年齢別人口調査結果(平成12年)
結果の概要
4 市町村別の結果
全ての市町村で老年人口割合が上昇
(1) 年齢(3区分)別人口割合
年齢3区分別人口割合を市町村別にみると、紀和町、美杉村、宮川村など概ね人口減少率の高い町村では、年少人口割合が低く、老年人口が高い状況にある。
一方、東員町、木曽岬町、鈴鹿市など県北部の市町では、生産年齢人口割合が高く、老年人口割合が低い状況となっている。 (表4、表9、図6)
年齢3区分別人口を前回国勢調査(平成7年)と比較すると、年少人口は川越町の13.1%増をはじめ8市町で増加し、島ヶ原村の25.0%減など61市町村で減少している。
生産年齢人口は、多気町の7.2%増をはじめ18市町村で増加し、美杉村の18.1%減など51市町村で減少している。
老年人口は、全ての市町村で増加しており、増加率が最も高いのは木曽岬町の29.3%、最も低いのは多度町の6.8%である。 (表10)
表4
年少人口割合の高い 市町村 |
割合(%) | 生産年齢人口割合の高い 市町村 |
割合(%) | 老年人口割合の高い 市町村 |
割合(%) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
鵜殿村 | 18.5 | 東員町 | 71.9 | 紀和町 | 49.7 | ||
大安町 | 17.3 | 木曽岬町 | 71.0 | 美杉村 | 38.2 | ||
玉城町 | 17.2 | 鈴鹿市 | 69.1 | 宮川村 | 37.4 | ||
三雲町 | 17.1 | 名張市 | 68.8 | 飯高町 | 34.9 | ||
菰野町 | 16.8 | 員弁町 | 68.5 | 大内山村 | 33.7 | ||
年少人口割合の低い 市町村 |
割合(%) | 生産年齢人口割合の低い 市町村 |
割合(%) | 老年人口割合の低い 市町村 |
割合(%) | ||
紀和町 | 7.3 | 紀和町 | 42.9 | 東員町 | 13.2 | ||
美杉村 | 9.0 | 宮川村 | 52.6 | 木曽岬町 | 13.5 | ||
宮川村 | 10.0 | 美杉村 | 52.8 | 鈴鹿市 | 14.3 | ||
紀勢町 | 10.2 | 大内山村 | 53.1 | 名張市 | 14.9 | ||
島ケ原村 | 10.6 | 飯高町 | 53.1 | 桑名市 | 15.5 |
(2) 年齢構造(指数)
年少人口指数についてみると、鵜殿村が29.2で最も高く、紀和町、美杉村が17.1で最も低くなっている。
老年人口指数についてみると、紀和町が115.8で最も高く唯一100を越えており、その他11町村で50を越えている。また、最も低いのは東員町の18.4となっている。
従属人口指数についてみると、紀和町が132.9と最も高く、生産年齢人口10人で従属人口約13人を支えていることになる。また、最も低いのは東員町の39.2で、県平均51.9より低いのは17市町村となっている。 (表5、表11)
表5
年少人口指数の 高い市町村 |
指数 | 老年人口指数の 高い市町村 |
指数 | 従属人口指数の 高い市町村 |
指数 | 老年化指数の 高い市町村 |
指数 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
鵜殿村 | 29.2 | 紀和町 | 115.8 | 紀和町 | 132.9 | 紀和町 | 676.6 | |||
御浜町 | 26.8 | 美杉村 | 72.3 | 宮川村 | 90.0 | 美杉村 | 422.4 | |||
玉城町 | 26.7 | 宮川村 | 71.0 | 美杉村 | 89.5 | 宮川村 | 375.6 | |||
大安町 | 26.3 | 飯高町 | 65.6 | 大内山村 | 88.3 | 紀勢町 | 316.1 | |||
三雲町 | 26.2 | 大内山村 | 63.5 | 飯高町 | 88.2 | 飯高町 | 290.8 | |||
年少人口指数の 高い市町村 |
老年人口指数の 高い市町村 |
従属人口指数の 高い市町村 |
老年化指数の 高い市町村 |
|||||||
紀和町 | 17.1 | 東員町 | 18.4 | 東員町 | 39.2 | 鈴鹿市 | 86.6 | |||
美杉村 | 17.1 | 木曽岬町 | 19.0 | 木曽岬町 | 40.8 | 木曽岬町 | 86.8 | |||
紀勢町 | 17.8 | 鈴鹿市 | 20.8 | 鈴鹿市 | 44.8 | 東員町 | 88.8 | |||
島ケ原村 | 17.9 | 名張市 | 21.7 | 名張市 | 45.4 | 名張市 | 91.8 | |||
宮川村 | 18.9 | 桑名市 | 22.8 | 員弁町 | 45.9 | 川越町 | 94.1 |
(3) 平均年齢
平均年齢が最も高いのは紀和町の58.5歳、最も低いのは鈴鹿市の39.2歳となっており、県平均42.1歳より低いのは23市町村となっている。
男女別にみても最も高いのは紀和町で、それぞれ55.5歳、60.8歳となっており、最も低いのも同じく鈴鹿市でそれぞれ38.1歳、40.4歳となっている。 (表6、表12)
年齢(各歳)と各歳別人口との積の総和
平均年齢= 総 人口 +0.5とした。
表6
平均年齢の高い市町村 | 年齢(歳) | 平均年齢の低い市町村 | 年齢(歳) | |
---|---|---|---|---|
紀和町 | 58.5 | 鈴鹿市 | 39.2 | |
美杉村 | 53.1 | 川越町 | 39.5 | |
宮川村 | 51.1 | 桑名市 | 40.1 | |
紀勢町 | 51.0 | 木曽岬町 | 40.1 | |
飯高町 | 50.8 | 大安町 | 40.1 | |
東員町 | 40.1 |