県内市町の令和4年度普通会計当初予算の概要について
※令和4年6月30日 対前年度差額及び対前年度伸率の数値を訂正しました。また、関連資料内の数値についても一部訂正を行っています。1 予算規模
- 令和4年度における県内29市町の普通会計の当初予算総額は、7,792億29百万円で、前年度と比べて217億60百万円(2.9%)の増となっています。
- 首長選挙の関係で、骨格予算を編成した名張市、大台町、玉城町、紀宝町を除いた25市町での当初予算総額は、7,324億55百万円で、前年度と比べて223億62百万円(3.1%)の増となっています。
- 集計結果は別紙1、予算規模及び主な増減理由等は別紙2のとおりです。
2 歳入・歳出の状況
※以下、骨格予算編成の名張市、大台町、玉城町、紀宝町を除く25市町について分析しており、昨年度、骨格予算編成を行った市町は肉付け後の予算額で比較しています。
歳入の状況
- 地方税については、2,714億43百万円で、前年度と比べて119億68百万円(4.6%)の増となっています。
- 地方交付税については、1,154億23百万円で、前年度と比べて76億13百万円(7.1%)の増となっています。
- 地方債については、541億19百万円で、前年度と比べて53億78百万円(9.0%)の減となっています。
- 国・県支出金については、1,514億58百万円で、前年度と比べて64億25百万円(4.4%)の増となっています。
歳出の状況
- 人件費については、1,441億55百万円で、前年度と比べて15億85百万円(1.1%)の減となっています。
- 扶助費については、1,470億67百万円で、前年度と比べて25億62百万円(1.8%)の増となっています。
- 公債費については、682億65百万円で、前年度と比べて5億51百万円(0.8%)の増となっています。
- 普通建設事業費については、761億16百万円で、前年度と比べて138億80百万円(22.3%)の増となっています。
( 用語の説明 )
◎骨格予算
地方自治体の予算は年度開始前に議会の議決を経る必要がある(地方自治法第211条)が、新年度に首長
選挙があり政策的経費を予算に計上することが馴染まない場合等に、政策的経費の計上を避けて予算編成を行
う。これを慣例的に骨格予算といい、補正予算で政策的経費を改めて計上することを肉付けという。
◎普通会計
地方自治体ごとに各会計の範囲が異なり、財政比較や統一的な把握ができないため地方財政統計上統一的に
用いられる会計。一般的には公営事業会計以外のものを一つの会計としてまとめたものをいう。
※ 一般会計・特別会計
特別会計は、特定の事業を行う等、一般の歳入歳出と区分して経理する必要がある場合において設置する
会計(地方自治法第209条)で、それ以外の広く一般に歳入歳出を管理する会計を一般会計という。
※ 公営事業会計
特別会計のうち、
(a) 水道、病院、下水道などの公営企業会計
(b) 自転車競走、モーターボート競走などの収益事業会計
(c) 国民健康保険事業会計
(d) 後期高齢者医療事業会計
(e) 介護保険事業会計 等を指す。