記事作成:三重大学4年 小森 匠
三重県最南端の紀宝町。ウミガメを見られる道の駅「ウミガメ公園」が有名です。公園内の物産館2階にあるレストランでは、「紀和牛カレー」や「しらす丼」を食べられます。ここに来たら必ず紀和牛カレー!私の定番の楽しみなのです(笑)このレストランで使われているお米が「飛雪米」。紀宝町の浅里(あさり)という小さな里でだけ作られているお米です。今回は飛雪米の秘密をご紹介します!
紀宝町浅里は山の中にある小さな「里」
最寄り駅は三重県ではなく和歌山県。JR新宮駅から車で約40分。自然の広がるのどかな山道の先に、三重県の秘境 浅里があります。
「飛雪米」の名前の由来は、浅里を象徴する滝
「にほんの里100選」に数えられる浅里。そこには「飛雪の滝」という滝があります。その昔、紀州藩主 徳川頼宣が、天から舞い降りるように流れ落ちる滝を雪に例えたことから「飛雪の滝」と呼ばれるようになりました。飛雪米は、この滝の水で作られているのです。
地元の「おじやん」が手塩にかけた2種類の飛雪米
飛雪米を手がけるのは共同営農グループ「百姓塾」。「おじやん」と親しまれる地元の農家さんの集まりです。実は飛雪米には2種類の米があります。ひとつは、粒が大きくもちもち感が売りの「結びの神」。もうひとつは、粘りと硬さの調和がとれた「コシヒカリ」。それぞれ違った美味しさを実感できます。
どちらの飛雪米も、ウミガメ公園の物産館1階で販売中!私も今度公園に行ったら買うつもりです!
ちなみにお値段はこちら。
結びの神:3kg 1,800円 5kg 2,800円
コシヒカリ: 3kg 1,500円 5kg 2,500円
コメント
私は3年間、浅里に県の事業で訪問する中で、飛雪米の存在と美味しさを知りました。「少しでも多くの人に食べてもらいたい!」と思い、毎年「三重大学祭」で飛雪米を20kg販売してきました。昨年は2日目の午後には完売したのですよ。余ったら全部食べてやろうと思ってたのに(笑)