管内概要
当建設事務所の所管区域は、三重県の中南部に位置し、北は穏やかな伊勢湾に、南は太平洋の荒波が押し寄せる熊野灘に面し、西は東紀州に、東は志摩地域に接しています。伊勢市を中心に、玉城町、度会町、大紀町及び南伊勢町の1市4町で構成されており、面積859.5平方キロメートル、人口165,886人(令和2年度三重県勢要覧総人口)になっており、都市機能の充実や周辺市町を結ぶ交通基盤の整備が急がれています。この地域は伊勢湾に面した伊勢平野、内陸部の中山間地域及び熊野灘に面した沿岸地域の3つに分けられます。
伊勢平野
伊勢神宮・二見浦(夫婦岩)等の歴史的遺産が多数点在し、リアス式海岸を形成する風光明媚な志摩地域と連携して神宮参拝と保養を兼ねた観光地として全国的に有名な地域です。中山間地域
林野面積が大半を占め耕地面積は少ないが、良質なお茶(度会茶など)、酪農(大内山)を中心としている農林業地域です。熊野灘沿岸地域
リアス式海岸や美しい島々を背景に漁業を中心としている地域です。
鉄道網としてはJR紀勢本線・参宮線と近畿日本鉄道山田線・鳥羽線の2社4線があります。
道路は、近畿圏・中部圏への高速アクセス道路である近畿自動車道伊勢線、同紀勢線、伊勢二見鳥羽ラインを軸に、国道23号、42号、167号、260号の4路線を幹線として県道43路線が有機的に連絡し、道路網を形成しています。
現在、国道260号などの道路整備、国道42号(池の浦橋)の橋梁架替、都市計画道路 外宮度会橋線・外宮常盤線の電線共同溝整備、一級河川桧尻川・大内山川などの河川整備、宮川水系小平谷などの砂防施設整備、管内における維持管理業務などを進めています。