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令和03年08月27日

e-すまい三重

家の周りの擁壁やブロック等は安全か?

家の周りに擁壁・ブロック積・石積み等(以下、擁壁類とします。)がある場合は、次のことを点検してみてください。

擁壁ってなに?

1.擁壁類は安定しているか?

2.擁壁類にクラック(ひびわれ)等はないか?

3.擁壁類の水抜き穴は正常か?

4.石積み・ブロック積などにズレはないか?

5.石積み・ブロック積のすき間から泥水が流れ出ていないか?

6.石積み・ブロック積ハラミ出していないか?

7.擁壁類を増し積みしていないか?


1.擁壁類は安定しているか?

擁壁類が出来た時と比べて、沈下又は隆起している場合は擁壁のある地盤が不安定な場合があります。専門家に調査依頼する事をおすすめします。

2.擁壁類にクラック(ひびわれ)等はないか?

擁壁類にクラック(ひびわれ)がある場合、2つのことが考えられます。1つは乾燥収縮によるもの、もう一つは擁壁類に無理な力がかかってひずみが出たために出来たものです。2つ目のひずみにより出来たクラック(ひびわれ)は修理をする必要があります。原因としてはコンクリートの劣化や設計されていなかった力がかかった等が考えられます。特に大きなクラック(ひびわれ)の場合は出来る限り早く専門家に相談することをおすすめします。

3.擁壁類の水抜き穴は正常か?

擁壁類にはほとんどの場合水抜き穴と呼ばれるものが設置されています。一般には直径75mmのパイプが擁壁の見える部分に設置されています。これは擁壁類の背後に水があると水圧がかかり、擁壁を危険な状態にします。これを防ぐためにも水抜き穴は重要なのです。点検の方法は水抜き穴をのぞき込んで見て「ゴミなどが詰まっていないか。」又は「土が流れ出ていないか。」等をチェックしてみてください。ゴミならば取り除けばいいのですが、土が流れ出ている場合は、専門家に相談されることをおすすめします。

4.石積み・ブロック積などにズレはないか?

石積み・ブロック積は現場で一つずつ積み上げコンクリートを接着剤とする擁壁です。このため目地がどうしても出来てしまいます。この目地は、ほかの部分より比較的弱い部分でここに大きな力がかかると目地が壊れ、石やブロックがずれることになります。つまりクラック(ひびわれ)よりもさらに進行した被害であるといえます。この場合も専門家に相談し、出来る限り早く修理することをおすすめします。

5.石積み・ブロック積のすき間から泥水が流れ出ていないか?

泥水が流れ出てきている場合には擁壁類の裏側の土が不安定になっている場合があり、危険な状態であることが多くあります。このためこのような症状が降雨中等に見られた場合には安全な場所に避難することをおすすめします。また、降雨後も不安定である場合もありますので出来る限り早く専門家に相談されることをおすすめします。

6.石積み・ブロック積ハラミ出していないか?

裏側に土圧(土の圧力)や水圧が部分的に増すことで石積みやブロック積が前方に押し出されることを「ハラミ出す」といいます。この状態も擁壁としては不安定な状態であるので出来る限り早く修理されることをおすすめします。

7.擁壁類を増し積みしていないか?

擁壁類はほとんどの場合、その場所・目的に応じた設計を行っています。十分な安定計算などを行わず、擁壁類の上に新たに擁壁を作ることは宅地を危険にする以外の何者でもありません。このような場所がある場合は専門家に相談し、この状態で安全かどうかの判断を受けることを強くおすすめします。

本ページに関する問い合わせ先

三重県 県土整備部 建築開発課 開発審査班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁4階)
電話番号:059-224-3087 
ファクス番号:059-224-3147 
メールアドレス:kenchiku@pref.mie.lg.jp

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