伊勢の建築物
NO.3 徴古館
神宮徴古館は、左右対称のいわゆる品の字型のプランである。元来は1階建てで、煉瓦構造に木造の小屋組を架けて、中央ホールには角ドームが上がっていた。現在の建物は、昭和20年に戦災を受けた後、昭和28年に復興改築されたもので、その際、鉄筋コンクリート、一部鉄骨で補強し、2階を設け、屋根の中央ドームは取り除かれ、その部分の正面を切妻としそれ以外は寄棟とした。
〇概要
設計: |
片山東熊(かたやま とうくま)、高山幸次郎 |
同設計者の 建築物: |
片山・高山)迎賓館赤坂離宮(明治42年)、 片山東熊)奈良国立博物館本館(明治27年)等 |
施工: | - |
竣工: | 明治42年 |
構造: | RC(鉄筋コンクリート)造2階 |
参考文献) |
川添登 他,伊勢の建築弐拾傑,(社)三重県建築士会 |