「2025(令和7)年度 第1回地区別人権教育研修会」の実施について
2025年(令和7)年5月16日(金)に、三重県庁講堂において、高等学校・特別支援学校の人権教育推進担当者等を対象とした第1回地区別人権教育研修会を開催しました。研修では、大阪多様性教育ネットワーク共同代表の土田光子さんから、「自分の人生を豊かに生き抜く力~つくられてきた自分を自分でつくり直す営み~」という演題でご講演をいただきました。その後、参加者どうしで、土田さんのお話から印象に残ったことや気づいたこと等について、感想・意見交流を行いました。
参加者からは、「自分の持つ特権をまず自覚することからだと思った。自分の無意識な思い込みと、刷り込まれた部分、それをあきらめという形で受け入れてしまっていることに気づいた。今一度自分自身を振り返り、『当たり前』と思っていることが本当に『当たり前』なのかを問うていこうと思う」「差別の連鎖を断ち切るために、学校教育が果たす役割は大きいと感じた」「部落問題学習や統一応募用紙の学習では、その個別の事柄を学ぶことに加え、『自分たちの行動で差別をなくすことができる』という意識を持たせたいと思った」等の感想がありました。


講演の様子 感想・意見交流の様子
「2025(令和7)年度 地区別人権学習活動交流会」の実施について
県内5地区において、2025(令和7)年度地区別人権学習活動交流会を開催しました。それぞれの会場で、参加した高等学校・特別支援学校の生徒や教員が、個別の人権問題について学んだり、クラスやサークル等のさまざまな場で取り組んだ人権学習活動について報告し合ったりしました。生徒たちは、意見や感想を交流することで、互いの考えを深めました。参加した生徒からは、「他の学校の取組を聞いて、自分の学校、また、個人で、いろいろな活動をしていきたいと思った」「自分が何となく考えていたことも、人と交流することで、行動にうつそうと思えたり、しっかり考える機会になったりした」等の感想がありました。また、教員からは、「生徒たちの報告が各校とてもよく、グループでの意見交流や質問も活発だった」「他校の取組を知ることで今後の取組へのヒントが得られた」等の感想がありました。
○ 北勢地区:8月 8日(金)三重県四日市庁舎
○ 中勢地区:8月 1日(金)三重県庁講堂
○ 松阪地区:8月 1日(金)三重県松阪庁舎
○ 南勢地区:7月30日(水)三重県伊勢庁舎(津波警報発令のため、安全を優先して中止)
○ 伊賀地区:7月24日(木)三重県立伊賀白鳳高等学校
○ 牟婁地区:8月 8日(金)三重県立特別支援学校 東紀州くろしお学園


感想・意見交流の様子 取組報告の様子