このため、県では、市町や関係団体等とともに応急仮設住宅建設のための各種訓練を令和元年度から行っており、令和3年度は、初めて実際の建設用地(現地)の調査や住宅の配置計画の検討の訓練を実施しました。
訓練の概要
〇 日時:令和4年3月18日(金)10:30~15:30
〇 場所:AGF鈴鹿体育館 大会議室
【現地調査場所:江島総合スポーツ公園】
〇 場所:AGF鈴鹿体育館 大会議室
【現地調査場所:江島総合スポーツ公園】
鈴鹿市の取組紹介
はじめに、国土交通省の「広域巨大災害に備えた仮設期の住まいづくりガイドライン」に掲載された鈴鹿市の取組について、市の担当者から紹介いただきました。応急仮設住宅の概略・仕様説明
用地の要件・調査事項の確認
一般社団法人プレハブ建築協会から、応急仮設住宅の一般的なタイプ、仕様、建設までの概略フロー、各者(県、市町、関係団体等)の役割分担等とともに、建設用地の現地における調査事項、その他留意事項等の説明を受けました。建設用地の現地状況確認・調査
小雨が降る中でしたが、大規模な公園内の2か所の用地について、チェックシートを参考に、班ごとに現地調査を実施しました。主に地形、インフラ、周辺施設の状況、車や歩行者動線確保等について現地で確認を行いました。現地を見ることで初めて新たな課題等についての得られた気づきもありました。
配置計画の検討・作図・発表
現地調査の結果を踏まえ、周辺の環境や居住世帯の状況等も考慮しながら、2つの用地における住戸(6,9,12坪・車いすタイプ)の戸数及び配置、駐車場、集会所、浄化槽・受水槽、通路等の必要数及び配置について6つの班それぞれで検討を行っていただきました。その後、各計画について説明いただくとともに、プレハブ建築協会の講師からアドバイスもいただきました。
参加者アンケートより
参加いただいた市町の職員のみなさんからは、「実際の候補地の確認後の配置計画図の作成はとてもためになりました。」
「やはり実際にやってみることで、具体的にどういった事を考える必要があるかなどを気づくことができてよかった」
などの声をいただきました。