- facebook
- facebook share
- twitter
- google plus
- line
令和06年10月04日
三重県内の森林由来J-クレジットの取組について
「ゼロエミッションみえ」プロジェクト
カーボンニュートラルの動きをチャンスととらえ、その実現に向けた企業等の積極的な取組を促進することで、県内の産業振興や地域経済の活性化につなげていこうとする「ゼロエミッションみえ」プロジェクトに取り組んでいます。
その柱の一つとして「CO2吸収源対策を契機とした林業等の活性化」を掲げ、県内の森林由来のJ-クレジット等の認証が進み、クレジットの創出に向けた取組の増加を図ることとしています。
三重県の森林保全活動を応援しませんか?~森林由来のJ-クレジットのご案内~
J-クレジット制度とは?
エネルギー設備の導入や再生可能エネルギーの利用によるCO2 等の排出削減量や、適切な森林管理による CO2 等の吸収量を「クレジット」として国が認証する制度です。
森林由来の Jークレジットとは、森林経営活動や植林活動の取組から生じた CO2 吸収量が認証されたクレジットです。
森林由来の Jークレジットは 森林整備の促進に役立てられます。
森林は木材生産をはじめ、生物多様性の保全や災害防止、水源かん養など多くの機能を持ち、CO2の吸収源として地球温暖化防止にも貢献しています。
森林由来のJ-クレジットは、温室効果ガスの排出量削減に取り組む企業等のカーボン・オフセットや、森林整備の促進等に役立てられます。
三重県では、「伐って・使って・植えて・育てる」という森林資源の循環利用を進めるため、J-クレジット制度の活用拡大に取り組んでいます。
J-クレジットの活用方法
Jークレジットの特徴をふまえて、企業の目的に合ったクレジットを選びます。森林由来の Jークレジットによるオフセットと商品・サービスを組み合わせることで、「地域の森林保全」、「環境への配慮」といった付加価値が生まれます。
Jークレジットを活用することで、三重県の森林を守る活動に積極的な企業・団体として PR することができます。
リーフレットで活用方法や購入メリット等よくある質問を紹介しています。
【リーフレット】
三重県の森林保全活動を応援しませんか?~森林由来のJ-クレジットのご案内~
三重の自然由来カーボンクレジット活用推進に向けた連携プラットフォーム(令和6年10月11日設立)
三重の自然由来カーボンクレジット活用推進に向けた普及啓発、情報発信及び情報共有を行うため、「三重の自然由来カーボンクレジット活用推進に向けた連携プラットフォーム」を令和6年10月11日(金)に設立しました。当日は、森林由来のJ-クレジットの動向や活用方法等に関する理解促進を目的とした普及啓発セミナーも同時開催しました。
詳細は
こちら。
三重県内で創出されている森林由来のJ-クレジット(令和6年10月時点)
各取組の詳細を知りたい場合や購入を希望する場合には、各プロジェクト実施者にお問い合わせください。
※販売予定を含んでいます。今後、内容は変更となる可能性があります。
取組内容
プロジェクト名:三重県大台町宮川流域における持続可能な森林管理プロジェクト
認証量:7,845t-CO2 (平成20~24年度、令和2年度創出分)
販売可能量:約1,000t-CO2 (令和6年7月時点)
販売価格:10,000~14,000円/t-CO2(相対取引)
対象者:県内外企業・団体
販売時期:随時
特徴
大台町は旧J-VER制度からJ-クレジットの創出に取り組んでおり、町内全域が「大台ヶ原・大峯山・大杉谷ユネスコエコパーク」として、「生物圏保存地域(Biosphere Reserve)」に登録されています。
この背景を基に大台町のJ-クレジットを購入される企業に、CO2のオフセットと合わせて地地域性苗木による、「多様性のある森づくり」を体験していただくことで、森林や環境への理解とその知見を深め、町と企業の発展にも貢献できるものと位置づけて推進しています。
販売収益の活用
J-クレジットの販売収益は、「大台町自然との共生基金」に積み立て、行政、企業、住民の一体的な取り組みを進めることで、社会全体の地球温暖化防止対策の促進と、地域の活性化に繋がる「多様性のある森づくり(植樹活動)」に活用します。
お問い合わせ先
大台町 森林課
電話:0598-82-3794
問い合わせフォーム:
森林課へのご意見・お問い合わせ/大台町 (odaitown.jp)
取組内容
プロジェクト名: 三重県松阪市 未来につなぐ森林管理プロジェクト
認証量:1,591t-CO2 (令和4年度創出分)
販売可能量:770t-CO2 (令和6年7月時点)
販売価格:未定
対象者:松阪市内に事業所を置く企業
販売予定時期:令和6年12月から(1か月程度の募集期間を想定)
特徴
市有林及び私有林(計436ha)を適切に管理する「未来につなぐ森林管理プロジェクト」が国の認証を受け、令和6年3月に初めてJ-クレジットを取得し、松阪市内の企業へ販売することで、CO2の排出と吸収が地域で循環する社会の構築をめざします。
販売収益の活用
販売収入は松阪市地域好循環創造基金に積み立て、森林管理などに活用します。
お問い合わせ先
松阪市 産業文化部 企業誘致連携課
電話:0598‐53‐4366
E-mail:
kig.sec@city.matsusaka.mie.jp
問い合わせフォーム:
松阪市未来につなぐ森林管理 J-クレジット ご意見フォーム (logoform.jp)
取組内容
プロジェクト名:「22世紀に向けたサステナブルシティ尾鷲の実現」のための森林吸収プロジェクト
認証量:未定(令和6年度中に認証予定【約1,200t-CO2】)
販売可能量:未定(令和6年度中に認証予定【約1,200t-CO2】)
販売価格:ご相談のうえ決定します
対象者:企業・団体・個人
販売時期:随時
特徴
尾鷲市では、脱炭素社会の実現と持続可能なまちづくりに取り組む「尾鷲市ゼロカーボンシティ宣言」を行い、森林の保全を通じた温室効果ガスの吸収量の増加、温室効果ガスの排出削減の取り組みを進めています。
(株)paramitaが運営する「SINRA」プロジェクトにおいて、ブロックチェーン上にてデジタルアートに尾鷲市の環境価値(Jクレジット)の名義書き換え権を紐づけたNFTを販売しており、J-クレジットを企業だけでなく個人にも販売することで、関係人口の創出につなげています。
販売収益の活用
販売収益を基金化し、尾鷲市有林における境界の確認業務(次年度以降にJ-クレジット認証を目指す対象地の測量及びシステム構築)や、尾鷲市での生物多様性と林業が両立する森林整備事業などに活用します。
お問い合わせ先
尾鷲市 水産農林課 市有林係
電話: 0597-23-8262
問い合わせフォーム:
【水産農林課 市有林係】へのお問い合わせ | 尾鷲市 (owase.lg.jp)
三重県
取組内容
プロジェクト名:三重県名張市国津県行造林地におけるJクレジット創出プロジェクト
認証量: 未定(令和6年度中に認証予定【約1,000t-CO2】)
販売可能量:未定(令和6年度認証予定量【約1,000t-CO2】)
販売価格:未定
対象者: 県内に事業所を置く企業等
販売時期:令和7年度に販売を実施予定
特徴
J-クレジットの活用による森林整備の促進のため、県自ら県行造林におけるJ-クレジット認証に取り組み、申請から認証、販売までのプロセスを把握するとともに、効率的な認証手続きや効果的な販売手法について検証し、そこで得られた知見・ノウハウを普及する取組を実施しています。
取組紹介HP:
三重県の森林・林業におけるJ-クレジット制度の活用について
・県内の森林のCO2吸収量を簡易に算定する「クレジット創出量計算シート」の作成
・森林由来のJ-クレジットの創出者向けのセミナーを開催
・航空レーザ測量と林分収穫表及びそれを活用した地位級等の情報基盤の公表
販売収益の活用
販売収益は県行造林における森林管理に活用します。
問い合わせ
三重県農林水産部森林・林業経営課
電話:059-224-2564
mail:shinrin@pref.mie.lg.jp