環境教育の推進
経緯
本県では、令和2年3月に改定した「三重県環境基本計画」に基づき、環境教育を推進しています。また、令和6年度までの三重の教育のあるべき姿を示した「三重県教育ビジョン」では、「主体的に社会を形成する力の育成」の中の「3 SDGsに向けた課題解決力の育成」において、今後進めるべき施策の方向として次のような提言をしています。
●SDGsに関連する世界で起きている諸問題について、子どもたちが自らのこととして課題を理解し、地球的視野でとらえ、地域や民間企業等と連携しながら主体的に解決をめざす実践的な活動を推進します。
●地球温暖化防止等に向け、子どもたちが自ら考え、主体的に環境保全活動に参画していくために、市町、地元企業等と連携して、実践的で探究的な環境学習を推進します。
●子どもたちが、主体的に森林や木に対する理解を深めていけるよう、体験型の森林環境教育・木育を推進します。また、「みえ森づくりサポートセンター」を拠点として、関係機関と学習のコーディネートを進めるとともに、出前授業の実施や指導者間のネットワークづくりに取り組みます。
●子どもたちに「もったいない」という意識を育むため、市町等と連携し、ごみ減量化やリサイクルに関する教育、啓発活動に取り組みます。
現状
上記の提言を受け、現在、各学校においては、総合的な学習の時間や各教科等において、身近な環境問題の学習、自然体験やボランティア体験、豊かな感性と命を大切にした体験活動など、地域社会に根ざした環境教育が進められています。
また、毎年6月5日に設定している全学校の一斉活動日「学校環境デー」には、よりよい環境づくりに向けて、積極的に取り組むことのできる人間の育成をめざし、各学校が創意工夫した活動を実施しています。
今後の方針
県教育委員会としては、環境保全活動・環境教育を進める他の主体とも連携・協働しながら、子どもたちの知識や気づきが実際の活動につながっていくよう、各学校における環境教育の一層の充実を支援していきます。また、持続可能な社会に向けた人づくりをめざして、地域や学校の実態や特色を生かした横断的・総合的な環境教育をより一層推進していきます。
連絡先/教育委員会事務局 小中学校教育課 |
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