うめ
紀南地域(熊野市、御浜町、紀宝町)では、ミカンに次ぐ第2の果樹としてうめ栽培の推進を図り、100haの「うめの郷」づくりを目指しています。
【「うめの郷」について】
三重県熊野農林事務所では、平成11年度から「うめ」による果樹農業の振興、地域の活性化に取り組んでいます。
うめは、紀南地域に隣接する和歌山県が国内の6割のシェアを占める主産地です。当地域においても、従来から約40haのうめが作られていました。
うめは、比較的省労力で収益の期待できる作物であり、柑橘との組み合わせや、柑橘の条件不利地への植栽、高齢者による栽培などが可能で、作付け面積は増加のけ意向にあります。うめ園地の花見等、地域の交流・観光集客として、地域全体の活性化に役立つもの、と期待されています。
管内では、御浜町を中心に国営開拓農地等で作られており、平成17年秋には、約100ヘクタールのうめが植えられています。最近では、和歌山県や奈良県のうめ農家の入植もみられます。
うめ生産者等に対する技術、経営など様々な面からサポートをおこなうとともに、農業改良普及センターや県内外の専門家による技術指導等を行なっています。
(2006.4.1)