糖尿病の発症予防や重症化予防のために、糖尿病性腎症重症化予防プログラム等による地域と医療が連携した取組や多職種の連携による患者への療養支援が必要とされています。これらの取組が患者の身近な地域で効果的に行われるよう、糖尿病に対する専門的な支援ができる人材を広く育成するため、多職種連携の研修会を開催しました。
日 程 令和6年11月16日(土)9:15~15:00
会 場 三重県勤労者福祉会館 講堂
対 象 医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、管理栄養士・栄養士、理学療法士、臨床検査技
師、歯科衛生士、行政職員等
参加者数 38名
所属別内訳 職種別内訳
看護師・准看護師 | 8 |
保健師 | 16 |
管理栄養士・栄養士 | 10 |
歯科衛生士 | 3 |
その他 | 1 |
医療機関 | 17 |
行政 | 19 |
保険者 | 1 |
その他 | 1 |
研修プログラムはこちら
【結果】※参加者アンケートより一部抜粋
◆研修を受講して、職場で取り組もうと思ったこと
・保健指導の時、疾病に対する本人の思いを確認する。受け止め方を知ってから支援していく。
・栄養指導時に腎症のリスクや危険性まで幅広く理解を得られるよう心掛ける。
・e-GFRの推進の確認、PTの理解度や思いを確認する。
・患者さんをいろんな方面から見てアセスメントして継続した声かけを行う。再アセスメントする。
・対象者への見える化(検査数値経年結果)
・日本糖尿病協会HPの腎機能チェックツールはさっそく腎症受診勧奨者や保健指導対象者に使用する。
・レジスタンス運動の紹介
・血糖と血圧の関係を見る。
・今日の研修内容を共有する。
・支援する仲間を増やす。(地域レベルで)
・他職種での意見交換を大事にする。
・糖尿病透析予防指導の院内ポスターを作成し掲示する。
*多数の前向きなご意見をいただきました。患者さんへの向き合い方、活用ツール、具体的指導方法、また他
職種連携の必要性等多くのことを確認していただけたように思います。研修会の内容を有効にご活用いただ
き、引き続き糖尿病発症予防・重症化予防に取り組んでいただければと思います。