横断歩道は歩行者優先!
横断歩道の歩行者優先は「マナー」ではなく「ルール」です。
道路横断時における重大な交通事故が発生しています。道路交通法第38条において、車両等は、信号機のない横断歩道に近づく際、横断しようとする歩行者が明らかにいない場合を除き、停止できるような速度で進行することや、横断したり横断しようとする歩行者がいる場合には手前で一時停止しなければならないことが定められています。
三重県警察では、”38”を模したシンボルマークの広報用ステッカー等を活用し、「三重県から歩行者保護の行動(ACTION)を起こす」ことにより信号機のない横断歩道における停止率向上につなげ、横断歩行者の交通事故ゼロをめざす「ACTION38キャンペーン」に取り組んでいます。
ご存知ですか?「ダイヤマーク」
信号機のない横断歩道の手前には原則、ダイヤマーク(横断歩道又は自転車横断帯ありの意味)の道路標示があります。ドライバーの方は、このダイヤマークがあるところでは、アクセルから足を離し、その先の横断歩道に歩行者等がいた場合に、確実に停止できるよう準備しましょう。
県内の横断歩道での交通事故状況
令和5年中の車対人の人身事故の件数は338件発生しており、そのうち歩行者が道路横断中であった事故は185件で、そのうち105件は、横断歩道を横断中に発生しています。また、道路横断中の死者は10人で、そのうち横断歩道を横断中の死者は2人(全死者の3.0%)となっています。
横断歩道における歩行者優先は、「マナー」ではなく、法律で定められた「ルール」です。横断歩道における歩行者優先意識を社会全体で高めましょう。
JAF(一般社団法人日本自動車連盟)による停止率調査結果
県内の信号機のない横断歩道での歩行者横断時における一時停止率(令和6年8月 JAFによる調査結果)は64.3%で、全国ワースト1位となった令和元年度の3.4%と比較し、大幅に増加しましたが、未だ4割近くの方が、停まっていない状況です。横断歩道は歩行者優先!無事故・無違反チャレンジ123
チャレンジ実行委員会では、運転免許証を取得している3名でチームを組み、お互いに安全運転を呼びかけながら123日間の無事故・無違反に挑戦する「無事故・無違反チャレンジ123」の取組により、県内における交通事故防止を推進しています。リンク:横断歩道は歩行者優先!無事故・無違反チャレンジ123
歩行者にもルールがあります
交通事故死傷者となった歩行者の一部にも、横断歩道外の横断や飛び出しといった交通ルール違反があったという実態があります。交通事故から身を守るため、歩行者も、横断歩道の通行、横断禁止場所の横断禁止、走行車両の直前直後の横断禁止、信号遵守などの交通ルールを守るとともに、正しい交通マナーを実践しましょう。
リンク:交通弱者(歩行中、自転車乗車中)に関する主な交通ルール
横断歩道”ハンドサイン”キャンペーン
横断歩道を横断する際、少し手を上げるなどの意思表示により、停止率は大幅に上がります。三重県警察では、横断歩道を横断する際に少し手を上げるなどにより横断する意思を表示する「横断歩道”ハンドサイン”キャンペーン」を実施しています。
横断歩道“ハンドサイン”キャンペーンのポイント
◇少し手を上げ渡る意思表示◇安全確認してから横断
◇横断中も周りに注意
「横断歩道”ハンドサイン”キャンペーン」 チラシのダウンロードはこちらから