(1)調査対象地域の3地域内への移転の性格
1.三重・畿央地域
三重・畿央地域は、関西圏と中京圏にまたがる位置にあり、京都、大阪等との連携に優れている。この地域への移転は、関西圏の再構築を図りつつ、長く我が国の伝統文化の創造と継承に中心的役割を担ってきた畿内の近くに、首都機能を復帰させることになる。東京からの自立性の高い都市圏を形成することにより、国土構造が多極化し、東京依存型の社会構造が変革される姿が想定される。
我が国の伝統文化を生かした21世紀文明の創造を指向する国土づくりを内外に印象づけるものとなる。
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