たかな
山間地農業の活性化と高齢者の生きがい対策としてたかな栽培による地域振興をおこなっています。
たかな漬は、地域内、県内のみならず全国へ展開していくことができる商品として潜在的な価値を秘めています。
東紀州地域の郷土料理に「めはりずし」というおにぎりがあります。めはりずしは温かいご飯をたかな漬の葉で包んだおにぎりです。このユニークな名称は、「目を見張るほど大きい。」また、「目を見張るほど美味しい。」ということから名付けられました。「めはりずし」の材料となる高菜は、ぴりっとした辛さが特徴で、 熊野市を中心とした中山間地域で冷涼な気候を生かして栽培されています。地域の高菜100%利用のたかな漬が加工販売されています。塩以外何も添加しない手作りの漬物です。
【高菜の栽培】
東紀州地域では、 自家用漬物材料として家庭菜園において栽培されているほか、熊野市及び紀宝町においては、たかな漬加工用に栽培されています。
熊野市では五郷町・飛鳥町を中心に葉の表面が赤い「赤大葉たかな」を、旧紀和町地域では緑色の「青大葉たかな」を栽培しています。
【たかな漬の加工販売】
たかな漬は「熊野たかな振興会」で加工販売されています。
「熊野たかな振興会」は、熊野市内の高菜生産者で構成される「飛鳥たかな生産組合」が母体となっており、高菜の生産、たかな漬の加工販売までを一貫して行なっています。
たかな漬は地域のスーパーや道の駅で販売されているほか、直売も実施しています。
是非一度ご賞味いただき、その品質と味をお確かめください。
熊野たかな振興会
- 飛鳥たかな生産組合 三重県熊野市飛鳥町佐渡226-1
TEL 0597(84)1110
【めはりずしの作り方】
(1) たかな漬は解凍して、水気をよく絞ります。
(2) 軸の先を切り落として、刻みます。かつおぶしと適量のしょうゆと和えて、お好みにより味付けします。
(3) 広げたたかな漬の葉に温かいごはんを盛ります。
(4)(2)の具を芯に入れて包みます。
(5) できあがり。
(2015.4.3)