子ども食品衛生教室
はじめに
牛海綿状脳症(BSE)の発生や食品の偽装表示事件などが発端となり、食に対する不安・不信感が増大し、安全な食品へのニーズが高まっています。このような中、食の安全・安心を確保するため総合行政としての取り組みを充実し、「三重県食の安全・安心基本方針」及び「行動計画」に基づき、さまざまな事業を実施しております。
その中で、将来の消費者でもある小学校・中学校の児童・生徒を対象に学校教育の中で健康維持の源である「食」について、そのリスクも含めた正しい知識の普及を図り、将来の賢い消費者の育成を図る目的で「子ども食品衛生講座事業」を実施する運びとなりました。
平成8年の腸管出血性大腸菌O―157食中毒発生を契機として学校給食における衛生管理は向上し、学校給食における食中毒は年々減少しましたが、調理実習や校外学習時等での食中毒は相変わらず発生しており、総合的な学習の時間がとり入れられ、生徒児童が食品を取り扱う機会も増えることから、本年度は「食中毒の予防」を中心に「手洗いの大切さ」「食中毒の理解」「食中毒の予防方法」「食中毒と感染症」と小学校低学年から中学校へと使っていただける教材作成をいたしました。
「給食指導(手洗い指導)」「生活科」「家庭科(調理実習時の注意事項)」「保健」「校外学習(食事前の注意事項)」などで是非ご利用いただけたらと思います。
平成14年
三重県健康福祉部 薬務食品チーム
三重県教育委員会 生徒指導・健康教育チーム
三重県健康福祉部 薬務食品チーム
三重県教育委員会 生徒指導・健康教育チーム