三重県ではへき地医療対策を円滑、効果的に実施するため、平成15年度に三重県庁内にへき地医療支援機構を設置しました。 三重県へき地医療支援機構では、へき地の医療現場で働く方々の支援だけでなく、学生及びへき地医療に興味のある方々を対象とした体験実習や研修会などを開催し、広くへき地医療をPRする活動を行っています。 活動内容の詳細は以下をご覧ください。 |
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1.代診医等の派遣、巡回診療の調整
へき地診療所に対する代診医等の派遣調整
へき地の診療所等の医師が休暇(夏季休暇、学会出張、病休など)を取れるよう、代診派遣調整を行っています。代診派遣調整事務は、県立志摩病院へ委託し、へき地医療拠点病院のご協力により派遣を行っています。
へき地医療拠点病院、へき地診療所とは
無医地区に対する巡回診療の調整
三重県には1箇所の無医地区と2箇所の無医地区に準じる地区があり、へき地医療拠点病院が巡回診療を実施しています。区分 | 地区名 | 市町名 | 実施医療機関 |
無医地区 | 太郎生(たろう)地区 | 津市 | ヨナハ丘の上病院 |
準無医地区 | 和具(間崎)地区 | 志摩市 | 県立志摩病院 |
〃 | 浅里(あさり)地区 | 紀宝町 | 紀南病院 |
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無医地区とは
2.へき地に従事する医師等に対する研修会の立案・実施
三重県へき地医療体験実習・研修会
詳しくはコチラ全国の医学生に、三重県のへき地医療現場を実際に「見て」「聞いて」「感じて」いただき、へき地医療への関心を深めて頂くための実習です。
対象:へき地医療に興味のある医学生 25名程度
日時:8月の木曜午後~土曜(2泊3日)
場所:三重県内のへき地医療機関等
内容:①各医療機関2~3名に分かれての実習
②意見交換会(へき地医療研修会場に集合)
③体験実習報告会
地域医療体験実習(県外実習)
詳しくはコチラ三重県の将来の地域医療の担い手となる医学生に、県外の地域医療に触れて頂くための実習です。
『地域を知る、地域に生きる人を知る、地域の医療を知る』がスローガンです。
対象:医学生(三重県医師修学資金貸与制度の利用者等)数名
場所:県内・県外の医療機関等
みえ地域医療メディカルスクール
詳しくはコチラ県内の医学部医学科志望の高校生を対象に、実際に地域医療の現場を見学し、そこで活躍している医療関係者との交流を通じて、地域医療の魅力を体験し、将来の進路を考える機会を提供します。
三重県地域医療研修センター(METCH)での地域医療研修の提供
三重県地域医療研修センター(METCH)を紀南病院に設置し、「へき地は医者をステキにする」を合言葉に、医学生、臨床研修医等に対して実践的な地域医療研修を提供しています。へき地医療に関する学生教育
三重大学医学部医学・看護学教育センター、公益財団法人市町村振興協会と協働し、三重大学医学部医学科学生への地域医療教育の充実に取り組んでいます。・三重大学での三重県地域医療講義(1年生)
・全市町での地域医療保健活動の調整(1年生・2年生)
・地域枠B学生の推薦者訪問調整、懇談会(年2回)、地域訪問活動の実施(年2回)
・行政機関等現地研修会
3.へき地医療支援連絡調整会議の開催
へき地医療支援事業(代診医派遣調整等)に関して、県内のへき地医療関係者が集まり協議を行います。参加者:へき地診療所、へき地診療所・無医地区を有する市町、へき地医療拠点病院の実務者、
三重県へき地医療担当者、三重県へき地医療支援機構専任担当官など