目的
三重県では、毎年、全国の医学生を対象に、三重県のへき地に立地する医療機関と協力し、へき地医療現場を実際に「見て」「聞いて」「感じて」いただき、へき地医療への興味を深めていただくための研修会を開催しています。
今年度は新型コロナウイルス感染リスクと医療機関への負担を考慮し、従来の方法での開催は中止とし、医学生同士及び現役医師と意見交換できる交流会をオンラインで開催しました。
日程・時間・参加費用
- 日程:令和2年8月18日(火)9:00開始
- 時間:約2時間
- 対象:全国医学生(地域医療に関心のある方)
- 参加費用:無料(通信費は参加者負担)
プログラム
・開催挨拶 加太 竜一(三重県医療保健部長)・講演 小泉 圭吾(鳥羽市立神島診療所 所長)
神島診療所の様子を実際にカメラで映しながら離島ならではの医療について紹介しました。
・講演 鈴木 孝明(三重県地域医療研修センター長)
三重県のへき地医療全般の取り組みや医療体制について解説しました。
・学生・医師意見交換会
学生から医師に対して、学生生活の過ごし方や卒後のキャリア形成について、また、へき地医療について不安
に思うこと等を質問し、各医師に回答してもらいました。低学年の学生は、学生時の勉強に関する内容や学生
時代に挑戦すべき事について、高学年の学生は、医師として働くにあたっての心構えやへき地医療の魅力やラ
イフプラン設計等について相談していました。各医師には、それぞれの質問に丁寧に回答してもらいました。
学生の感想
交流会開催後も数多くの感想が寄せられました。以下その中からいくつかの感想を記載します。
・普段接点のない医師の方と触れ合えるとても刺激のある機会でした。
・実際のへき地の医療現場を知るいい機会だった。
・先生方の学生生活のアドバイスは大変参考になりました。
今後の開催について
令和3年度以降の開催については、開催方法も含めて未定です。また詳細が決まり次第ホームページ上でお知らせいたします。