カンキツ
東紀州のかんきつ産地は海岸線に位置する尾鷲市、紀北町の紀北地域と熊野市、御浜町、紀宝町の紀南地域からなっています。この地域の栽培面積は県内の約65・唐閧゚ています。 主力となる紀南地域の栽培面積は1,038haと県下最大の規模を誇っています。品種構成は温州みかんが全体の約75%を占め、そのうち極早生温州が約50%、早生温州が約40%となっています。 中晩柑の主な品種は甘夏、伊予柑、セミノール、不知火、カラ、サマーフレッシュで、国営開畑団地を中心に栽培されています。ハウスみかんからサマーフレッシュまで温暖な気候と土地条件を活かして年中みかんが採れる地域として種々の品種を栽培しています。 |
東紀州のかんきつ情報については、こちらのホームページもご覧ください。
三重南紀元気なみかんの里創生プロジェクトHP
紀南果樹研究室HP
うめ
紀南地域(熊野市、御浜町、紀宝町)では、ミカンに次ぐ第2の果樹としてうめ栽培の推進を図り、100haの「うめの郷」づくりを目指しています。
【「うめの郷」について】
三重県熊野農林事務所では、平成11年度から「うめ」による果樹農業の振興、地域の活性化に取り組んでいます。
うめは、紀南地域に隣接する和歌山県が国内の6割のシェアを占める主産地です。当地域においても、従来から約40haのうめが作られていました。
うめは、比較的省労力で収益の期待できる作物であり、柑橘との組み合わせや、柑橘の条件不利地への植栽、高齢者による栽培などが可能で、作付け面積は増加のけ意向にあります。うめ園地の花見等、地域の交流・観光集客として、地域全体の活性化に役立つもの、と期待されています。
管内では、御浜町を中心に国営開拓農地等で作られており、平成17年秋には、約100ヘクタールのうめが植えられています。最近では、和歌山県や奈良県のうめ農家の入植もみられます。
うめ生産者等に対する技術、経営など様々な面からサポートをおこなうとともに、農業改良普及センターや県内外の専門家による技術指導等を行なっています。
(2006.4.1)