知事定例会見録
令和6年4月2日
於:プレゼンテーションルーム
発表項目等
質疑項目
・発表項目等に関する質疑
・新型コロナウイルス感染症への対応
・リニア中央新幹線の2027年開業断念について
・日本型ライドシェア
・県議会でのコンサートへの出席について
・職員の懲戒処分
・新型コロナウイルス感染症への対応
・リニア中央新幹線の2027年開業断念について
・日本型ライドシェア
・県議会でのコンサートへの出席について
・職員の懲戒処分
発表項目等
(知事)おはようございます。私の方からは3点お話をさせていただきたいと思います。1点目は県民功労者表彰であります。2点目でありますけれども、工業用のLPガスと特別高圧電力を使っておられる中小企業の方々への支援が2点目です。3点目は紅麹の関連製品の関係。その3点をお話をさせていただきます。
まず1点目、県民功労者表彰でございますけども、今回で60回というふうになります。7名の方々を決定いたしまして、お手元に名簿があると思います。7名の方々は、いずれも本県の発展にご貢献をいただいた方々でありまして、輝かしい功績をお持ちの方々でございます。4月の16日でございますけども、県庁講堂で表彰式を行いたいと思います。なお、受章者の皆さんの功績は4月の8日から4月の16日まで県民ホールでパネル展示を行わせていただきたいということでございます。引き続き三重県の発展のためにご尽力をいただければありがたいと思っております。
2点目でございます。12月の補正で決めさせていただきました中小企業の皆さんを対象にした工業用のLPガスの支援と、そして特別高圧電力の支援という、この2つであります。ご家庭を対象にした家庭用LPガスにつきましては、6月の補正と12月の補正で決めさせていただいたところでございまして、これは既に令和5年の10月から令和6年3月までということで支援をさせていただいておりましたが、今回12月の補正で決まりました工業用のLPガス、そして特別高圧電力料金につきましての支援であります。いずれも中小企業の皆さんを対象に支援をさせていただきます。工業用LPガスにつきましては、県内で対象となりますのは、今我々の推計ですけど、1,100社が対象となるというふうに考えております。期間としてはここにございますが、令和5年の4月分から令和6年3月分までの1年間の使用量に対しまして1キログラム当たり7円の支援額ということであります。だいたいこれは20円ぐらい料金が上がっております。3割ぐらいは転嫁ができているという話もありますので、残りの7割非転嫁分、そのうちの半分を補助するという考え方で、1キログラム当たり7円の支援額ということで考えておるところでございます。全体の予算額は約1.7億円ということであります。それから、特別高圧電力の方ですけれども、これは想定されております中小企業は県内で約200社程度ということでございまして、これは1キロワットアワーあたりで1.8円の支援金を交付をすることを考えております。全体の予算額は約1.4億円。先ほどのLPガスの方が1.7億、こちらの方が1.4億円、いずれにしても国の交付金を使うということでございます。それで申請期間ですが、4月10日から6月28日までということでご申請をいただければと思っております。電気料金などですが、高騰がまだ続いております。円安が収まってくると、やがて電気料金、ガス料金も収まってくるとは思いますけれども、それまでの間、経営安定のために私ども支援をさせていただきたいということで、この制度をつくらせていただいております。
3点目ですけれども、小林製薬の紅麹、この関連のサプリメント、これは消費者庁とそして厚生労働省が製品の指定をしております。ここにあります3件のサプリメントについて指定をしておりますけれども、これにつきまして、昨日までに県内で健康被害、これは関連性はまだ国の方で因果関係は確定をしておりませんが、健康被害が疑われるような事案というのが6件確認をされております。6名中の4名ですが、この4名の方は受診歴がございまして、3名は入院をされていたということでございますが、既に退院をされているということであります。なお、この紅麹を原材料とした食品、これをつくっておられるのは、県内にはおられないということでございます。お願いを申し上げたいのは、厚労省とそれから消費者庁が指定をしております、この3つのサプリメント、これを持っておられる方、摂取を控えていただきたい。これは国からも呼びかけをしています。それから既に摂取をされた方で体に異常があるということだけではなくて、既に摂っているけど不安なんだということを感じられる方は、医療機関を受けていただくということでお願いをしたいと思っております。
それから別に食べていたわけではないんだけれども、あるいは量は少ないんだけどというような方でも最寄りの保健所県内10カ所ございますので、これはホームページで電話番号も出てきますので、ご心配であれば電話をいただければというふうに思っているところでございます。私の方からは以上3点です。
発表項目等に関する質疑
○小林製薬の紅麹関連製品に関する呼びかけ(報告)
(質)紅麹に関して、これは食品を県内でつくられている会社はないということですが、販売みたいな形で店頭に並んでいる場合もあると思うんですけど、そういった販売店とかに対しての呼びかけとかっていうのはあるんでしょうか。それぞれ対応していると思うんですが。
(答)私ども、明確にそういった情報をつかんでいるわけではありませんけれども、販売しておられるところが今あるということも現段階には聞いておりません。自主回収に着手したというような情報にも接しておりませんので、今後そういった情報があれば、皆さん方、県民の皆さんにも適切に情報提供していきたいと思っております。現段階においては、今聞いていないという状況です。
(質)知事が言われているのは173社、厚生労働省が示したものの中に三重県の企業が入っていないということ。
(答)製造業者として173社に入っている(三重県の企業は入っていない)、そうです。
(質)一方で、帝国データバンクで二次流通で3万ぐらいあるんじゃないかという話もあったんですけど、そっちはどうなんでしょうか。
(答)まだそこまでは、まず一次の方が52社ですよね、原材料を仕入れたんが52社おられて、その52社から仕入れたのが173社なので、どこを二次というかというのはありますけど、この173社からさらに、それを原材料として使っているところはあるかどうかということですね。それは。
(答:医療保健部)三次流通先については、まだ把握できていないのが現状でございます。
(答)できていない。これからもし把握できれば、お伝えしていきたいというふうに思っております。
(質)あともう一つ、どことは言いませんけれども、県内の有名企業の中でも結構電話で問い合わせがあって、紅麹を使っているんじゃないかという、例の小林製薬で、わざわざホームページで使ってませんと謳っているというところもあったりするんですけれども、いわゆる風評被害というか、そういうのもあるんじゃないかと思うんですけれども、その辺はどうですか。
(答)あるかもしれませんね。風評被害難しいですけどね、これは皆さん心配になると思いますので、そこは各社において適切に対応していただくのも必要でしょうし、あまりにも風評被害というか大きな影響が出てくるということであれば、私どもとしても、皆さんに情報をお伝えするということを考えていきたいと思います。
(質)改めて摂取をされた方のうち6名の方が疑われる事案として確認されている、この数字の評価として、知事としてどういう、例えば遺憾とか何か思いがありましたら、お願いします。
(答)まず、製薬会社が出しておられるサプリメントですから、一般の方は大丈夫だろうと思って摂取をされると思うんですね。今、原因は国の方で究明中、それに製薬会社が協力されておられると思いますけど、原因はわかりませんけれども、今はですね、こういった事態が発生したということについては、非常に遺憾な気持ちを持っております。こんなことが二度とないようにしていただきたいとは思いますけれども、現に入院をされた方もおられるということでありますので、とにかく被害が拡大しないように、ちょっとでも怪しいなと疑わしいなというふうに思われたら、ご相談をいただきたいというふうに思っております。
(質)紅麹の関係、4人が受診歴ありということでしたけれども、例えば、症状としてこういうことを訴えていたとか、その辺は言えるのでしょうか。
(答)症状については、私は把握をしていません。もしあれば補足していただきたいと思いますけれども、訴えていた症状についてははっきりわかりませんが、入院をされた方の症状については、腎機能障害、食欲不振、倦怠感などがあるというふうに聞いております。ご本人がどういう言い方をしていたかは、はっきりとわかりませんが、今のだいたいご本人もそういう言い方ってことなのかな。はい、ということでございました。
(質)入院されていた時期とかは言えるものなんですか。
(答)入院をされていた時期が言えるかどうかは、厚労省と調整しなきゃいけないんですけれど、入院の期間で申し上げますと、3名の方が入院と申し上げましたけれども、現在は全員退院をされておられるんですが、一番短かった方が3日間、そして一番長かった方が約1カ月間入院されていたと聞いております。
(質)症状を訴えている6名というのは、入院された3人というのは、これはいずれも在住としては県内というふうには言えなくて、あくまで県内の病院に入院をしていたのが3人ということですね。
(答)そうですね。県内の病院にっていうことですね、はい。
(質)そうするとこの被害を疑われる6名についても、これはあくまで居住地が県内というわけではなくってということですか。
(答)はい、県内に相談があったということで、住所地についてはちょっと今言わないというのが全国的な取り扱いのようでありますので。
(質)年代とか性別とかっていうのは。
(答)年代、性別も今は非公表という扱いに厚労省でなっているようであります。
(質)この情報の把握の経緯ですけど、県としては厚労省から三重県の方だっていう情報提供ということですかね。
(答)これは入手先についても言わないことになっているんですか。
(答:医療保健部)入手先につきましては、県民の方からご相談いただいた場合とか、お医者様が届け出あったとか、いろいろなケースがございます。
(質)今回の方々もさまざまなケースがあると。わかりました。
(答)はい。
(質)今対象となっているサプリ3種類あると思うんですけれども、この方達がどのサプリを摂取していたとみられているのかというその辺りの特定は今どうでしょうか。
(答)できていますか。私の方には情報ないんですが、何かありますか。
(答:医療保健部)皆さん紅麹コレステヘルプを食べられていたと聞いています。
(答)コレステヘルプ。
(質)6名ともですか。
(答:医療保健部)はい。
(質)6人の方の摂取期間とかは。
(答)個別の摂取期間は不明でありますけど、使用開始をした日が一番早い人は1年半ほど前から。いつまでっていうのは分からないのであれですけど、一番遅い人は去年の12月から摂取を始められたと聞いています。
その他の質問項目
○新型コロナウイルス感染症への対応
(質)4月からコロナの対応というかワクチン接種終了したと思うんですけど、改めて今年度以降のコロナの対応に対して、ワクチンは秋以降に65歳以上の方が接種とかというふうに国から定められてると思うんですけど、その期間までに県民の方が不安に思っているということもあると思いますので、県としてどういう対応をするのかっていうのを改めて知事の言葉でお願いしたいと思います。
(答)コロナの対応はこの4月から、他の症例と同じような感じで対応するということに国の方で決められたわけですが、県の方では先週協議会を開きまして心配になられた方からの相談、これは国とは別に県独自で継続をするということも決めさせていただきましたし、それから病院の入院調整、これも必要であればやりますということも決めさせていただきました。あとはモニタリングですね。モニタリングについても国はやらないということなんですが県の方は、引き続き県内の93(正しくは、4月1日から「92」)の病院の協力を得ながら、やらせていただくということで医師会それから病院との協議が整ったわけでありますので、継続的に県民の皆さんの心配を払拭できるように、事業を続けていきたいというふうには思っているところであります。また、その時にも協議会の場でも確認をしましたけれども、今後、今幸いなことにコロナは日々落ちついてきている状況ではあります、数は減ってます、感染者の数は。これが増えてくるということになれば、また県内でどういう対応するか加えて国にも必要な対応を求めていくというコロナが大変であった5類に移行する前の対応と同じようなことをやっていくと、場合によっては全国知事会議とも情報共有しながら進めていきたいと思っておりますので、県民の皆さんには安心をしていただくようにお願いをしたいと思います。
○リニア中央新幹線の2027年開業断念について
(質)リニア中央新幹線の関係でお尋ねします。先般、JR東海が名古屋以東の2027年開業断念を表明されましたが、改めて知事として、そのJRの表明に対する受止めをお願いします。
(答)JR東海さんが国の会議で、2027年の名古屋以東ですけど、開業について、静岡工区の工事に着手できていないということで、2027年の開業が実現できないということを表明されました。これは非常に残念であります。これは三重県にとっても、三重県の開業については、私は予定どおりやっていただきたいというふうに思っておりますけれども、名古屋以東の開業が遅れてくると、名古屋以西にも影響がある可能性があるというふうに言われておりますので、決してそんなことのないようにやっていただきたいですし、名古屋以東の開業が遅れたことについては非常に残念であります。ということで、三重県だけではなくて、日本全体にとっても、今、人口減少で日本の発展を、人口が減る中でも進めていかなきゃいけないときに、こういう高速輸送機関というのは非常に大きな影響をもちます。効果ももちますので、1日も早い全線開業というのが必要であろうと思っておりますが、静岡工区の問題でできないということは国益を損なっているというふうに考えております。静岡だけで問題解決ができない場合には、国の方でも技術力もそれから調査力も一つの県よりは国の方が能力を持っておられるわけですので、そこでどういう課題があるのか、その課題についてはこういうことをやればクリアできるということをやっていただくのも一つのやり方かというふうに思っております。ぜひ1日も早い着工を、静岡工区についていうと、それから1日も早い全線開業をお願いしたいと考えております。
(質)仮にこの4月に着手をしたとしても名古屋以東の開業を、単純な試算にはなりますけれども2034年以降になるだろうというような見通しも、JRが表明したわけじゃないですけれども、出ていますけれども、そうすると名古屋以西、早ければ2037年の開業というのが今まで出ていましたけれども、なかなか現実的にこう見ると難しいのかなというところもあるかなと思うんですが、その辺りは今回、JR東海が名古屋以東の2027年開業断念を表明するに当たって、何か知事の方にJR東海側からアクションがあったり、何か報告があったりというような動きはあるんでしょうか。
(答)それは特にないですね。それから、静岡工区の工期が10年ぐらいかかるということでいうと、2024年ぐらいに着手すると、2034年ぐらいになるだろうという想定はあると思いますけど、これはJR東海さんが明確におっしゃっているわけではないので、私どもとしては多分、その名古屋以東の県の知事さんそうだと思いますけど、なるべく早い完成をしてほしいと思っておられると思います。我々としても、名古屋以東の完成が遅れることによって、名古屋以西の完成が遅れることがないようにしていただきたいという気持ちは持っております。いろんなやり方がおそらくあるんだろうと、技術的な部分もあるでしょうし、それから財政的な部分もあると思いますので、少なくとも名古屋以西は2037年の完成をぜひ目指していただきたいというふうに思います。
(質)リニア、関連してお聞かせください。例えば、2027年の。
(答)名古屋以東。
(質)名古屋までの開業、これが遅れるということが決まって、かつ、今後もし名古屋より西側の開業も2037年に間に合わない、こういう場合になると、県としてはどういう影響が県下にあるというふうに今想定されていますか。
(答)非常に大きな影響があると思います。リニアができますと東京まで1時間、大阪まで20分で行けるようになるわけですから、まず多くの観光客の方に三重県に来ていただきたいというふうに思っておりますけれど、その時期がずれるということは、県の経済にとっても、あるいは賑わいという意味でも大きな影響があると思います。さらには、働き方という意味でも、あるいは産業という意味でもそうなんですけれども、東京から1時間で来れる場所にあると、それも乗り換えなしで来れるというふうな県と、乗り換えをしなきゃいけないという県で、やっぱり捉え方も違うと思いますし、企業立地についても影響が出てくると思います。したがって、大きな影響がありますので、1日も早い開業をというふうに申し上げているわけですね。
(質)基本戦略の中に、たしか県としては在来線の活用という方針があったと思うけれども、例えば今、人口減少がすごく進んでいく中で、在来線が収支を維持できないといった話にもなってきて、そこまで持つのかという懸念も出てくるので、開業してから県内の在来線の収支にも影響が出るといった懸念も多分出てくるかなというふうに思うんですけれども、その点についてはいかがですか。
(答)間接的にはその可能性はありますね。ただ、戦略の中で書いているのは、リニアと接続する在来線の利便性を上げるということによって、観光あるいは産業、あるいは人の移動にメリットがあるようにしていきたいということでありまして、JR東海という会社で考えると、リニアによる収益が上がることによって、会社の中のクロスサブ、内部補助という概念ですけれども、ローカル線が維持しやすくなるというのはあるとは思いますので、間接的にはあると思いますが、戦略と書いてあるのはまたそれとは違う話です。
○日本型ライドシェア
(質)もう1点、別件なんですけれども、日本型ライドシェア、ついに4月1日から東京とか名古屋とか4地域で始まりましたけれども、かねてから都市版・地方版で分けるべきだと知事おっしゃっていたと思うんですけれども、改めて県内での実施に向けて今の所感をお願いします。
(答)この4月から日本版のライドシェアが始まりました。その様子を見極めながら、国としては実施地域を広げていくということになると思います。地域版というのは、今までも三重県でも大紀町(正しくは、「紀北町」)でやってますけれども、自家用有償制度というのが今の法律道路運送法に基づいてあるんですけれども、これは必要なところはどんどん、今までもそうですが、広げていくということも必要であります。それから今回、日本版ライドシェア、簡単に言うと今まで運転手さん二種免許が必要だったものが、タクシー会社が管理をする中で普通の免許でも運転ができるようになるという制度が始まったわけでありますけれども、これについても三重県の中でも観光地があります。観光地は、地方といえば地方なんですけど、都市型のライドシェア、これは法律道路運送法の特定の条項の第3号というところでいわれているので3号ライドシェアと言われています。日本版ライドシェアですね、これは三重県でもやってもらってもいいんじゃないかと思っていまして、今例えば志摩市さんですと夜になるとタクシーがなかなかつかまらないという話もありますので、今検討を始めていただいているというふうに考えております。若干、時間かかると思います。導入するためには、アプリとか開発しないといけないということで、そんなに時間はかからないと思いますが、夏くらいを目指して日本版ライドシェアの三重県での実施についても、我々としても一生懸命検討していきたいと、事業者の方、それから基礎自治体の方と相談をしながら進めていきたいと思っております。
(質)他ありませんか。なければ第二さんお願いします。
○小林製薬の紅麹関連製品に関する呼びかけ(報告)
(質)紅麹の関係なんですけど、3種類の製品が掲げられて、これ気をつけてくださいという話なんですけど、これは小林製薬さんのこの種類だけに限った話なんですか。例えば、ナットウキナーゼって結構使っているサプリ他にあると思うんですけど、それも一応注意した方がいいって話ですか。
(答)今のところ、厚生労働省、それから消費者庁がリコール情報、リコール対象としてこの3点を3つの品目を挙げていますので、それ以外のものについては今のところ気をつけてくださいっていう話にはなっていないというふうに考えています。
(質)そうすると、他社製品で、例えばナットウキナーゼとか入ってるやつもとりあえず大丈夫という。
(答)小林製薬の原材料を使っていれば、これまた別ですけどね。
○県議会でのコンサートへの出席について
(質)あと、その他案件なんですけど、3月29日に県議会の本会議場9時半から伊勢市立五十鈴中の生徒さんの合唱部のミニコンサートみたいなのがあったんですけど、ここ知事、両副知事、危機管理統括監の4役除いて、あとの部長さんは全部出られて15分ほどのコンサート聴かれて、そこで休憩に入って10時からの本会議。本来通年制議会じゃなければ、専決処分で終わったような議案を一応やったんですけど、この4役が出られなかったっていうのは、これは知事の判断なんですか、それとも事務方が、知事、4役まで伝えてなかったか、どちらですか。
(答)私はそのコンサート始まる、始まった後か直前ぐらいに聞いて、じゃあ行けませんねという話になったんですね、なので、それ以外の方はどなたが参加したかされなかったのかは聞いてないですね。
(質)あれ主催が芸術文化の三重県議会議員連盟なので、そこでお話を伺うと、一応4役も含めて全部話しかけたと。4役だけはご出席いただけなかったということだったんで。
(答)そうなんですね。
(質)生徒さんたちも後、議長のところへは当然訪ねて、労いの言葉をかけられて、あえて知事のところへは行かれてないんですけども、これ行って、別に知事が労いの言葉をかけることにためらいがないじゃないですか。
(答)ないですね。
(質)だから、本来的には事務方のミスなのか、知事のご判断なのか、ちょっとわからなかったんですけど。
(答)少なくとも私は判断してないですね。
(質)してない。つまり事務方が。
(答)情報が入ってこなかった。
(質)入ってこなかったということですね。
(答)はい、そういうことです。
○職員の懲戒処分
(質)あと、前、予算、その減額補正、減額予算の関係で、補正ですか、関係者を処分されないと、そこのところを知事がおっしゃったことがあって、要は。
(答)予算書の記載ミスですか。
(質)会見でそう言われたんですけど、現実問題3月21日にその総務部長と財政担当の総務部副部長、財政課長と3人に対して知事の文書注意が出ているんですけれども、この処分しないというのは、知事の考えの中では、要は懲戒以外のことはあっても、懲戒処分は発表しないから処分しないという意味だったんですか。
(答)あの時にどういうことでそのお話をしたかちょっと記憶にないですけれども、懲戒処分しないというふうに言ったんだとすると、説諭処分は別物ということで言ったんじゃないですかね。
(質)ただ、会見録見ると、懲戒処分をしないというお話ではなくて、あくまでも処分というのは今のところ考えていないとおっしゃっているので。
(答)その時に考えていなかったけれども、後でやはり、処分というのは、処分基準とそれから過去の処分事例に基づいて処分をするので、その時は、今は考えてないというふうに申し上げたのかもしれないし、それであれば後で考えを整理して、これ懲戒処分ではなく説諭処分ですが、説諭処分したという形になったのか、あるいはその時に懲戒処分は考えていないというふうに申し上げたのか、ちょっとそこは記憶にはないですね。
(質)ただ、ここで今、処分を考えて、今って言葉はついていますけど、仮に追加でそういうものを出されたならば、少なくとも記者クラブにご一報なりなんなり、紙だけ出すでもいいんですけれども、そういうことがあってしかるべきだと思うんですけども、これは情報開示請求をしなかったらこの文書はわからなかったんですよね。
(答)説諭処分は出していない。
(質)そこのところというのは今後、せめてこの会見の場で出た話ならば、何らかのリアクションがあってもいいんじゃないかなと思うんですけど。
(答)ちょっと記者クラブでご相談いただいて、申し入れをしていただいて、広報課の方で裁くという感じになるかもしれませんね。
(質)以上です。
(答)失礼しました。先ほど自家用有償すでに実施をしているところで、大紀町と申し上げましたが、すみません、紀北町の誤りでございましたので、失礼いたしました。よろしいですか。
(質)ありがとうございました。
(答)ありがとうございました。
了
まず1点目、県民功労者表彰でございますけども、今回で60回というふうになります。7名の方々を決定いたしまして、お手元に名簿があると思います。7名の方々は、いずれも本県の発展にご貢献をいただいた方々でありまして、輝かしい功績をお持ちの方々でございます。4月の16日でございますけども、県庁講堂で表彰式を行いたいと思います。なお、受章者の皆さんの功績は4月の8日から4月の16日まで県民ホールでパネル展示を行わせていただきたいということでございます。引き続き三重県の発展のためにご尽力をいただければありがたいと思っております。
2点目でございます。12月の補正で決めさせていただきました中小企業の皆さんを対象にした工業用のLPガスの支援と、そして特別高圧電力の支援という、この2つであります。ご家庭を対象にした家庭用LPガスにつきましては、6月の補正と12月の補正で決めさせていただいたところでございまして、これは既に令和5年の10月から令和6年3月までということで支援をさせていただいておりましたが、今回12月の補正で決まりました工業用のLPガス、そして特別高圧電力料金につきましての支援であります。いずれも中小企業の皆さんを対象に支援をさせていただきます。工業用LPガスにつきましては、県内で対象となりますのは、今我々の推計ですけど、1,100社が対象となるというふうに考えております。期間としてはここにございますが、令和5年の4月分から令和6年3月分までの1年間の使用量に対しまして1キログラム当たり7円の支援額ということであります。だいたいこれは20円ぐらい料金が上がっております。3割ぐらいは転嫁ができているという話もありますので、残りの7割非転嫁分、そのうちの半分を補助するという考え方で、1キログラム当たり7円の支援額ということで考えておるところでございます。全体の予算額は約1.7億円ということであります。それから、特別高圧電力の方ですけれども、これは想定されております中小企業は県内で約200社程度ということでございまして、これは1キロワットアワーあたりで1.8円の支援金を交付をすることを考えております。全体の予算額は約1.4億円。先ほどのLPガスの方が1.7億、こちらの方が1.4億円、いずれにしても国の交付金を使うということでございます。それで申請期間ですが、4月10日から6月28日までということでご申請をいただければと思っております。電気料金などですが、高騰がまだ続いております。円安が収まってくると、やがて電気料金、ガス料金も収まってくるとは思いますけれども、それまでの間、経営安定のために私ども支援をさせていただきたいということで、この制度をつくらせていただいております。
3点目ですけれども、小林製薬の紅麹、この関連のサプリメント、これは消費者庁とそして厚生労働省が製品の指定をしております。ここにあります3件のサプリメントについて指定をしておりますけれども、これにつきまして、昨日までに県内で健康被害、これは関連性はまだ国の方で因果関係は確定をしておりませんが、健康被害が疑われるような事案というのが6件確認をされております。6名中の4名ですが、この4名の方は受診歴がございまして、3名は入院をされていたということでございますが、既に退院をされているということであります。なお、この紅麹を原材料とした食品、これをつくっておられるのは、県内にはおられないということでございます。お願いを申し上げたいのは、厚労省とそれから消費者庁が指定をしております、この3つのサプリメント、これを持っておられる方、摂取を控えていただきたい。これは国からも呼びかけをしています。それから既に摂取をされた方で体に異常があるということだけではなくて、既に摂っているけど不安なんだということを感じられる方は、医療機関を受けていただくということでお願いをしたいと思っております。
それから別に食べていたわけではないんだけれども、あるいは量は少ないんだけどというような方でも最寄りの保健所県内10カ所ございますので、これはホームページで電話番号も出てきますので、ご心配であれば電話をいただければというふうに思っているところでございます。私の方からは以上3点です。
発表項目等に関する質疑
○小林製薬の紅麹関連製品に関する呼びかけ(報告)
(質)紅麹に関して、これは食品を県内でつくられている会社はないということですが、販売みたいな形で店頭に並んでいる場合もあると思うんですけど、そういった販売店とかに対しての呼びかけとかっていうのはあるんでしょうか。それぞれ対応していると思うんですが。
(答)私ども、明確にそういった情報をつかんでいるわけではありませんけれども、販売しておられるところが今あるということも現段階には聞いておりません。自主回収に着手したというような情報にも接しておりませんので、今後そういった情報があれば、皆さん方、県民の皆さんにも適切に情報提供していきたいと思っております。現段階においては、今聞いていないという状況です。
(質)知事が言われているのは173社、厚生労働省が示したものの中に三重県の企業が入っていないということ。
(答)製造業者として173社に入っている(三重県の企業は入っていない)、そうです。
(質)一方で、帝国データバンクで二次流通で3万ぐらいあるんじゃないかという話もあったんですけど、そっちはどうなんでしょうか。
(答)まだそこまでは、まず一次の方が52社ですよね、原材料を仕入れたんが52社おられて、その52社から仕入れたのが173社なので、どこを二次というかというのはありますけど、この173社からさらに、それを原材料として使っているところはあるかどうかということですね。それは。
(答:医療保健部)三次流通先については、まだ把握できていないのが現状でございます。
(答)できていない。これからもし把握できれば、お伝えしていきたいというふうに思っております。
(質)あともう一つ、どことは言いませんけれども、県内の有名企業の中でも結構電話で問い合わせがあって、紅麹を使っているんじゃないかという、例の小林製薬で、わざわざホームページで使ってませんと謳っているというところもあったりするんですけれども、いわゆる風評被害というか、そういうのもあるんじゃないかと思うんですけれども、その辺はどうですか。
(答)あるかもしれませんね。風評被害難しいですけどね、これは皆さん心配になると思いますので、そこは各社において適切に対応していただくのも必要でしょうし、あまりにも風評被害というか大きな影響が出てくるということであれば、私どもとしても、皆さんに情報をお伝えするということを考えていきたいと思います。
(質)改めて摂取をされた方のうち6名の方が疑われる事案として確認されている、この数字の評価として、知事としてどういう、例えば遺憾とか何か思いがありましたら、お願いします。
(答)まず、製薬会社が出しておられるサプリメントですから、一般の方は大丈夫だろうと思って摂取をされると思うんですね。今、原因は国の方で究明中、それに製薬会社が協力されておられると思いますけど、原因はわかりませんけれども、今はですね、こういった事態が発生したということについては、非常に遺憾な気持ちを持っております。こんなことが二度とないようにしていただきたいとは思いますけれども、現に入院をされた方もおられるということでありますので、とにかく被害が拡大しないように、ちょっとでも怪しいなと疑わしいなというふうに思われたら、ご相談をいただきたいというふうに思っております。
(質)紅麹の関係、4人が受診歴ありということでしたけれども、例えば、症状としてこういうことを訴えていたとか、その辺は言えるのでしょうか。
(答)症状については、私は把握をしていません。もしあれば補足していただきたいと思いますけれども、訴えていた症状についてははっきりわかりませんが、入院をされた方の症状については、腎機能障害、食欲不振、倦怠感などがあるというふうに聞いております。ご本人がどういう言い方をしていたかは、はっきりとわかりませんが、今のだいたいご本人もそういう言い方ってことなのかな。はい、ということでございました。
(質)入院されていた時期とかは言えるものなんですか。
(答)入院をされていた時期が言えるかどうかは、厚労省と調整しなきゃいけないんですけれど、入院の期間で申し上げますと、3名の方が入院と申し上げましたけれども、現在は全員退院をされておられるんですが、一番短かった方が3日間、そして一番長かった方が約1カ月間入院されていたと聞いております。
(質)症状を訴えている6名というのは、入院された3人というのは、これはいずれも在住としては県内というふうには言えなくて、あくまで県内の病院に入院をしていたのが3人ということですね。
(答)そうですね。県内の病院にっていうことですね、はい。
(質)そうするとこの被害を疑われる6名についても、これはあくまで居住地が県内というわけではなくってということですか。
(答)はい、県内に相談があったということで、住所地についてはちょっと今言わないというのが全国的な取り扱いのようでありますので。
(質)年代とか性別とかっていうのは。
(答)年代、性別も今は非公表という扱いに厚労省でなっているようであります。
(質)この情報の把握の経緯ですけど、県としては厚労省から三重県の方だっていう情報提供ということですかね。
(答)これは入手先についても言わないことになっているんですか。
(答:医療保健部)入手先につきましては、県民の方からご相談いただいた場合とか、お医者様が届け出あったとか、いろいろなケースがございます。
(質)今回の方々もさまざまなケースがあると。わかりました。
(答)はい。
(質)今対象となっているサプリ3種類あると思うんですけれども、この方達がどのサプリを摂取していたとみられているのかというその辺りの特定は今どうでしょうか。
(答)できていますか。私の方には情報ないんですが、何かありますか。
(答:医療保健部)皆さん紅麹コレステヘルプを食べられていたと聞いています。
(答)コレステヘルプ。
(質)6名ともですか。
(答:医療保健部)はい。
(質)6人の方の摂取期間とかは。
(答)個別の摂取期間は不明でありますけど、使用開始をした日が一番早い人は1年半ほど前から。いつまでっていうのは分からないのであれですけど、一番遅い人は去年の12月から摂取を始められたと聞いています。
その他の質問項目
○新型コロナウイルス感染症への対応
(質)4月からコロナの対応というかワクチン接種終了したと思うんですけど、改めて今年度以降のコロナの対応に対して、ワクチンは秋以降に65歳以上の方が接種とかというふうに国から定められてると思うんですけど、その期間までに県民の方が不安に思っているということもあると思いますので、県としてどういう対応をするのかっていうのを改めて知事の言葉でお願いしたいと思います。
(答)コロナの対応はこの4月から、他の症例と同じような感じで対応するということに国の方で決められたわけですが、県の方では先週協議会を開きまして心配になられた方からの相談、これは国とは別に県独自で継続をするということも決めさせていただきましたし、それから病院の入院調整、これも必要であればやりますということも決めさせていただきました。あとはモニタリングですね。モニタリングについても国はやらないということなんですが県の方は、引き続き県内の93(正しくは、4月1日から「92」)の病院の協力を得ながら、やらせていただくということで医師会それから病院との協議が整ったわけでありますので、継続的に県民の皆さんの心配を払拭できるように、事業を続けていきたいというふうには思っているところであります。また、その時にも協議会の場でも確認をしましたけれども、今後、今幸いなことにコロナは日々落ちついてきている状況ではあります、数は減ってます、感染者の数は。これが増えてくるということになれば、また県内でどういう対応するか加えて国にも必要な対応を求めていくというコロナが大変であった5類に移行する前の対応と同じようなことをやっていくと、場合によっては全国知事会議とも情報共有しながら進めていきたいと思っておりますので、県民の皆さんには安心をしていただくようにお願いをしたいと思います。
○リニア中央新幹線の2027年開業断念について
(質)リニア中央新幹線の関係でお尋ねします。先般、JR東海が名古屋以東の2027年開業断念を表明されましたが、改めて知事として、そのJRの表明に対する受止めをお願いします。
(答)JR東海さんが国の会議で、2027年の名古屋以東ですけど、開業について、静岡工区の工事に着手できていないということで、2027年の開業が実現できないということを表明されました。これは非常に残念であります。これは三重県にとっても、三重県の開業については、私は予定どおりやっていただきたいというふうに思っておりますけれども、名古屋以東の開業が遅れてくると、名古屋以西にも影響がある可能性があるというふうに言われておりますので、決してそんなことのないようにやっていただきたいですし、名古屋以東の開業が遅れたことについては非常に残念であります。ということで、三重県だけではなくて、日本全体にとっても、今、人口減少で日本の発展を、人口が減る中でも進めていかなきゃいけないときに、こういう高速輸送機関というのは非常に大きな影響をもちます。効果ももちますので、1日も早い全線開業というのが必要であろうと思っておりますが、静岡工区の問題でできないということは国益を損なっているというふうに考えております。静岡だけで問題解決ができない場合には、国の方でも技術力もそれから調査力も一つの県よりは国の方が能力を持っておられるわけですので、そこでどういう課題があるのか、その課題についてはこういうことをやればクリアできるということをやっていただくのも一つのやり方かというふうに思っております。ぜひ1日も早い着工を、静岡工区についていうと、それから1日も早い全線開業をお願いしたいと考えております。
(質)仮にこの4月に着手をしたとしても名古屋以東の開業を、単純な試算にはなりますけれども2034年以降になるだろうというような見通しも、JRが表明したわけじゃないですけれども、出ていますけれども、そうすると名古屋以西、早ければ2037年の開業というのが今まで出ていましたけれども、なかなか現実的にこう見ると難しいのかなというところもあるかなと思うんですが、その辺りは今回、JR東海が名古屋以東の2027年開業断念を表明するに当たって、何か知事の方にJR東海側からアクションがあったり、何か報告があったりというような動きはあるんでしょうか。
(答)それは特にないですね。それから、静岡工区の工期が10年ぐらいかかるということでいうと、2024年ぐらいに着手すると、2034年ぐらいになるだろうという想定はあると思いますけど、これはJR東海さんが明確におっしゃっているわけではないので、私どもとしては多分、その名古屋以東の県の知事さんそうだと思いますけど、なるべく早い完成をしてほしいと思っておられると思います。我々としても、名古屋以東の完成が遅れることによって、名古屋以西の完成が遅れることがないようにしていただきたいという気持ちは持っております。いろんなやり方がおそらくあるんだろうと、技術的な部分もあるでしょうし、それから財政的な部分もあると思いますので、少なくとも名古屋以西は2037年の完成をぜひ目指していただきたいというふうに思います。
(質)リニア、関連してお聞かせください。例えば、2027年の。
(答)名古屋以東。
(質)名古屋までの開業、これが遅れるということが決まって、かつ、今後もし名古屋より西側の開業も2037年に間に合わない、こういう場合になると、県としてはどういう影響が県下にあるというふうに今想定されていますか。
(答)非常に大きな影響があると思います。リニアができますと東京まで1時間、大阪まで20分で行けるようになるわけですから、まず多くの観光客の方に三重県に来ていただきたいというふうに思っておりますけれど、その時期がずれるということは、県の経済にとっても、あるいは賑わいという意味でも大きな影響があると思います。さらには、働き方という意味でも、あるいは産業という意味でもそうなんですけれども、東京から1時間で来れる場所にあると、それも乗り換えなしで来れるというふうな県と、乗り換えをしなきゃいけないという県で、やっぱり捉え方も違うと思いますし、企業立地についても影響が出てくると思います。したがって、大きな影響がありますので、1日も早い開業をというふうに申し上げているわけですね。
(質)基本戦略の中に、たしか県としては在来線の活用という方針があったと思うけれども、例えば今、人口減少がすごく進んでいく中で、在来線が収支を維持できないといった話にもなってきて、そこまで持つのかという懸念も出てくるので、開業してから県内の在来線の収支にも影響が出るといった懸念も多分出てくるかなというふうに思うんですけれども、その点についてはいかがですか。
(答)間接的にはその可能性はありますね。ただ、戦略の中で書いているのは、リニアと接続する在来線の利便性を上げるということによって、観光あるいは産業、あるいは人の移動にメリットがあるようにしていきたいということでありまして、JR東海という会社で考えると、リニアによる収益が上がることによって、会社の中のクロスサブ、内部補助という概念ですけれども、ローカル線が維持しやすくなるというのはあるとは思いますので、間接的にはあると思いますが、戦略と書いてあるのはまたそれとは違う話です。
○日本型ライドシェア
(質)もう1点、別件なんですけれども、日本型ライドシェア、ついに4月1日から東京とか名古屋とか4地域で始まりましたけれども、かねてから都市版・地方版で分けるべきだと知事おっしゃっていたと思うんですけれども、改めて県内での実施に向けて今の所感をお願いします。
(答)この4月から日本版のライドシェアが始まりました。その様子を見極めながら、国としては実施地域を広げていくということになると思います。地域版というのは、今までも三重県でも大紀町(正しくは、「紀北町」)でやってますけれども、自家用有償制度というのが今の法律道路運送法に基づいてあるんですけれども、これは必要なところはどんどん、今までもそうですが、広げていくということも必要であります。それから今回、日本版ライドシェア、簡単に言うと今まで運転手さん二種免許が必要だったものが、タクシー会社が管理をする中で普通の免許でも運転ができるようになるという制度が始まったわけでありますけれども、これについても三重県の中でも観光地があります。観光地は、地方といえば地方なんですけど、都市型のライドシェア、これは法律道路運送法の特定の条項の第3号というところでいわれているので3号ライドシェアと言われています。日本版ライドシェアですね、これは三重県でもやってもらってもいいんじゃないかと思っていまして、今例えば志摩市さんですと夜になるとタクシーがなかなかつかまらないという話もありますので、今検討を始めていただいているというふうに考えております。若干、時間かかると思います。導入するためには、アプリとか開発しないといけないということで、そんなに時間はかからないと思いますが、夏くらいを目指して日本版ライドシェアの三重県での実施についても、我々としても一生懸命検討していきたいと、事業者の方、それから基礎自治体の方と相談をしながら進めていきたいと思っております。
(質)他ありませんか。なければ第二さんお願いします。
○小林製薬の紅麹関連製品に関する呼びかけ(報告)
(質)紅麹の関係なんですけど、3種類の製品が掲げられて、これ気をつけてくださいという話なんですけど、これは小林製薬さんのこの種類だけに限った話なんですか。例えば、ナットウキナーゼって結構使っているサプリ他にあると思うんですけど、それも一応注意した方がいいって話ですか。
(答)今のところ、厚生労働省、それから消費者庁がリコール情報、リコール対象としてこの3点を3つの品目を挙げていますので、それ以外のものについては今のところ気をつけてくださいっていう話にはなっていないというふうに考えています。
(質)そうすると、他社製品で、例えばナットウキナーゼとか入ってるやつもとりあえず大丈夫という。
(答)小林製薬の原材料を使っていれば、これまた別ですけどね。
○県議会でのコンサートへの出席について
(質)あと、その他案件なんですけど、3月29日に県議会の本会議場9時半から伊勢市立五十鈴中の生徒さんの合唱部のミニコンサートみたいなのがあったんですけど、ここ知事、両副知事、危機管理統括監の4役除いて、あとの部長さんは全部出られて15分ほどのコンサート聴かれて、そこで休憩に入って10時からの本会議。本来通年制議会じゃなければ、専決処分で終わったような議案を一応やったんですけど、この4役が出られなかったっていうのは、これは知事の判断なんですか、それとも事務方が、知事、4役まで伝えてなかったか、どちらですか。
(答)私はそのコンサート始まる、始まった後か直前ぐらいに聞いて、じゃあ行けませんねという話になったんですね、なので、それ以外の方はどなたが参加したかされなかったのかは聞いてないですね。
(質)あれ主催が芸術文化の三重県議会議員連盟なので、そこでお話を伺うと、一応4役も含めて全部話しかけたと。4役だけはご出席いただけなかったということだったんで。
(答)そうなんですね。
(質)生徒さんたちも後、議長のところへは当然訪ねて、労いの言葉をかけられて、あえて知事のところへは行かれてないんですけども、これ行って、別に知事が労いの言葉をかけることにためらいがないじゃないですか。
(答)ないですね。
(質)だから、本来的には事務方のミスなのか、知事のご判断なのか、ちょっとわからなかったんですけど。
(答)少なくとも私は判断してないですね。
(質)してない。つまり事務方が。
(答)情報が入ってこなかった。
(質)入ってこなかったということですね。
(答)はい、そういうことです。
○職員の懲戒処分
(質)あと、前、予算、その減額補正、減額予算の関係で、補正ですか、関係者を処分されないと、そこのところを知事がおっしゃったことがあって、要は。
(答)予算書の記載ミスですか。
(質)会見でそう言われたんですけど、現実問題3月21日にその総務部長と財政担当の総務部副部長、財政課長と3人に対して知事の文書注意が出ているんですけれども、この処分しないというのは、知事の考えの中では、要は懲戒以外のことはあっても、懲戒処分は発表しないから処分しないという意味だったんですか。
(答)あの時にどういうことでそのお話をしたかちょっと記憶にないですけれども、懲戒処分しないというふうに言ったんだとすると、説諭処分は別物ということで言ったんじゃないですかね。
(質)ただ、会見録見ると、懲戒処分をしないというお話ではなくて、あくまでも処分というのは今のところ考えていないとおっしゃっているので。
(答)その時に考えていなかったけれども、後でやはり、処分というのは、処分基準とそれから過去の処分事例に基づいて処分をするので、その時は、今は考えてないというふうに申し上げたのかもしれないし、それであれば後で考えを整理して、これ懲戒処分ではなく説諭処分ですが、説諭処分したという形になったのか、あるいはその時に懲戒処分は考えていないというふうに申し上げたのか、ちょっとそこは記憶にはないですね。
(質)ただ、ここで今、処分を考えて、今って言葉はついていますけど、仮に追加でそういうものを出されたならば、少なくとも記者クラブにご一報なりなんなり、紙だけ出すでもいいんですけれども、そういうことがあってしかるべきだと思うんですけども、これは情報開示請求をしなかったらこの文書はわからなかったんですよね。
(答)説諭処分は出していない。
(質)そこのところというのは今後、せめてこの会見の場で出た話ならば、何らかのリアクションがあってもいいんじゃないかなと思うんですけど。
(答)ちょっと記者クラブでご相談いただいて、申し入れをしていただいて、広報課の方で裁くという感じになるかもしれませんね。
(質)以上です。
(答)失礼しました。先ほど自家用有償すでに実施をしているところで、大紀町と申し上げましたが、すみません、紀北町の誤りでございましたので、失礼いたしました。よろしいですか。
(質)ありがとうございました。
(答)ありがとうございました。
了