長島港
沿革と概要
長島港は、出入りの激しい半島とすぐ背後に山地が迫る磯浜とが複雑に入り混じった、典型的なリアス式海岸にあります。江戸時代、当地の人々の生活の糧は、豊富な森林資源のもたらす薪炭の生産と、前面に広がる熊野灘の海の幸でした。長島浦(長島)周辺の豊かな漁場を有し、熊野灘沿岸地域で1、2を争う漁業の街として栄えており、港では月1回港市が開催され、地域内外から買い物客が訪れ、にぎわいをみせています。物資の流通も盛んになり、回船の発達によって木材・薪炭や漁業生産物は江戸・大阪・名古屋方面の市場に直接結ばれ、運び出されていました。現在では、長島港は漁業の拠点・基地として港からトラック輸送により、大阪・東京方面の消費地へ送られる魚の主要な供給地となっています。
また、この恵まれた海・山の自然を活かした熊野灘レクリェーション都市内には、ホテル・コテージやオートキャンプ場などの宿泊施設、プール、テニスコート、海水浴場まで多彩な施設があります。
主要な港湾施設の現況
係留施設
施設名 |
水深(m) |
延長(m) |
岸壁 |
-4.5 |
300.0 |
-5.5 |
120.0 |
物揚場 |
-3.0 |
140.0 |
-3.5 |
221.0 |
-4.0 |
424.0 |
水域施設
名称 |
水深(m) |
延長(m) |
幅員(m) |
航路 |
-4.0 |
1,200.0 |
40.0~80.0 |
名称 |
水深(m) |
面積(千m2) |
泊地 |
-3.0 |
13.3 |
-4.0 |
46.9 |
-4.5 |
6.8 |
港勢
入港船舶
年 |
隻数 |
総トン数 |
H24 |
19,385 |
191,515 |
H25 |
18,859 |
183,960 |
H26 |
17,925 |
132,662 |
H27 |
17,765 |
225,264 |
H28 |
17,646 |
219,153 |
H29 |
17,568 |
103,107 |
H30 |
17,266 |
101,462 |
R1 |
16,654 |
110,385 |
R2 |
14,320 |
84,480 |
R3 |
14,304 |
84,595 |
R4 |
12,174 |
68,144 |
取扱貨物量(単位:t)
年 |
移出 |
移入 |
H24 |
3,250 |
13,456 |
H25 |
3,600 |
14,586 |
H26 |
3,600 |
17,063 |
H27 |
3,576 |
15,600 |
H28 |
1,950 |
15,978 |
H29 |
1,700 |
203,904 |
H30 |
1,800 |
148,674 |
R1 |
1,450 |
50,184 |
R2 |
1,410 |
7,650 |
R3 |
1,000 |
7,300 |
R4 |
600 |
7,270 |
取扱貨物の品種別数量(R4)
移出・移入(単位:トン)
品種 |
移出 |
移入 |
水産品 |
0 |
6,300 |
重油 |
600 |
970 |
合計 |
600 |
7,270 |
港湾区域
港湾名 |
所在地 |
港湾区域 |
備考 |
略図 |
長島港 |
紀北町 |
旧長島町と旧三野瀬村町村界三角点(136.5メートル)から大石を経て多田ヶ瀬突端に至る線及び陸岸により囲まれた海面並びに赤羽川最下流道路橋下流の河川水面 |
昭和27年9月1日
運輸大臣認可 |
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