用語解説 : 市町の普通会計の決算とは
県内の市町とは
三重県内には、29の市町があります。14の市と15の町です。三重県内の地方公共団体には、県と29市町の普通地方公共団体の外、広域連合や一部事務組合などの特別地方公共団体がありますが、この「三重県内の市町財政の現状」では、これらを含んでいません。純粋に29市町のみを対象としています。
市町村の会計とは
市町村の会計は、通常、一般会計といくつかの特別会計に分かれています。特別会計は、例えば、水道事業、下水道事業、病院事業などの公営企業会計や、国民健康保険事業会計、介護保険事業会計など、法令で設置を義務づけられているものだけでなく、その市町村の事情に応じ、特定の歳入歳出を一般の歳入歳出と区別して別個に処理する会計を設置することができます。
普通会計とは
普通会計とは、地方自治法等の法令により規定されている会計ではありません。「市町村の会計とは」の説明のとおり、個々の市町村によって各会計の範囲が異なってくることなどから、全国集計なり個々の比較なりの統計処理を行う場合に、統一的な基準が必要となり、このために用いられる会計です。通常、一般会計と特別会計のうち公営企業会計や国民健康保険事業、介護保険事業、収益事業などの会計を除いたものが、その範囲となっています。
決算とは
予算とは一定期間(その年度)における収入支出の見積もりですが、決算とは歳入歳出予算の執行の実績について作成される確定的な計数です。