7月17日、三重県エネルギー対策本部会議を開催しました。県民の皆さまにおかれましては、この夏の省エネ・節電の取組について、次のとおりご協力をお願いいたします。
昨年3月11日に発生した東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故以降、この夏も電力不足が懸念されます。
7月9日、政府から「今夏の節電目標の改定について」が発表され、9月7日までの間、中部電力管内では、一昨年比「4%以上」、関西電力管内では一昨年比「10%以上」の節電に取り組んでいくこととなっています。
県では、県庁ISO14001の取組を進め、既にクールビズの前倒しなどを行っていますが、庁舎内における冷房や照明等の省エネ・節電やLED照明への切り替えなどを通じて、引き続きこの夏の電力消費を一昨年比で最低5%節減するように努めていきます。
関西電力管内の県庁舎等においては、厳しい電力需給をふまえ、一昨年比で10%以上のさらなる節減に努めるとともに、万が一の計画停電に備えて、住民サービスの低下をできる限り招かないよう、6月28日のエネルギー対策本部会議で定めた「関西電力管内における計画停電が実施される場合の対策」に基づき、万全の体制で対応していきます。
県民・事業者の皆さまにおかれましても、昨夏に引き続き、生活スタイルや事業活動を見直していただき、省エネ・節電にご協力いただきますようお願いします。
具体的には、
・エアコンの温度28℃設定(設定温度を2度引き上げた場合、10%削減)
・“すだれ”や“よしず”などの活用(10%削減)
・不要な照明の消灯(5%削減)
・使わない機器はコンセントからプラグを抜く待機電力のカット(2%削減)など、
特に電力需給がひっ迫する平日の昼間13時から16時の時間帯を中心に、ご協力をお願いします。
なお、昨年の紀伊半島大水害で被災された皆さまにおかれましては、復旧・復興の途上であることから、可能な範囲で省エネ・節電にご協力をお願いします。
高齢者やお子さまのいるご家庭などでは、熱中症に十分気をつけて、無理のない範囲でのご協力をお願いします。
平成24年7月17日
三重県知事 鈴 木 英 敬
関連資料
この夏の省エネ・節電の取組について(知事から三重県民の皆さまへの呼びかけ) (PDF形式 : 23KB)