令和3年度からは、一般社団法人プレハブ建築協会のご協力のもと県内の仮設住宅建設候補地において、実際に必要となる調査を現地で行い、住宅の配置計画を検討する実践的な実地訓練を行っています。
(令和3年度応急仮設住宅建設シミュレーション訓練についてはこちら)
令和4年度も実際の建設候補地を想定した建設シミュレーション訓練を、紀北町において実施しました。
訓練の概要
〇 日時:令和5年2月10日(金)10:00~16:00
〇 場所:紀北町役場 201会議室
【現地調査場所:赤羽公園】
〇 場所:紀北町役場 201会議室
【現地調査場所:赤羽公園】
三重県における応急仮設住宅建設の流れ等
はじめに、応急住宅建設から撤去までの全体フローや各市町の応急仮設住宅建設候補地リスト等について県職員が説明しました。応急仮設住宅の概略・仕様説明
用地の要件・調査事項の確認
一般社団法人プレハブ建築協会から、応急仮設住宅の一般的なタイプ、仕様、建設までの概略フロー、各者(県、市町、関係団体等)の役割分担等とともに、建設用地の現地における調査事項、その他留意事項等の説明を受けました。建設用地の現地状況確認・調査
班ごとに現地においてチェックシートを参考に、主に地形、インフラ、周辺施設の状況、車や歩行者動線確保等について確認を行いました。配置計画の検討・作図・発表
現地調査の結果を踏まえ、周辺の環境や居住世帯の状況等も考慮しながら、6班それぞれ住戸(6,9,12,15坪)の戸数及び配置、駐車場、集会所、浄化槽・受水槽、通路等の必要数及び配置について検討を行いました。その後、各班から配置計画について説明いただくとともに、プレハブ建築協会の講師からアドバイスもいただきました。
DX活用による配置計画
一般社団法人プレハブ建築協会からDXを活用した配置計画作成のデモンストレーションがあり、条件を入力すると瞬時に配置計画案が作成されていました。参加者アンケートより
参加いただいた市町職員のみなさんからは、「現地を見て他市町の職員の方々と意見交換できて勉強になった。」
「配置計画を策定する際の具体的に配慮しなければならないことなどがとても参考になった。」
などの声をいただきました。