へき地医療機関における活動事例や研究発表、講演、シンポジウムなどを行いました。
様々な職種や世代の57名の方々にご参加頂き、発表者だけでなく、フロアからもたくさんのご意見を頂きました。
日時:平成25年2月2日(土)13:30~17:00
会場:三重県津庁舎 6階 大会議室
津市桜橋3丁目446-34、(TEL)059-223-5000
研究会の様子
各県からの発表 13:35~
3県から1名ずつ、へき地医療現場で勤務する医師が発表を行いました。
(参加者からのご要望がありましたので、発表スライドのPDFを掲載します。→タイトルをクリック)
1.「CATVを利用した患者教育と啓蒙活動」 加賀見 大介 氏(東白川村国保診療所)
2.「東三河の地域医療について」 齊籐 彰俊 氏(新城市民病院)
3.「紀南病院における、救急隊との円滑な連携を目指す取り組み」 辻 正範 氏(紀南病院)
加賀見 先生 | 齋藤 先生 | 辻 先生 |
講演 14:15~
『三重大学における地域医療教育の取り組み』
講師:堀 浩樹 氏 (三重大学医学部 医学・看護学教育センター センター長)
座長:奥野 正孝 氏 (三重県地域医療研修センター センター長)
(参加者からのご要望がありましたので、配布資料のPDFを掲載します。→タイトルをクリック)
三重大学、三重県、市町、市町村振興協会、地域医療機関等で連携して行っている医学生教育を中心に、先進的な取り組みや、県全体の協力体制について、ご講演頂きました。
また、なぜ三重県の地域医療教育の一環として、海外や県外での地域医療の実習を行うのか?その意義について、ご自身のJAICAでの海外経験をまじえてお話し頂きました。
堀 センター長 | フロアからも活発な質問が。 | 座長の奥野センター長 |
シンポジウム 15:05~
「へき地医療教育は実を結ぶのか?」
各県のへき地医療教育の担当者(県または大学)が、それぞれの実施事業等の取り組みについて説明した後に、実習等に参加した医学生がそれぞれ順に発表を行いました。各県の背景や事情が異なるため、それぞれの取り組みにも特色があり、良い情報交換の場となりました。
また、参加者アンケートからは、「学生実習を受け入れているが、教育担当者からの話を聞いたのが初めてだったので、新鮮だった」「学生からの声は、大変心に響くものであった」「今後もより積極的に協力していきたい(実習協力機関)」等のご意見を頂きました。
三重県 中村氏(事業担当者) | 自治医科大学・三重大学 学生 | 名古屋大学 青松先生 | 名古屋大学 学生 |
岐阜大学 村上教授 | 岐阜大学 学生 | 岐阜大学 学生 |
発表に続いて、村上 啓雄 教授にファシリテーターをおつとめ頂き、実習を担当するへき地医療機関の医師及び医学生で全体討論を行いました。
フロアからも活発な意見を頂きながら、様々な立場からの意見が述べられ、活発な意見交換の場となりました。
フロアから | 全体討論 | フロアから |
発表者及びシンポジスト
(参加者からのご要望がありましたので、発表スライドのPDFを掲載します。→タイトルをクリック)
<三重県>
中村 央 氏(三重県地域医療推進課 主査) ・・・「三重県におけるへき地(地域)医療教育の取組」
宇城 陽子 氏(三重大学 学生)&世古口 知丈 氏(自治医科大学 学生) ・・・「へき地医療教育は実を結ぶのか」
鈴木 孝明 氏(県立志摩病院 副管理者) ・・・座長、シンポジスト
<岐阜県>
村上 啓雄 氏(岐阜大学医学部附属地域医療医学センター 教授) ・・・「岐阜大学医学部医学科におけるへき地医療教育」
高原 万友香 氏(岐阜大学 学生) ・・・「岐阜医療ケアサークル活動報告」
藤岡 昌之 氏(岐阜大学 学生) ・・・「岐阜大学地域配属実習」
傍島 卓也 氏(国保上矢作病院) ・・・シンポジスト
<愛知県>
青松 棟吉 氏(名古屋大学地域医療教育講座 助教)
柴田 淳平 氏(名古屋大学 学生) ・・・「患者による医療機関選択に影響する要因の探索的研究」
中村 一平 氏(新城市民病院) ・・・シンポジスト
懇親会
三重県名物、松阪肉の焼き肉を皆で囲み、研究会では話しきれなかったとばかりに、皆がざっくばらんに会話を交わし、楽しい会となりました。
普段なかなか交流のない、他大学の学生や、教員、へき地医療機関関係者、行政関係者が情報を交換し、今後もより一層協力して様々な取り組みを行っていこうと、盛り上がりました。
演者の皆様、参加者の皆様、研究会を盛り上げて頂き、本当にありがとうございました。