知事定例会見録
令和5年11月14日
於:プレゼンテーションルーム
発表項目等
・令和5年度三重県・鳥羽市・伊勢市総合防災訓練の実施について(発表)
・令和6年度予算の確保に向けた国への要望について(報告)
質疑項目
・発表項目等に関する質疑
・全国知事会議
・東海・北陸B-1グランプリin四日市
・近畿自動車道紀勢線
発表項目等
(知事)おはようございます。私の方からは2点、今日お話をさせていただきたいと思います。まずは11月の26日に鳥羽市と伊勢市とそれから三重県で合同でやります防災訓練についてであります。ここにございますけども、メイン会場は鳥羽になります。サブ会場で伊勢市が入っていますということで、今回の防災訓練につきましては、離島を答志島でありますけど、離島に対する救援というのが一つ大きなポイントになってまいります。80の団体が参加をする予定でございます。新しく5項目がございますが、今までやってないようなものでございますけれども、海保による給水支援、それから携帯電話の充電の支援というのをやろうと思って、海上保安庁は通常やっているんですが、今までの三重県の訓練ではやっていなかったのを今回加えるということで、海上保安庁とは総合協定、包括協定を結んでおります、第四管区と。それに基づいて、被災者支援の訓練に海上保安庁の大きな船でPMという中型の巡視船ですが、これが参加をしてくれるということになっております。それから2点目ですが、避難所にDMATを派遣するということでありまして、医療的な視点で避難所のアセスメントを実施をするということであります。これが今までやっていなかったことです。それから段ボールベッド、これも用意をさせていただきまして、快適なと言いますか、不便が少ない避難所生活が送れるようにということにやらせていただきたいと思っています。これはサカイさんと私どもは包括協定を結んでおりますので、ご協力をいただき、引っ越しのサカイさんです。段ボールベッド、これは持ってきていただくだけではなくて、組み立てもサカイの会社の方がやっていただくということでありますので、非常にありがたい話でございます。3点目ですけども、離島での電話基地局、ライフライン復旧作業を実施をするということでありまして、関係者、離島ですから、通常の回線が通れなくなるということを想定して、海保の巡視艇で運ぶということになっております。また、離島の負傷者、出た負傷者をヘリでつり上げ救助するということで、これは自衛隊に協力をしていただきまして、つり上げ救助を行うということになっております。それから、宿泊客への対応を踏まえた避難誘導訓練というのも行うことにしております。火災が発生したという前提で。県と市、それから関係機関、自衛隊、海保、警察、消防一緒になって、災害対応力の強化を図っていきたいと思っております。これが1点目。
2点目でございますけども、国要望、秋の国への要望でありますが、今月ですが、16日、17日、予算確保に向けた要望活動を展開をします。今関係省庁と調整しているところでございまして、5人の大臣にお会いすることができるんじゃないかということですが、まだ最終決定しておりません。ポイントとしましては、ペタライトでありますけれども、この間、経産省の局長に要望に行きましたけれども、今回の政務三役予定がとれそうでございますので、これは強力にお願いをしていきたいと思っております。それからフリースクールへの支援、これもお願いをしていきたいと思っています。昨日も知事会議で発言をしておりましたけど。それから保育士の処遇改善などにつきましても、人口減少対策の一環ということもありますけれども、子ども施策ということで要望していきたいと思いますし、「防災・減災、国土強靱化対策の推進」こういったあたりも要望をしていきたいと思っているところでございます。新しい話としてはペタライト、フリースクールそのようなところかなというふうに思っております。私からは以上です。
発表項目等
○令和5年度三重県・鳥羽市・伊勢市総合防災訓練の実施について(発表)
(質)1点目の防災訓練の方なんですけれども、まず、今回のこの訓練を通じてどういうところを習得していただきたいかという狙いをまず教えていただけますか。
(答)災害対応は自助・共助・公助ということでありまして、公助に期待される部分は多いんですけれども、市や県もあらゆることができるわけではありません。まずは住民の皆さん方が自助・共助で何ができるかということをこの訓練を通じて身につけていただけると、限界も含めて、ありがたいなと思っています。去年はこれを尾鷲市でやらせていただきました。我々は毎年やっているんですけど、その市の方々にとっては、もちろん市が実施される訓練というのは年に1回か2回やっておられると思いますけど、こういう大掛かりな訓練はなかなかできません。十数年に1回というような感じになると思いますので、国の実働部隊、自衛隊それから海上保安庁、それから自治体になりますけど、警察、消防、そこの協力を得て、どんなところで助けてもらえるのかというのを実感してもらうのも大事です。それから、ライフラインの復旧というのも非常に重要でありまして、地方整備局、それからあとは電話の会社、通信網の復旧というということ、そういうところも実際にどんな不便があるのかっていうのもわかっていただくのも重要であります。そういったところでございます。
○令和6年度予算の確保に向けた国への要望について(報告)
(質)昨日の知事会議でもフリースクール等への支援ということで。
(答)そこの話はもうそっちいってよろしいですか。
(質)発表に関連する。
(質)要望のところでおっしゃっていたのですみません。
(質)16、17の。
(答)そっちもよろしいですか。防災訓練だけでなくて、そっちの方の質問を受けてもよろしい。
(質)そうですね。
(答)はい、わかりました。
(質)要望のところでおっしゃったのでいいかなと思って、ごめんなさい。
(答)言いました、言いました。
(質)この発言の知事としての思いと狙いというか、そこらへんについて伺いたい。
(答)まず三重県としての全体的な構え的な部分から申し上げると、ひきこもりに関しては全国に先駆けてひきこもりの計画を作ったりしております。何とかひきこもりになられる方を少なくしたいという思いもあります。もちろん、ひきこまれた方については、社会復帰を望まれるという方を支援していくというのも重要なんですけれども、そういう観点からいうと不登校からひきこもりになっていかれる方も多い。その方々がひきこもりにならないようにするための一つのセーフティーネットとしてフリースクールというところに通って、また学校に戻られたり、あるいは高卒認定試験をお受けになられて大学に行かれたりということがありますので、フリースクールというのはひきこもりになられる、それを防止するためのセーフティーネットの一つかなと思っています。ここにはあんまり公的な支援というのがないものですから、我々もどういう支援ができるかというのを来年度予算に向けて検討しているところでございますけれども、国でもぜひ検討していただきたいということをお願いしたわけです。同様の要望が兵庫県齋藤知事からもございました。フリースクールと明確に言ったのは、三重県ですが、齋藤さんはどっちかというと学校の空き教室を使って、そこへ支援をしてもらうということで、不登校児童を減らしていこうと、こういう要望でした。趣旨は同じだと思います。
(質)今の関連でフリースクールの関係なんですが、具体的に支援っていうところでいうと、経済的支援というものを知事要望としては想定していらっしゃるということなんでしょうか。
(答)これから議論をしていきますけれども、一つは実態もちゃんと見なきゃいけないんじゃないかというふうに思ってますけれども、他県の様子を聞いてみますとこの間の近畿ブロックの知事会議で、鳥取県さんがおっしゃっておられましたけど、財政的な支援をされておられるというふうにおっしゃってました。所得の少ない世帯がフリースクールに通わせるときの一定の家計への支援というのもやっておられるようであります。そういったことが議論の俎上には上がるかなと思っています。そこまで一気にいくかどうかまず調査をやるのか、そういった辺りをこれから議論をしていきたいと思っているところであります。
(質)ペタライトの件ですね。原材料確保に向けた支援をお願いするということですが、ジンバブエ以外ではあんまり生産をしていないというような話も聞いているんですけど、安定的な確保って具体的にはどういうものを求めるっていう形になるんでしょうか。
(答)国レベルで、これは地方から言ってもなかなか難しいものですから、経済産業省、あるいは外務省から、香港の会社がどうも包括的な契約を結んで、日本側には材料の提供難しいということになっているようでありますので、政府から日本への提供してもらえるように話をしてもらうと、相手国政府には話をした上で、相手国政府がそういった動きを国内でやってもらうということが一つかなと思います。それからあとはこの間、経産省の局長さんとこ行って頼んできたんは、別の材料が何か使えないか、三重県の窯業研究所でペタライト含有率40パーセントから20パーセントまで下げても製品をつくれるということは研究結果出ましたので、それは今活用していただいているかと思いますけど、さらに下げることができるかとか、あるいはペタライト以外の物質で同様の効果が出るものがないかとか、そういったことも研究力という意味では、その三重県の研究能力に加えて、国の能力を使わせていただいた方がいいものですから、それも頼んできました。今回も再度お願いしてこようかなと思っています。
(質)フリースクールのことに戻りますけれども、フリースクールについての知事の考え方を伺いたいんですけれども、2017年に教育機会確保法で学びはいろんなところでできるんだというのができましたけれども、知事はフリースクールというのは受け皿とか先ほどセーフティーネットって言葉使われましたが、そういう位置づけと思っていらっしゃいます。
(答)私はまずはそういうふうに考えています。もちろん、そこで9月にフリースクールを見させていただきましたけど、そこで多くの人たちと一緒に遊んだりゲームしたり、あるいは勉強されている方もおられるので、勉強の場としても使えるとは思いますね。ちょっと大きな枠の中で見ると、どこかで学ぶということも必要だと思いますし、それから学校に行けやんということで、その家にひきこもってしまうということが、フリースクールによってそういうことがないという意味では、セーフティーネットというふうに見ることもできるんじゃないかとは思ってます。
(質)文部科学省が学校に戻ることを前提としないという方針出していますよね。
(答)それでいいと思いますけどね。学校に絶対戻らなきゃいけないというのは、かなり精神的なストレスなる人もいらっしゃると思いますので、ですから、この間の近畿ブロックの知事会議でもその議論が出ましたけれども、昨日私の発言の中にもそこには実は書いてないんですけれども、私がそこに書いてないこととして申し上げたのは、どうしても学校に行けない子どもたちがいますと、この間フリースクール行っていろんな話をしていましたら、やっぱり行きたくても学校に足が向かないというのは、それはあるんやと思うんですよね。ですから、学校の空き教室を使うという考え方もありますけど、学校に行けない子どもたちがいる、そこをどうやって公的機関が支援をしていくのかということも大事だと思いますっていうことは、文科大臣にそこに書いてない言葉としては申し上げております。近畿ブロックでは、空き教室を使えばいいじゃないかという議論が他の知事さんからも出たんですけど、そういうことを、行きたくても行けない子どもたちもいますっていう話はしておきました。
その他項目に関する質疑
○全国知事会議
(質)他にございますか、よろしいですか。では発表項目外で、まず幹事社の私から。改めてなんですけども、昨日、その全国知事会議で、都道府県会館と官邸でそれぞれ会議があったと思うんですけれども、改めて知事として何をご発言されて、また政府側等からどういう返答があったのかまず教えていただけますか。
(答)まず全国知事会議の方ですね。知事会主催の方では私からはライドシェア、要するに日本版のライドシェアというのが適当かどうか、交通不足地域での交通確保の在り方について提案をさせていただきました。お手元に資料がいっているかと思いますけど、都市部とそれから交通空白地域、それぞれ対応は違うんじゃないでしょうかと。課題は一緒なんですけどね、人が確保できないという。これから人口どんどん減っていきますんで、これからもその事態は続くんですけど、それに対してどういうやり方があるか、三重県なりに考えたやり方を提案をさせていただきました。それで最終的には知事会で議論した方がいいんじゃないでしょうかという提案をさせていただいたというものです。これについてはかなり反響がありまして、各県の知事さんから交通空白地帯の自家用有償輸送という道路運送法78条の規定に基づく制度があるんですけれども、それを知りませんでしたという知事さん結構おられまして、2種じゃないと運転できないと思っていましたという話も聞きまして、いやそうじゃないんですよ、これは普通免許で運転することを可能とする制度なんですという話をして。したがって、知事さん知らないということはイコールではないかもしれませんが、自治体の方も基礎自治体の首長さんもご存じない方がおられるんじゃないかと、こういうのを使っていったらいいというふうに思いますということを申し上げたので、そこは一つ反響があったかなと。それから都市部のタクシー不足ですね、これはもう各県同様に交通空白地帯以上にとは言わないですけれども、同様に悩んでいるところでありますので、それについて普通免許でいいんじゃないかというのは、一つの考え方ですねということをおっしゃっている知事さんもたくさんおられましたということであります。これが一点。そして、政府主催の知事会議は官邸で行われましたけれども、このときにはフリースクールについて発言をお手元にあるとおりでありますけれども、させていただいたということであります。文科大臣からは骨太の2023でも、子どもの教育に関してNPOとの連携などについてはうたっているということ。それから不登校児童生徒への対応として、令和6年度の予算要求でも計上していると、それを前倒しして令和5年度の補正予算案で調査研究をやることにもなっている。引き続き必要な支援をやっていきますというご回答がありました。これから国の秋の要望でもお願いをしていきたいということであります。
(質)私も勉強不足で恐縮なんですが、ライドシェアの件で、自治体がタクシーを買って人を雇ってというご説明が下段であると思うんですけれども。
(答)こっちですか、これはタクシーを買うわけではなくて、自治体が自家用車を買うんですね。それを普通のボランティアであったり、紀北町では紀北町が雇用されている人が運転をするということですね。で、それは2種免許は要らない、これは道路運送法で特例で認めますので、こういう使い方をするということを。で、これは後から入ってきたんですけど、運行管理結構難しいんですよ、なので、そこをタクシー事業者さんとかバス事業者さんにお手伝いいただくということです。実は最初はこれなかったんです、こういう制度で道路運送法は。で、これは私が局長の時につけ加えたんですけれども、こういう。前からできたことはできたんですけど、これをやると許可の期間が延びるということで、特例的にこれをつくったんですけれども、事業者が参加型の自家用有償運送制度というのが今はありまして、三重県では紀北町でやっておられるところには三重交通さんが協力をされているということですね。
(質)国でもまた近く議連が発足したりとか、ライドシェアに対する議論が深まっていると思うんですけど。
(答)こっちですね、どっちかというと。都市部の話ですね。都市部タクシーがつかまらないので、これは今ごっちゃに議論されているんですよね。例えば、都市部のライドシェアの話のときに、兵庫県養父市の事例が出てきて、養父市はどっちかというとこっちなんですよね。なのでそこは議論を二つにきちんと分けましょうという整理を昨日申し上げて、よくわかったということをおっしゃっている知事さんもおられました。こっちの議論は、アメリカ型、中国型のライドシェアが本当にいいんですか。これ今政府でも議論が始まっているところですよね。両方議論してますけれどね。
(質)よりその交通空白地に関してもライドシェアの導入に向けて知事会としては積極的に議論していくべきだという結論が出たんですか。
(答)そこはまだ知事会としての結論はこれからです。知事会、私の昨日提案をしたのを受けて、交通について知事会で一定の議論をして、国に対して要望を出していこうかという話になる可能性があるということなんですが、その点については交通関係やったかな、の本部を運営されている知事会長からは本部長で議論してくれという話になりましたので、愛媛県の中村知事が本部長やっておられるんですかね。それで熊本県の蒲島知事と相談してそれぞれ役を担っておられるので、どういうふうにするか決めるということですけれども、交通空白地の方は何か新しい制度をつくらなきゃいけないということではないですね。この制度がワークするようにどうしたらいいかというところの議論だと思います。もちろん、他の制度があったらそれでもいいんですけど、交通空白地帯でアメリカとか中国型のライドシェアをやりたいという事業者はたぶんいないと思います。儲かるものでもないので、儲かるので、ウーバー型のライドシェアをやりたいという声は前からあるんですけれども、それはさまざまな弊害があって、これは国の方でも議論されていますけれども、それで本当にいいかというのは、ヨーロッパなんかはもうやめようということになっているということですけどね。ですから、日本は他の国の失敗に学びながら失敗しないような形を今どういう形がいいのかというのを議論しているということじゃないかと思います。
○東海・北陸B-1グランプリin四日市
(質)この週末、土日に行われるB-1グランプリ、四日市ですねについてお聞きします。あくまでも四日市市さんがやられることですけれども、出てくるところをみると、例えば四日市のとんてきとか津ぎょうざとかご当地亀山のみそ焼きうどんとか、あと松阪の鶏焼き肉ですかね、いろいろ出て、あと名張からも出てくるということで、いろいろな食の発信がなされるであろうと。この効果というのは、どういうふうに期待しておられるかということと、先週の記者会見でも大阪にアンテナショップを出すという話の中で、三重県には豊かな食がありますと、それを打ち出していきたいという話があったわけですけれども、ここでのB-1グランプリでの経験というのをどのようにうまく生かしていけれるかなとお考えでしょう。
(答)経験を生かせるかどうかは、これからどんな結果が出るかにもよるかもしれませんけど、コロナ禍の間B-1グランプリは中止をしていたと、前回が2017年ですかねの富士市から久しぶりにB-1グランプリが開かれるというこれは非常にいいことだと思います。それも四日市、四日市といえば、森市長が観光関係の挨拶でおっしゃっているとんてきもありますね。その四日市で開かれるということで、これは三重県にとっては、一つの大きなチャンスであると、本当は私も行きたかったんですけど、タイミング的にちょっと行けないということなので、よそながら応援はさせていただいています。三重県でも5つ、先ほどおっしゃったショップが出るということですので、ぜひ優勝目指して頑張っていただきたいというふうに思います。三重県はご案内のとおり、食の宝庫というふうに言われておりますが、海のものもおいしいし、山のものもおいしいし、それから野菜やお茶もいい、おいしいということでありますので、今回、そういったものを全部使っているわけではないかもしれませんけど、そういったものを使っているB―1グルメがですね、三重県にもそういうお手軽でおいしいものがあるよということを発信をできると、さらにいいというふうに思います。そこで三重県の食べ物が高級なものだけでは、高級なものももちろんおいしいけど、高級なものでなくてもおいしいということが認知されましたら、それは場合によっては三重テラス、今でもたしか東京の三重テラスではみそ焼きうどんとか売っていたんじゃないかと思いますが、あとは松阪の鳥も売ってたような気がしますが、そういったものを大阪万博のときにも発信をしていければというふうに思っております。やがてまだこれからの議論ですけれども、大阪で催し物の会場はあるんだそうです。そこで祭りとか温泉とか発信したらいいんじゃないですかって、三重県から提案をしていて、実現する可能性があるんですけど、そこでB―1グランプリ的なものをやるのもあるかなとは個人的には思ったりしています。
(質)ありがとうございます。5つ、三重県が出てきますけれども、ご当地のみそ焼きうどんも含めてですね、食べたものってございますか。
(答)みそ焼きうどんは食べています、15、6年前ですかね。それから津ぎょうざもいただいております。松阪の鳥もいただいておりまして、とんてきも食べていますので、それから名張の牛汁を飲まないといけないですね。牛汁以外は、今のところ、はい。とてもおいしいです。
○近畿自動車道紀勢線
(質)知事は出席はしていないんですけれども、昨日、紀勢自動車道建設促進三重県期成同盟会の要望がなされたんですけれども、そこで多気町長とかが、紀勢自動車道の4車線化とかを要望してたんですけれども、それについての知事の見解というのをお聞きしたいんですけれども。
(答)4車線化も重要であると思います。まずは、近畿自動車道紀勢線ですね、これを全線開通をしていただく必要がありまして、あと約22キロ(24キロ)残っていますので、1日も早い開通を心から望んでおります。その上でということに恐らくなると思いますけれども、4車線化も必要でありまして、今は片側1車線ですので、交通量も限られていますし、工事をするということになると、全線止めないといかんのですよね。片側2車線になると1車線で工事をするということも出てくると思いますので、利便性を考えますとですね、これから産業にも観光にも必要な、道路というのは社会的なインフラですので、やがて4車線化をお願いしたいなと思うところであります。
(質)その4車線化がもしかなり未来になると思いますけど。
(答)いつになるかはあれですけど、早いうちにということになると思いますけどね。
(質)実現するとしたら、得られる効果っていうのはどういったところに。
(答)今申し上げたように、経済効果は数字ではじいているかどうか、私は記憶はないですけれども、例えば工事をやることによって一旦止まってしまうような道路が止まらずに工事ができるということは非常に大きい話だと思いますし、それから渋滞が発生を、この間も尾鷲に行くとき、ちょっと道は渋滞していましたですが、かなり交通量が増えてくると、やっぱり1車線では賄いきれませんので、そういった交通渋滞解消という効果もあると思います。そういう意味での4車線化というのは、大きな効果があると思いますので、もちろんその紀勢線がつながる前から工事に入っていただければ、それはそれで望ましいですけれども、なるべく早いタイミングで4車線化を実現していただきたいなと思っております。
○全国知事会議
(答)先ほど申し上げたライドシェアについて、どういうふうに日本版のライドシェアについて、どういうふうに議論していくかというのは、愛媛県の中村知事は地方創生日本創造本部長、これは交通関係も全部まとめていますので、それから国土交通観光委員長が知事会議の中におられまして、これが熊本の蒲島知事なんですね。このお二人で話し合っていただいて、どういう形で議論するかというのを決めてほしいというのが昨日の知事会議での村井会長の発言でしたので、両知事でお話をされてどういうふうにされるかというのを決められるんじゃないかと思います。これは村井会長の終わった後のぶら下がりでも聞かれたとおっしゃっていましたので、そう答えましたと、村井さんおっしゃっていました。
(質)第二県政さんも含めてよろしいでしょうか。よろしいですか、はい。
(答)はい、どうもありがとうございました。
了