鈴鹿山麓地域の適合性
鈴鹿山麓地域の適合性は以下のような結果です。
【国の選定基準と鈴鹿山麓地域の適合性】
選定基準(選定基準の内容) | 適合性 |
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1.日本列島上の位置 ●国内のより多くの地域から容易に来訪できる場所であること |
●日本の中心に位置している ●優れた交通条件を有している (第二名神高速道路、リニア中央新幹線、中部新国際空港等) |
2.東京からの距離 ●新幹線等の乗車時間が2時間程度までが適当 ●新首都と東京の距離は概ね60~300km程度の範囲内であることが適当(300km程度の範囲を超える遠隔地については、その他の選定基準に照らして極めて優れた長所を有する場合には検討対象に加える) |
●東京まで約2時間、リニア中央新幹線開通時には約45分 ●東京から概ね300km |
3.国際的な空港の存在 ●新首都の空港は都心部から概ね40分以内で到達できる範囲にあることが望ましい |
●中部新国際空港まで40分程度 ●関西国際空港まで約30分 (リニア中央新幹線開通時) |
4.土地取得の容易性 ●第一段階の新首都開発面積約2,000haの用地の円滑な取得ができることが極めて重要 ●最大限人口60万人規模を要する都市群を形成するため、最大9,000haの用地が存在していることが必要 |
●鈴鹿山麓地域に土地利用転換が容易な適地がクラスター状に約14,400ha存在 |
5.地震災害等に対する安全性 ●東京と同時に被災する可能性の少ない地域であることが必要 ●大規模な地震が発生した場合に著しい地震災害が生じる恐れがある地域は避けることが必要 |
●当該地域を震源とするマグニチュード7クラスの地震の記録はない |
6.その他の自然災害に対する安全性 ●台風、豪雨等による水害や土砂災害等の自然災害により都市活動に著しい支障を生じないよう充分な配慮が必要 |
●伊勢湾台風後、堤防や河川の整備強化を推進し、災害防止に努めている |
7.地形等の良好性 ●極端に標高の高い山岳部や急峻な地形の多い場所は避けることが必要 |
●北部は平坦な扇状地、南部は丘陵地である (標高は概ね200m未満で、平均傾斜度も12%未満である) |
8.水供給の安定性 ●水需給が現在の首都圏の水需・汲謔阨N迫する恐れがある地域は避けることが必要 |
●長良川河口堰からの水の供給が可能であり、水資源を開発する必要はない |
9.既存都市からの距離 ●政令指定都市級の大都市の圏域からは相互に影響を及ぼさないように十分な距離を保つことが必要 ●新首都の近傍の中規模な都市とは相互に連続して一体となった市街地を形成しない範囲で母都市としても依存できることが望ましい |
●名古屋都心部から約60km |
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