名松線
1 沿革等
昭和10年に松阪~伊勢奥津間が開業したJR名松線(43.5km、全15駅)は、沿線住民の通学や通院、買物などに利用され、地域に根付いた鉄道です。
平成21年10月の台風18号により被害を受けた同線のうち、松阪~家城間(25.8km)は1週間ほどで鉄道による運行が再開されましたが、家城~伊勢奥津間(17.7km)は被害が大きく、バスによる代行運転が続いていました。関係者による努力の結果、平成28年3月26日に復旧し、約6年5カ月ぶりに鉄道による運行が再開されました。
運行再開の様子(平成28年3月26日)
・伊勢奥津駅に停車中の一番列車 ・一番列車が松阪に向けて出発
2 復旧に向けた取組
名松線の復旧に向けて、県と津市、JR東海で協議を重ね、平成23年5月20日に、三者による協定を締結しました。
〔協定の概要〕
・県及び津市は、当該区間の鉄道の安全運行を確保するよう、必要な治山事業、水路整備事業を実施する
・JR東海は、県及び津市の対策事業の完了に合わせて、鉄道施設の復旧工事を完了し、鉄道運行を再開する
・運行再開後についても、鉄道施設が被災することがないよう、対策事業を施した施設及びその周辺の保全を継続的に行う
3 県の取組状況
県は、協定に基づき、下記のとおり治山事業を行いました。
〔治山事業の概要〕
・工 期:平成23年~平成27年3月
・工事費:約4億7,100万円
4 関連情報
津市都市計画部交通政策課 JR名松線のページへのリンク(外部リンク)