等を勘案し、特に必要があると認める場合
なお、この警報の有効期間は、警報発令後48時間です。
警報発令時の食品等の取扱い注意事項
食中毒予防の3原則は、食中毒菌を「つけない・ふやさない・やっつける」です。
常に心がけるとともに、食中毒警報の発令時は特に次のことを守り、食品の取扱等に注意してください。
1.台所は清潔に
ハエ・ゴキブリの駆除に努めましょう。
2. 調理器具(包丁、まな板など)も清潔に
よく洗ったあと、熱湯をかけたり煮沸したりして消毒しましょう。
肉や魚の下ごしらえは、なるべく専用のものを使いましょう。
3.調理・食事の前に必ず手指の消毒を
殺菌効果のある石けんや石けん液を使いましょう。
調理前や食事前、肉や魚を触った後、トイレの後には必ず手を洗いましょう。
4.冷蔵庫を過信しないで
冷蔵庫は10℃以下に保ちましょう。
扉の開閉は時間を短く、回数は少なくしましょう。
詰め込みすぎに注意しましょう(目安は7割)。
肉や魚は容器に入れ、他の食品に触れないように保存しましょう。
庫内の清掃、消毒は週に1回は行い、整理整頓しましょう。
5.生ものはなるべく避けましょう
新鮮な材料を選び、加熱して食べるようにしましょう。
6.食料品を買ったら、すぐ冷蔵庫へ
買った食品は、短時間でも高温のもとに置かないように注意しましょう。
7. 調理した食事は、早く食べましょう
時間が経ちすぎたものや、少しでも怪しいと思ったら、思い切って捨てましょう。
残った食品を保存するときは、手を洗ってから、早く冷えるように浅い入れ物に小分けしましょう。
残った食品を温めるなおすときも十分に加熱しましょう(味噌汁やスープは沸騰するまで加熱しましょう)。
⾁の⽣⾷や加熱不⼗分などによる食中毒に注意しましょう!
カンピロバクターによる食中毒が多発しています
カンピロバクター食中毒は、近年、全国的にも三重県でも発生の多い食中毒で、生や加熱不足の食肉が原因食品として疑われる事例が多いです。
◇手指をよく洗い、必要に応じ消毒しましょう。
◇食肉等は十分に加熱してから食べましょう。
◇⽣⾁の調理に使用した器具(包丁やまな板等)は十分に洗浄・消毒しましょう。
◇水道水以外の水を使用する場合には、定期的に水質検査を実施しましょう。