1 概要
三重県教育委員会では、12月13日(火)、「グローバル三重教育プラン」 の取組の一環として、中学生が課題解決力やコミュニケーション力、英語力、郷土への愛着等を育み、積極的に自らの考えや意見を発信することを ねらいとし、本年度3回目となる平成28年度「中学生からの提案・発信」 及び「郷土三重を英語で発信!~ワン・ペーパー・コンテスト~」の入賞者の審査会及び表彰式を実施しました。本年度は、私立中学校4校を含め、計84校(昨年度74校)からの応募がありました。
2 内容
(1)発表会・表彰式の概要
①日時
平成28年12月13日(火)13時30分から16時30分まで②場所
三重県総合文化センター レセプションルーム(津市一身田上津部田1234番地)③出席者
県内公立中学校生徒、教員、保護者等89名④審査委員
県内の大学、関連企業、市教育委員会、県関連部局(戦略企画部広聴広報課、雇用経済部国際戦略課)より構成⑤実施状況
◯「中学生からの提案・発信」部門では、「SNSの活用の仕方や、熊本の被災地に向けて何ができるか、どのように学校の環境を良くしていくかなど、データを分析したり映像を活用したりするなど、説得力のあるプレゼ
ンテーションがなされていた。グローバル化する中で、地域に誇りを持つことがますます重要になってくる。
今後もこうした取組を通じて、地域社会に働きかけていってほしい。」との講評をいただきました。
◯「郷土三重を英語で発信!~ワン・ペーパー・コンテスト~」部門では、「定番に限らず、三重の隠れた名
物、名勝等を取り上げたり、表面的な紹介だけでなく、歴史的な起源、成り立ち、それが何を意味するのかを
発信したりする作品が多く見られた。3年目となる本コンテストは新たな局面を迎えている。英語は道具であ
り、英語を使って何を表現するかが大切である。今後、郷土三重についてより深く学び、英語で伝える活動に
取り組んでほしい。」との講評をいただきました。
◯三重テレビ放送アナウンサーの若林 希さんから、「三重の魅力を発信する、地方アナウンサーの仕事~伊勢志
摩サミットの経験から~」をテーマに講演をいただきました。講演では、腹式呼吸や原稿の読み方の体験など
を交えながら、心を動かす声の出し方や表現の仕方、また、伊勢志摩サミットの取材を例に、地元の元気を
創っていくアナウンサーの仕事について興味深くお話されました。
⑥生徒の様子
〇「中学生からの提案・発信」のプレゼンテーションでは、課題解決に向けた生徒会や委員会等の取組を、グループで編集したスライドやDVDを使って、素晴らしいプレゼンテーション力で発表していました。
〇「郷土三重を英語で発信!~ワン・ペーパー・コンテスト~」では、自分たちの郷土の自然・人物・食べ物・
祭りについて、英語で豊かな表現を交えて発表していました。本年度は、発表だけでなく質疑応答も英語で
堂々と行っていました。
○各グループ、個人ともに、独自のパフォーマンスによって、制限時間内に工夫して発表するなど、事前に十分
な準備を重ねてきている様子が見られました。
○発表者は、審査員からの質問に対して、自分の思いや願いを交えながら、これまでの実践を踏まえ、的確に答
えることができていました。
(2)最終審査結果
①「中学生からの提案・発信」部門(応募総数26作品)
【最優秀賞】
・いなべ市立大安中学校 生徒会「『SNSに関するルール』づくり」
【優 秀 賞】
・津市立美里中学校リーダー研修会参加グループ「津市中学生『ケータイ安全利用宣言』について・『いじめ防止月間』における取り組みについて」
【奨 励 賞】
・四日市市立西朝明中学校 生徒会「みんなでつくる最上級~快く過ごせる学校にする為に~」
・伊賀市立城東中学校 城東の集い
「熊本地震支援バザー~私たちにできること~」
・桑名市立陵成中学校 生徒会執行部
「『AIPの精神』を取り入れた生徒会活動」
【ふるさとサミット特別賞】
・度会町立度会中学校 文化部
「地域を見つめて、ふるさとを発信しよう」
②「郷土三重を英語で発信!~ワン・ペーパー・コンテスト~」部門(応募総数1,066作品)
【最優秀賞】
・鈴鹿市立天栄中学校 2年 加藤 紅葉
「The Best Japanese Sweet」
【優 秀 賞】
・伊勢市立倉田山中学校 1年 上田 乃輝
審査会・表彰式の様子
①開会行事 ②教育長挨拶③提案・発信の発表1 ④提案・発信の発表2
⑤提案・発信発表3 ⑥提案・発信発表4
⑦提案・発信の発表5 ⑧ワン・ペーパーの発表1
⑨ワン・ペーパーの発表2 ⑩ワン・ペーパーの発表3
⑪ワン・ペーパーの発表4 ⑫ワン・ペーパーの発表5
⑬三重テレビ放送アナウンサー若林希さんの講演会 ⑭審査員からの質問
⑮審査委員長からの講評 ⑯審査委員長からの講評
⑰表彰式 ⑱集合写真