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令和07年08月22日

知事定例記者会見

知事定例会見録

令和7年8月20日
於:プレゼンテーションルーム

 

発表項目等 

質疑項目

  • 発表項目等に関する質疑
  • 三重県知事選挙
  • NHKとの放送受信契約に係る調査結果
  • 「ミジュマル公園inとば」の駐車場
  • 全国知事会の提言に関する苦情
  • 地方分権の考え方
  • 道州制の導入
  • 飲酒検知拒否による現行犯逮捕
 

発表項目等

(知事)私の方からは1点、今日お話をさせていただきます。万博の関係です。催事、これからもやっていきますので、その点でお話をさせていただきたい。まず、来場者数ですけれども、8月19日、昨日の時点で三重県ブースを訪れた方々、45万5,599人ということでございまして、かなり多くの方に来ていただいております。想定というのは当初なかったんです。全体で35万人ぐらい来てくれたらいいかなというような数字はありましたのですが、これは1日平均すると1,900人です。今、1日平均で1,900人ではなくて3,532人おいでになっているということで、かなりの方が来られていると。来てくれるといいなというふうに考えていた数字の1.86倍ということでかなり来ていただいています。今日も鳥取県知事からメールをいただいて、三重県ブースに行ってきましたがとてもいいですねというお褒めもいただいたりはしています。その関係の催し物でございますが、以前、9月22日、三重県のお祭りよと、こういうふうに申し上げました。10のお祭りが出ていっていただいて、催し物をしていただくということでございます。ここにありますような県の北から南まで、10のお祭り、桑名の石取祭でありますとか、あとは上野天神祭ですね。それから、これはユネスコに登録されました、勝手神社の神事踊り、それから四日市の大入道とかですね。津まつりもありますし、安乗の人形芝居などなど、伊勢のお木曳もあります。かなり全国の方々の興味を引く祭りではないかなと思っておりますけれども、9月22日、EXPOアリーナで三重の祭りをテーマにやらせていただきたいと思っております。オープニングセレモニーを開催しますが、いつもやっていただく三重高のダンス部ですね。三重高ダンス部のダンスもございます。ぜひ多くの方に来ていただきたいなということでございまして、三重県内でも、この10の祭りが一つのところに集まってということはないものですから、万博会場ならではのものになります。ぜひ多くの方に見に来ていただきたいと思っております。
 
二つ目でございますけれども、関西パビリオンの併設会場が横にございまして、そこで9月の2日から9月の8日まで催し物をいたします。すでに1回、これをやらせていただいています。6月の30日から7月6日までやっておりますが、第2弾バザールということで、展示即売をやらせていただきます。今回は練り製品、それから干物なんかの海産物、そして日本酒、前回も出していただきました赤福さんなどの菓子類を出していこうと思っているところでございます。多くの方にお買い求めいただきたいと思います。最終日の8日、月曜日ですけれども、特別企画として温泉PRイベントを実施いたします。三重県にも多くの温泉がございますが、これ参加していただける温泉を各自治体に募りました。29市町ございますけど、募りましたら、6団体出てきまして、菰野町からは湯の山温泉、そして津からは榊原温泉、それから鳥羽からは浦村、石鏡の温泉、志摩からは浜島、それからスペイン村も温泉出るんですね。それからあと鈴鹿からサーキットの温泉ということで、菰野、津、鳥羽、志摩、鈴鹿、その5地域6団体。6団体というのは、鳥羽が観光協会と温泉振興会と二つありますので、5地域6団体から推薦がございまして、この6団体、今申し上げた菰野、津、鳥羽、志摩、鈴鹿、鳥羽は2団体、そこの団体の方々がステージ上で催しをしていただくということになりました。それから、さらにその温泉、今申し上げた温泉の中で、榊原温泉と湯の山温泉、このお湯を使用した足湯も浸かっていただけるということでございますので、ぜひ多くの方、日本人温泉好きですから、日本人に限らず、韓国の方とか外国の方も温泉好きですね。ドイツも好きですし。ぜひ足湯も浸かっていただければと思います。
 
三つ目。これで最後でございますけれども、三つ目は、三重テラスin大阪でございます。これももう長年やってきておりますけれども、前回4会場をご説明を申し上げましたが、残りの2会場についてお話をさせていただきたいと思います。一つは、万博のEXPOアリーナ、先ほど申し上げましたが、9月22日、三重テラスin大阪を万博会場でブース出展をして行いますということ。そして最後になりますが、10月の1日から7日まで、阪急の大阪梅田の駅、2階に中央催事店があるんですけど、そこで餅街道とか県産米の食べ比べとか、県産品の販売、これをやらせていただきたいというふうに思っております。だんだん万博会場を、終わりに近づいてきてるということで、多くの方々が最後になるとどっと押し寄せるということでございます。これからもどんどん人が来るんじゃないかというふうに思っておりまして、10月13日までの間、多くの方に三重県ブースを訪れていただきたいというのと、今申し上げたイベント、さまざまやりますので、多くの方に来ていただければと思います。私からは以上です。
 
発表項目等に関する質疑
 
大阪・関西万博に係る催事等(「~三重のおまつり大集合!~MIEフェスティバルinEXPO」、「美し国彩り三重バザール」、「三重テラスin大阪」)の開催について(発表)
(記者)1点ちょっとまず確認で、大阪・関西万博会場内で催事を開催しますというリリースに書かれているお祭りのイベントと三重テラスin大阪を設置しますというところに書かれているお祭りのイベントは、これは同一のイベントですか。
(知事)三重テラスin大阪にお祭りって書いてありました。
 
(記者)三重のおまつり大集合!MIEフェスティバルinEXPO。
(雇用経済部)9月22日に行われます三重のおまつり大集合のところに、三重テラスin大阪も一回参加していただくということとなっております。
(知事)いや、たぶん聞かれているのは、プレス発表資料に書かれているものは同じものを書いているのか、それとも違うものを書いている、そういう趣旨ですか。
 
(記者)で、大丈夫です。
(知事)ということですね。
(雇用経済部)すみません、一緒のものです。
 
(記者)一見知事、改めて、先ほど三重県ブースの来場者数のお話がありましたが、45万5,599。もともとは35万を想定していたという話もありましたけれども。
(知事)想定というか、そのぐらい来てくれるといいなと思ってたんですね。
 
(記者)改めて今の時点でこれだけ来られているということについての受け止めと、知事が感じられる要因などありましたらいかがでしょうか。
(知事)まず、万博全体の入場者がかなり増えてるということですから、当初から大阪府知事なんかと私も話していたんですけど、最初はいろいろご批判もあるでしょうと。だけど、始まると、多くの人がマスコミの皆さんのお力で来られるんじゃないかという話はしてましたけど、その通りになりましたよねと。それで、その中の方々が関西パビリオンにおいでになっていただけるということなので、全体数が増えたということと、それから関西パビリオン、割と人気で、なかなか予約も取れないという東京の方からもそういう声をよく聞きます。行ってみたいんだけど、なかなか取れない。だから関西に対する興味ってのはものすごくあると思います。そういう意味では、三重県単独で出るよりも、関西でその一体となって出た効果もあるのかなというふうに思います。それから、パビリオンの中でさまざまなご評価もあると思いますが、さっきちょっと平井知事、鳥取県知事のお話しましたけど、三重県はアナログではありますが、引き出しを開けたりとか、匂いが嗅げたりとか、それは割と子どもたちにも、それから大人にも評判というところもあって、多くの方が来ていただけるんじゃないかなというふうに思います。非常に評価をいただいているところであります。写真も多くの方が、フォトスポットを設けてあるんですけど、そこで多くの方が写真撮っておられるということなので、SNSに対応したブース運営を現地の人も頑張っているということじゃないかなと。平井知事からのメールにはそういうことも書いてありました。現地の人たち、本当に一生懸命頑張ってました。誇りに思います。
 
(記者)あともう1点。先ほど10のお祭りの話がありましたけれども、これは選定方法はどういうふうに決めたんですか。
(知事)確か手を挙げていただいたんじゃなかったかと思いますけど、詳細は分かりますかね。
(雇用対策部)はい。一定の県の基準を作りまして、全市町に照会をかけさせていただきました。その上がってきたものに対して、外部の選定委員会でもんでいただいて、最終的に県で決定いたしたところです。
 
(記者)もともとの候補の数分かります。
(知事)選定委員会が選定をする母数っちゅうことですかね。
(雇用対策部)14でございます。
(知事)14ね。
 
(記者)今、関西パビリオンでのお話の中で、三重単独でやるよりかは関西で一緒になってPRした方が効果があるみたいなお話あったと思うんですけど、これちょっと万博とは離れますけれども、万博後に何らかそういった形でエリアを超えて連携してPRしていくとか、そういったお考えとかって。
(知事)それも前からちょっと考えていましてね。近畿圏それから中京圏で一緒にやっていきましょうよっていう話はしてますが、具体的に例えばF1の時に奈良県と一緒になってやったりとか、そういうのをやっていますので、これからもやっていきたいなと思ってます。大河ドラマなんかで一緒にやりましょうよっていう話もこれからやっていかなあかんと思ってますし、周遊観光ってのはとても大事だなというふうに思いますので、中部圏知事会議とか、あるいは近畿圏知事会議なんかもありますので、そういったところで連携を深めていきたいとは思ってます。
 
(記者)直近でそういうご予定とか。
(知事)いや、まだ具体的にはないですね。それから、紀伊半島知事会議なんかでもそんな話はしてますんで。
 
(記者)45万人ということで、50万人に達することも見込まれるのかなと思いますが、何か記念イベントなんかをやるご予定はありますでしょうか。
(知事)いや、私まだ聞いてないですけど、何か考えてます。
(雇用経済部)今後検討してくと思います。
(知事)時間はないですけどね。10月13日までですね。
 
(記者)1日平均3,500人来てるというと、これはあと10日ほど、2週間くらいで50万に達してしまう。
(知事)本当ですね。そうすると、60万人を目指してイベントを考えることになるかもしれませんね。ありがたいことです。
(雇用経済部)県独自ではちょっと今検討中ではございますが、関西パビリオンとしまして、100万人のイベントをやるということになりまして、三重県もそこにプレゼントの協賛であったりとか、そういうのを出させていただく予定となっております。
 
(記者)続けてなんですけど、万博の期待される効果の一つとしては、万博を見た方に県内にも来ていただくということが一つあったかなと思うんですが、今のところ何かそういう兆しといったものがあれば教えてください。
(知事)以前、この場でも発表させていただきましたけれども、万博で先ほどちょっと申し上げましたフォトスポットで写真を撮っていただいて、三重県に来ていただいて、特定の場所でそのフォトスポットを観光協会とか、見せてもらいますと、素敵な三重県のおいしい食べ物を差し上げますというキャンペーンやってます。名前は「三重おいないキャンペーン」というキャンペーンですね。これ、7月19日から開始をいたしましたところ、8月17日までの約1カ月で1,018名のお申し込みがあったということで。申し込みというのはその県産品をくださいとのお話で、ということでございまして、これもともと2月28日までやる予定です。当初の想定していたのは7月から2月までで1,000人ぐらいかなって思ってたところ、1カ月でもうおいでになっていただけるということでございますので、これからちょっと予算も追加せないかんかなというところで、これは嬉しい悲鳴ということでございまして。三重県のブースが人気があるということに加えて、三重県に来ていただける方も増えているということですから、これはありがたいことでございます。
 
(記者)他県のブースに比べて三重県ブースは多いですか、数字を比較するとその辺りは。
(知事)それは関西パビリオンに入ってきた人が今54万人ぐらいですかね。その関西パビリオンに来た人が全部が全部行っているかどうか。他県のブースの人数って聞いてます。
(雇用経済部)はい。聞いておりまして、三重県はフリーアドレス制になっておりますので、多くの方に来ていただいておりまして、関西パビリオンの中では1番でございます。
(知事)すばらしい。
 
(記者)他県よりもですか。
(雇用経済部)そうです。
 
(記者)トップということをもうちょっと大々的に言っても。こちらで答えるっていうのが、奥ゆかしいなと。
(知事)三重県らしいということですね。次回に向けてまたちょっと考えていきたいと思います。
 
(記者)より一層50万人のやつをやると他県の人もいいなって思うというかですね。
(知事)まあ、三重県は自由に入れるっていうことをですね、今ご説明申し上げたのは。他は例えばビデオ上映とかあるので、順番待ちもあってということじゃないかなと思いますけども。三重県の県人の特質でございますけども、もうちょっと打ち出せるようにちょっと考えてみます。
 
その他項目に関する質疑
 
三重県知事選挙
(記者)明日、知事選の告示を迎えますけれども、改めて今の受け止め、心境ございますでしょうか。
(知事)明日から知事選を戦うということでございます。今までやってきたこと、これからやりたいことを県民の皆さんに真剣に真摯に訴えていくとこれに尽きると思います。暑い時期ですんでね、この時期に選挙がいいのかという議論があって、全国知事会に提案をしますよっていう話を実は何人かの知事には話をしました。そろそろ公職選挙法を見直すべきなんじゃないですかねと。知事選、知事に限らずですけど、選挙が例えば7月から9月、ひょっとしたら10月ぐらいかもしれない。その間にあった時に、知事選の場合は30日前から任期終わる間に選挙をしなきゃいけないというのが公職選挙法の規定なんですけれども、それをもう少し延ばしたらどうですかと。例えば9月が私、確か任期なんですけど、それを8月まで延ばして7月まで延ばしても意味がないので、例えば思い切って5月くらいまで延ばすと。120日前から選挙したらいいんじゃないですかねということは、一応何人かの知事さんに提案をしています。賛同される方もおられます。知事会で検討しようじゃないかという話におそらくなると思いますので、三重県から提案したものが、知事会で検討され、それがまた国、制度を国が持ってますんでね、国で検討されるってことになるんじゃないでしょうか。それは候補者がどうかということよりも、有権者の方々にとって、この時期の選挙っていうのが本当に一番自分がいいと思っている人を選びやすい選挙なのかどうかってことですよね。だから、10年前、20年前と気温が変わってますので、そういう環境変化があれば、法律もそれに対応して改正したらいいんじゃないかと。かつ参議院選挙の時そうでしたけど、熱中症で倒れた候補も隣県におられると聞いてますし、三重県の中でも聴衆の中で気分悪くなった人いると聞いてます。加えて、運動員の中で熱中症で倒れた人が北勢でいらっしゃるということも聞いてますから、そろそろ何らかの手を打たないと。そういう立法事実もありますんでね。ということかなとは思ってますが、しっかりと訴えていきたいと。私の場合はその熱中症対策という意味では、朝10時ぐらいから夕方4時、3時になるかもしれませんが、それは気温の様子を見ながらですけど、その間はここで街頭をやりますよということをお知らせをする街頭演説を避けながら、街宣車からお声がけをさせていただいたり、あるいは特に事前に周知をしないで車を止めて街頭でやることもあるかもしれません。そういった形で対応をしていく。あるいはその時間に屋内もしくは天蓋のあるところで、そこでの時間を周知をした街頭演説はあるかもしれないというふうに思っています。メディアの方にとっても、この時期よりはもう少し取材しやすい時期の方がいいのかなとも思ったりはしていますけど。
 
(記者)今の発言で言うと、そうすると、屋外でやる街頭演説に関しては、夕方4時以降で。
(知事)事前に周知するのは、8時始まりですから、8時から10時までもそれはやることになります。
 
(記者)早朝ではですね。
(知事)そうですね、早朝というほどの時間じゃないですが、朝方とそれから夕方。あと屋内はその時間内でもできると思いますんで。
 
NHKとの放送受信契約に係る調査結果
(記者)少し間が空いてしまったんですが、先日、管財課がNHKの受信料の未払いの集計をしまして、県の所有のカーナビなどで未払いがあったことが分かりました。隣県ですと、この前全国知事会議でも発言がありましたが、岐阜県知事が制度のあり方を見直してほしいということ、記者会見かちょっと忘れましたけど、言っていたと思いますが、改めてその本来見ないであろうものに受信料を払っているような現状などお受け止めありましたら。
(知事)ルール、受信料をNHKさん取っておられることについて見直しをするかどうかという、これ非常に大きな話になると思いますので、NHKで働いておられる方々はどういうお考えがあるかというのもひょっとしたらあるかもしれませんし、私はそこまで申し上げるつもりはない、ルールはルールなんで払ってなければ払わないかんということだと思いますね。その上で、公用車にテレビが見えるカーナビが必要かというところもあると思うんですよね。だから、そういったことをこれから考えていくという、まずは我々でできることとしてということだと思います。
 
(記者)岐阜県知事のこの発言に乗っかっていくようなイメージはあまり考えていない。
(知事)確か前回、青森の全国知事会でも受信料の話が出てましたんで、これから議論されると思いますけど、これって公用車に限らずですよね。社用車だってそうですよね。なのでおそらくNHKさんで持っておられる車も払っておられるんだと思うんですけど、だからそういう意味では大きく議論されるのではないかなと。知事会でどんな議論があるかというのも見ながら三重県としての対応を決めていきたいなとは思っています。
 
「ミジュマル公園inとば」の駐車場
(記者)また話変わるんですけど、ミジュマル公園が開園しておよそ1カ月余りがたちました。入場者などの反響などもあって教えてほしいんですが、一方で鳥羽市の方のミジュマル公園ですけれども、お盆の時期だったと思うんですけども、ちょっと人が集まっていて、周辺に離島と結ぶ佐田浜の駐車場があったりした。そこは島民の方の足として月極駐車場とかになっていたりするんですけれども、ミジュマル公園に結構、人が殺到して島民の方が停められないといった一種の観光公害とまでは言わないですけど、影響が出ているようなそういった状況を認識していらっしゃるのかってことと、何らか手を打つ考えは。
(知事)これ、さっき話を聞きましたけど、まずミジュマル公園、非常に人気があると。鈴鹿も鳥羽もですね。これはありがたいことでありまして、ただ、ちょっと暑い時期なので日中は人もそんなにはいないですけど、夕方とか多くの方に来ていただけると、これはありがたいなと思っています。あそこの駐車場の話さっき聞きました。市営駐車場なんですよね。あれですかね、一定の時期、こういう繁忙期は三つある駐車場のうちの一番突堤に近いところは観光客に対応した駐車にするということで、他の二つを島民の方々が停められるということにしておられるらしいですね。島民の方々が島民対応の駐車場に満車でもう停められなくなってるかっていうとそうでもないようではありますので、そんな話があれば、我々、もしそういう話が入りましたら鳥羽市さんに話をして対応を考えられた方がいいんじゃないですかということは申し上げようと思ってますが、今のところうちの方には入ってないようではありますね。
 
全国知事会の提言に関する苦情
(記者)分かりました。最後にまた別なんですけど、これも全国知事会議の話なんですけど、この前、外国人共生の話は知事もセッションなどで話されたと思うんですけど、その中で座長も務められてた静岡県には外国人優遇ではないかなどと全国知事会として出した提言についての苦情が殺到したようなんですけども。
(知事)そうなんですか。
 
(記者)その外国人優遇という提言の内容がですね、そんな外国人優遇というものになるのかどうかなど、受け止めを教えてください。
(知事)知事会の提言は排他主義、排外主義には与しませんということでありますので、別に外国人を優遇しているというわけではないと思います。あの時のセッションで座長を務めていただいた鈴木静岡県知事も別に外国人を優遇せよとおっしゃったわけではないので、ご批判は私は当たらないというふうに思いますけどね。優遇をしているかどうかということで言うと、例えば税金は外国人も払ってますし社会保険料も払っています。一定の基準がありますけど、払っておられるので優遇はしていないとは思いますけど、どの点を優遇とおっしゃっておられるかですけどね。
 
三重県知事選挙
(記者)先ほどの知事選に戻るんですけど、選挙戦と暑さの関係ですけど、知事が先ほどおっしゃったような議論というのを他でもなんか、例えば他の知事とか他の地方自治体だったり、国会議員さんを含めてされている方っていらっしゃるんですか。
(知事)私が全国知事、何人かの知事に対面ではないですけど話をして、考えたいという知事が何人かおられましたね。国会議員の方もさきの参議院選で問題意識を持っておられる方、何人かおられますから我々が提案するより前に国で議論が始まるかもしれないですけどね。いずれにしても、知事会では私から提案しましたので、議論が行われる可能性はあるとは思いますけどね。
 
(記者)関連なんですけど、こういうのがありかどうか分かりませんけど、知事選の時期について県議の方とお話ししてた時に、例えばですけど三重県知事選については前職の方が途中でお辞めになったことによってなんかそういう時期になっているわけで、例えばそれをもう一度3月に戻すような。
(知事)統一地方選、4月に戻す。
 
(記者)4月に戻すようなことも一つ考えられるんじゃないかというふうにおっしゃった方がいたんですが、その辺、知事のお考えいかがですか。
(知事)そうですね、それはその方が統一地方選の方が投票率も上がりますしいいんじゃないかなと思いますね。そのためには私が知事を辞任して、次の知事選に出ませんということになればそうなるということですね。今は辞任しても、次の知事選に出ますと残りの任期になってしまうということですよね。やり方としては、これも何人かの知事と青森でも相談してたんですけど、やり方としては議会から不信任をいただければ。いやいや、制度的にはそうなんですよ。でもその制度がおかしいんじゃないかっていうか、変えるべきなんじゃ、おかしいとは言いません。変えるべきその時期に来ている、この夏の暑さの異常さを考えると。不信任をいただければ私は知事を辞めて、また選挙を経てそこで選ばれれば4年間ということになるわけですね。でもそれって不自然ですよね。4月に戻すために不信任。おそらくそれは、その不信任をした議決自体の正当性を裁判で争われることになって適切ではないということになる可能性があるので、例えば私が申し上げた知事の任期は9月までですけど選挙は例えば4月なり5月にしますよと。その間は知事選、次の知事になるかどうかはもう明らかになりますけど、知事を務めるということはありかもしれない。参議院もそうですよね。7月に選挙ですけど、例えば4月に参議院選挙しますと。そのあと次の参議院議員かどうかはもう決まってますけど、残りの任期をしっかり議員として務めるということは、法的に何かおかしい話かどうか、そんなにおかしいと思いませんけど、これは行政法の権威の人達に議論していただいたらいいんじゃないかと思いますけどね。
 
(記者)もう一点すみません。知事選関連なんですけど、改めて明日からということで、どんな論戦というか、どんな選挙にというような。期待というかなんというか、意気込みというか。
(知事)先ほどちょっと申し上げましたけど、今の三重県の課題、これはメディアの方々の知事選に関する記事を読ませていただくと、人口減少じゃないかとか、災害対策じゃないかと書いておられますね。おそらくそういうことなんだと思います。子ども政策もあるでしょうし、観光政策もあるでしょうし、それから代替財源を用意した減税政策かもしれません。だから、そういうものを議論していって、県民の皆さんがどうお考えになっていただくか、いい機会だと思いますけどね、三重県政について考えていただく。三重県民の命を守って、三重県をさらに発展させる方法、それを私は訴えていきたいと思っています。
 
(記者)続けてなんですが、関心という意味では、投票率がどれくらいになるかというのも大きなポイントになるかと思いますが、そのあたりのお考えも。
(知事)投票率については私が左右することはできないので、選挙管理委員会の方々が一生懸命上げていただくようにキャンペーンをしていただくということですけど、それも、頑張ったからできるか、メディアの方々のご協力をお願いしてということになると思います。なかなか難しいですよね。この暑い時期、期日前投票を別にして、選挙行きましょうかという感じになるかどうか。期日前投票もそうなんですけれども。だから、投票率を上げるためには、例えば期日前投票の場所をどうするかとか、そういうことも考えていかなきゃいけないんだろうと思いますけどね。かつ、そもそもこの時期に、暑い時期に選挙しますかっていうことを、前回は初めてでしたので分かりませんし、それが当たり前なんだろうと思っていましたが、4年経って暑さもさらに暑くなってるので、そろそろ制度自体を変えた方がいいということは、先ほど申し上げたとおり、そういう考えを提案しているということです。
 
(記者)その他いかがでしょうか。よろしいですか。では、第二県政記者クラブも含めてお願いいたします。
 
NHKとの放送受信契約に係る調査結果
(記者)NHKさんの件なんですけど、管財課なんかは今後交渉するというようなことを言ってるみたいなんですけど。
(知事)そうなんですか。
 
(記者)この交渉は値下げ交渉とかいう意味じゃなくて、理由付けがどうなのかとか、そういう意味合いの交渉ですか。
(知事)私はそれを聞いてなかった、どうぞ。
(総務部)交渉というか、計算の仕方っていうのがホームページに出てるんですけど、それで正しいかどうかというのと、期間です。ちょっと設置時期がはっきりしない時のものとかもありますんで、それの起算をどうするか、そこら辺を相談させていただく。
 
(記者)要するに全体の根拠をもう少し明確にしてほしいという意味の交渉ってことですか。
(総務部)交渉というか、計算をどういうふうな形にして、金額を決めるか。
(知事)確認ってことですね。
(総務部)はい、そうです。
 
三重県知事選挙
(記者)あと、明日告示なんですけど、一見知事のところの選挙体制。例えば後援会長とか、選対本部長とか、その辺のことは決まってるんですか。
(知事)どうですかね。後援会長はまた別に後援会ありますんで、それはもう前からおられますね。
 
(記者)それはトランシーの小林さんですか。
(知事)そうですね。
 
(記者)選対本部長とかは設けてるんですか。
(知事)選対本部長とまでの名前はないんじゃないかな、はい。選挙本部、選挙事務所については粛々と運営しているということですけどね。
 
(記者)明日とりあえず告示、出陣式みたいなのやられるじゃないですか。
(知事)やりますね。
 
(記者)その時には、各いろんな方の支持者の方が少しずつお話しされると思うんですけど、その時に当然名称等はある程度出されますよね。
(知事)そうですね。
 
地方分権の考え方
(記者)ということですよね。あと、これこの前の政策会見にちょっと絡むんですけど、一つ聞き忘れたのは、要は前、国の役人を35年ぐらいやられてて、今回、地方の首長を4年やられると。中で見た時に、ずっと日本の中で問題になっている、この国の形って言った時に、国と地方のあり方というのは、知事が思い描かれるその理想形というのはどんなものなんでしょうか。
(知事)理想形、共同するとこは共同し、提案するとこは提案しということですけどね。
 
(記者)それは地方分権一括法の時は地方分権というのが表に出ましたけど、必ずしも地方分権である必要はないということですか。
(知事)いやいや、地方でできることは地方でやればいいと思ってますので、必要な分権、まだこれが足りないって言うんであれば、提案していけばいいと思いますね。
 
(記者)地方分権一括法が平成13年前後できる時に、国の官僚の方の中にはですね、地方と国では全然行政レベルが違う。地方に任せた時に不安要素が大きいと。大体分権一括法はそんなもの成立しないと言ってたけど、あれよあれよという間にできてしまったんですけど、それ知事が国にいらっしゃった時に、分権一括法ができた時には、どんな感情をお持ちでしたか。
(知事)いやまあ分権ってのは必要なものはやっていけばいいということですね。ご案内のように、ドイツでも、そしてフランスでも、ドイツはブントですけど、フランスはレジオンですね。この地域に国の権限を下ろしていくってのは、ここ10年でかなり進んでますよね。従って、全世界的な動きなんじゃないかと思います。日本はそれに先立って平成13年に地方分権一括法ができて、機関委任事務についても廃止をされ、地方が主権、主体的に動くということになってますし、今後も国が持ってる権限で地方が実施をするのが適切だというものになるものがあれば、それをまた地方に移譲されるということになると思いますけどね。
 
(記者)必ずしもその明治以来の中央集権国家体制を作ったから、ある程度日本は飛躍したけども、それをあえて分権という形で切り替えることには反対だっていう指摘もあるんですけど。
(知事)いやいや、もうその時々の主権者の考え方だと思いますよ。明治以来、中央集権国家で日本が伸びてきたのは、それは事実だと思いますけれども、時代によって変わっていくんだと思いますけどね。
 
道州制の導入
(記者)あと、道州制については、どう思いますか。
(知事)道州制ですか。道州制、日本の規模で道州制をやった方がいいかどうかですけどね。ただ、現実味があるかどうかっていうと、なかなか難しいかもしれません。法律通さないといけないんですけど、国会が道州制についてどう考えておられるかということによるんじゃないかな。
 
(記者)道州制は難しい、国土の広さからですか。
(知事)国土の広さもありますけど、道州制ってことは国の権限を道州に移すということですよね。そうすると、道州議会がさまざまなことを決めるということについて、国権の最高機関たる国会がどうご判断されるかということですから、我々一首長として、それについてどうこうというのは差し控えさせていただくということですかね。
 
(記者)要は、考えはあるけど、とりあえずそれは差し控えるということですか。
(知事)難しいと思う、道州制は日本で実現するのは難しい。要するに、先ほども申し上げましたけど、国会を道州制の法律を通さなきゃいけないんですけど、国会がそれを了とするかどうかですね。
 
(記者)一時、自民党はプロジェクトチームを作って、かなり道州制について踏み出してた時があるじゃないですか。それがやっぱりしぼんだというのは、そういう地方の反対の声があったとか、そういう感じですか。
(知事)地方は反対しないと思います。国会議員の方々はどうお考えになるか。ご自身の権限を削って道州制に権限を移すということですから、それについて了とされるかどうかということです。フランスでもドイツでも地域の権限は増えてはいますけれども、国の権限はそれをすべて移すということにはならない、要するに外交と、それから国家財政と警察のようなもの以外は全て地方に移すということにはなっていないということですね。
 
(記者)ただ当時、三重県町村会は、少なくとも幹事長だった自民党の石破さんのところへ直接行ってですね、道州制には反対だということを陳情してるんですが。
(知事)そうなんですか、なんでですかね。
 
(記者)それは道州制にした場合に町村で消えるところがある。
(知事)消える、それは別の問題だと思いますけどね。

(記者)以上です。

(記者)改めてその他いかがですか。よろしいですか。
 
飲酒検知拒否による現行犯逮捕
(記者)先ほど、三重県警の発表で、今日自転車の飲酒検知を拒否した方が現行犯逮捕されたんですが、この方が県の職員だったみたいですけど。
(知事)ああ、そうですか。
 
(記者)この話は入っていますでしょうか。
(知事)いや、それはまだ聞いておりません。確認をしてみたいと思います。
 
(記者)よろしいですか。以上となります。
(知事)じゃあ明日からご厄介をおかけしますが、よろしくお願いします。
                                                                                                                                            了

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