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平成29年08月09日

座談会(東京会場)開催レポート

三重県南部地域で暮らす若者のホンネ!若手しゃべり場座談会開催レポート(東京開催編)

 田舎暮らしに心惹かれている、地元に帰りたいという若者を対象にしたイベント、『若手しゃべり場座談会』を開催しました。
 第一部は、「わくわくパネルトーーク」と題して、南部地域で暮らすゲスト、都会の学生、三重県の学生による座談会形式のディスカッションや質疑応答を行いました。第二部ではグループに分かれて「ワ~~ルドカフェ」を実施。三重県南部地域と都会のライフスタイルについて付箋や模造紙を使用しながら自由に意見を出し合いました。
 こちらの記事では、三重県南部地域で暮らす若者のホンネと題して、若手しゃべり場座談会開催レポート(東京開催編)をお送りします。

【2017年1月14日(土) 14:00-18:00 NPO法人ETIC. 参加人数:16名】

ゲストに聞いた!地元への思い

ゲスト①:Hさん
・男性
・尾鷲市出身、尾鷲市在住
・地元若者団体 代表

ゲスト②:Iさん
・女性
・志摩市出身、志摩市在住
・金融機関勤務

ゲスト①:Hさん

尾鷲を離れて働いていましたが、ある時、地元の人と集まって話をする機会があり、そこで言っていたんです。「尾鷲に帰るたびに、シャッターを下ろしているお店が増えている。このままでいいのか?僕らが立ち上がらないと僕らの次の世代が苦労するし、今までの人にも申し訳ない」。それを聞いて、“じゃあ俺帰るわ”と。ただそれだけです。

ゲスト②:Iさん

私はあまり「自分が地元をなんとかしたい」っていう気持ちはありませんでした。帰った理由は、どちらかというと「三重でゆっくりしたい」という想いからです。三重県は、居心地がいい、とか言われていたんですけど、なにより、家族がいて、地元の知り合いも周りにたくさんいるので、生活する上で居心地がいいんです。それと、生活して、結婚して子供も産んで子育てするなら、やっぱり自分が育ってきた環境と同じ環境で育てていきたい、暮らしていきたいと思います。

田舎の周りの人の余計なお世話は「やさしさ」

ゲスト①:Hさん

「○○ちゃんどうしとるらしいよ」
地方はこうした噂がすぐ広まってたりするけど、それは優しさやと思います。
気にしてくれていて、そして心配してくれているんですよね。
余計なお世話だと思う人もいるかもしれませんが、でも、都会はそういうことがないということは、他人に興味がないからという場合もありますよね。
そう考えると、田舎の周りの人の余計なお世話は「やさしさ」なんですよ。

地域は情報がうなっている

ゲスト①:Hさん

都会と田舎では情報の熱量が違うと思います。それでいうと、東京の方が情報の量は多いけど、熱量は地方の方が多い。僕はその中で、「熱い」というか、「濃い」ものを欲しいと思っています。そして真実の情報が欲しいですね。生の意見、自分で体験して得た意見と書面を通して入る意見とは全然違います。地域のほうが情報がうなっています。住んでみないと、例えば尾鷲のぶりが美味しいってわからないですよね。これがリアルな、濃い情報です。

45Lの袋満タンで500円って何?

ゲスト①:Hさん

暮らしということを考えると、東京は便利すぎる一方で、家賃や交通費といった支出がかなり高い気がします。そして通勤に高いお金をかけていても、朝は満員電車にもまれる30分は避けられないですし、そういった面のストレスは東京のほうが絶対かかりますよね。
田舎では、町を歩いているときの「兄ちゃん、これもってけ!」の一言のおかげで食費がかからないこともしばしばありますね。
前から歩いてきたおっちゃんが「カツオ一本持ってけ~」といってカツオをくれたり、
なんていうこともあるんです。
他にも、ミカン一つを例に挙げると、東京だと、5・6個入ったもので400円とかしますよね。
尾鷲だと45Lのポリ袋満タンで500円なんです。
こういうところが魅力じゃないかとも思います。

とことん安い家賃

ゲスト①:Hさん

収入の差といわれると都会のほうが高いのはありますが、
もう一方の事実として、地方のほうが自分の使えるお金は増える、という面もあるかと思います。
例えば、家賃を聞くと震えあがるくらい安いんです。
尾鷲だと、一軒家を借りるのに、だいたい月3万円くらいなんです。
一部の地域だと、1万円切る場所もあるくらいです。

人のありがたみ、愛を知る田舎ぐらし

参加者:Fさん

地元にお盆もお正月も毎回帰っているんですけど、帰ると、みんな生まれ育った環境が一緒なので、言葉にしなくても伝わったり、居心地がすごくよかったりします。
そんな環境の中で思うのが、人のありがたみ、つながり、愛を教えるのは田舎。個々のスキルを育てるのは都会なのではないかと思います。

感想とまとめ

東京の座談会では、様々なライフスタイルを持ち、それぞれの考え方を体現している人たちと濃密な時間を過ごすことができました。

会全体として地元出身者が集まったこともありイベントはかなり盛り上がりました。都会と地方、それぞれの良いところを再確認しながら、将来の自分にとって、どこに住まうべきかを考え直す良いきっかけになったのではないでしょうか?
記事をご覧の皆さんにも、そのように感じていただければ幸いです。大阪開催編もあわせてお読みください。

本ページに関する問い合わせ先

三重県 地域連携・交通部 南部地域振興局 南部地域振興企画課 振興企画班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁2階)
電話番号:059-224-2192 
ファクス番号:059-224-2418 
メールアドレス:nanbu@pref.mie.lg.jp

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