賢島港
沿革と概要
英虞湾に広がるいくつもの入り江と、個性的な島々。伊勢志摩リゾートの中核に位置する賢島港は、昭和4年(1929年)に建設された、比較的新しい港です。周囲を海で囲まれた志摩半島の交通は船が頼りで、特に奥志摩の人々は現在の鵜方浜までは船便で、そこから近郷、伊勢などへは車を利用していました。しかし鵜方浜は底が浅く、船の発着に不便であったため、賢島に注目した鵜方の森本氏が志摩電気鉄道(現・近鉄志摩線)を開通させるとともに、私財を投じて駅近くまで埋め立てを行い現状に近い賢島港が完成しました。
昭和23年(1948年)には伊勢志摩国立公園の指定を受け、リアス式海岸を望む山々にはホテルが建設され、海では志摩周遊、英虞湾一周観光船が行き交うなど、賢島港周辺は観光開発が進み、わが国でも屈指のリゾート観光地の玄関口として現在に至っています。
2016年5月26日・27日開催の主要国首脳会議(サミット)の開催地に賢島が選出されました。
主要な港湾施設の現況
係留施設
施設名 |
水深(m) |
延長(m) |
物揚場 |
-0.6 |
41.0 |
水域施設
名称 |
水深(m) |
延長(m) |
幅員(m) |
航路 |
-6.0 |
800.0 |
50.0 |
名称 |
水深(m) |
面積(千m2) |
泊地 |
-1.0 |
2.3 |
-2.0 |
9.0 |
港勢
入港船舶
年 |
隻数 |
総トン数 |
H24 |
7,092 |
475,044 |
H25 |
7,363 |
480,202 |
H26 |
7,155 |
481,836 |
H27 |
6,974 |
476,780 |
H28 |
7,607 |
500,997 |
H29 |
7,271 |
488,988 |
H30 |
7,150 |
480,966 |
R1 |
7,104 |
476,028 |
R2 |
6,134 |
371,305 |
R3 |
5,999 |
381,391 |
R4 |
5,323 |
386,879 |
取扱貨物量(単位:t)
年 |
移出 |
移入 |
H24 |
50 |
50 |
H25 |
50 |
100 |
H26 |
50 |
100 |
H27 |
50 |
100 |
H28 |
0 |
100 |
H29 |
0 |
100 |
H30 |
30 |
80 |
R1 |
0 |
0 |
R2 |
20 |
70 |
R3 |
20 |
70 |
R4 |
0 |
0 |
取扱貨物の品種別数量(R4)
移出・移入(単位:トン)
港湾区域
港湾名 |
所在地 |
港湾区域 |
備考 |
略図 |
賢島港 |
志摩市 |
賢島三角点(32メートル)から153度300メートルの地点を中心として800メートルの半径を有する円内の海面 |
昭和28年9月22日
運輸大臣認可 |
PDF |