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令和03年11月24日

知事定例記者会見

知事定例会見録

令和3年11月19日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

・財政調整基金の積み立て漏れについて
・「みえコロナガード」の進捗状況(発表)
・「三重GoToイート」及び「みえ旅プレミアムキャンペーン」の利用状況(発表)
「みえグリーンボンド」の発行(発表)
・軽石の漂着に備えた対応状況(報告)

質疑項目

・発表項目等に関する質疑
・児童虐待対応
・県立大学の検討
・新型コロナウイルスワクチン追加接種
・原油価格高騰
・発表項目等について
・東京事務所と三重テラス
・「強じんな美し国ビジョン」と「みえ元気プラン」
・団体要望への対応

発表項目等

(知事)おはようございます。それでは今から定例記者会見を始めさせていただきます。本日は5点私のほうからご説明をさせていただきたいと思います。まず1点目、資料ございませんが、今年の出納整理期間、4月、5月でありますけれども、この期間に財政調整基金に41.5億円、これを積み立てるべきところ積み立てができなかったということでございまして、県民の税金を預かる立場として予算を適切に執行できなかった点につきまして申し訳なかったというふうに思っておりますので、お詫びを申し上げたいと思います。これ再発防止のために事務処理手続きの確認、それから今後しっかりと対応するように、どのように対応するのかということを担当課に対応を考えるように指示をしているところでございます。これが1点目であります。
2点目、これも資料がなくて恐縮ですけれども、「みえコロナガード」、コロナへの対応、M.C.Gですね、「みえコロナガード」の関係であります。コロナカードは10月18日に発表させていただいたところでございますが、その中でいくつかの項目がございまして、その進捗状況についてご説明を申し上げたいと思います。宿泊療養施設であります。現在3カ所県内にございますが、これを追加で津に1カ所と、それから松阪に1カ所、新たに2つの宿泊療養施設を確保する今準備を進めているところでありまして、現在、3カ所の宿泊療養施設375室でございますが、これをその2カ所を追加しまして600室にするということで動いております。来月には詳細を発表できる予定であります。
それから、途中経過、いずれも途中経過であります。それからもう一つ臨時応急処置施設、いわゆる酸素ステーションでございます。これは津のプラザ洞津について対応できるようにしてありますとこういうふうに申し上げたところでございますが、それに加えまして北勢でもう1カ所新たな臨時応急処置施設を確保するように準備を進めておるところでございまして、これも今順調に対応ができているところでございますので、来月には詳細を発表できる予定であります。これが「みえコロナガード」の2点目、コロナカードは全部で4点あります。
3点目でございますが検査体制の拡充。今全国でワクチン検査パッケージについて議論がされているということで、行動の規制の緩和でありますけど、これについて薬剤師会さんと話を進めておりまして、検査体制の強化、検査体制をしっかりと確立していくということで今協議を進めているところでございます。それから検査体制の拡充についてはもう1点、無料PCR検査でありますけれども、10月の半ばから12万人分ということで無料PCR検査は三重県においては実施をしてます。国に先んじてやっているわけでございますけれども、一応10月の半ばに始めた時は12月末までということでありましたが、申し込み期間の延長をしたいというふうに思ってます。申し込み期間の延長するということは実施期間も延長されます。実施期間は1、2カ月延長するということで今詳細を詰めているところでございますが、詳細は12月1日の定例会見で発表できる予定でございます。
それからコロナガードの4点目でありますが、ワクチンであります。ワクチンについては3回目の接種に向けて11月17日に厚労省で説明会が開催をされているわけでございますが、昨日11月18日に市町の担当と情報共有を県庁で行っているところでございます。いずれにしましても、市町で円滑な接種が、12月1日を予定をしておりますが、開始できるように取り組んでいくということにしておりますし、市町でも開始をできるようにしていただきたいということでお願いをしているところでございます。以上「みえコロナガード」でございますが、1点すいません追加でコロナガードの関係で申し上げますと、保健所ですが、保健所には実は第5波の時は延べ人数で約170名の職員を保健所以外の所から応援職員として派遣をしております。現在も最終的にその人間もう一度リスト化をしておるところでございまして、第6波に備えてそのリスト化する人数を増やしていこうと思っています。第5波で派遣した人数は延べで約170名でありますけれども、それに追加をして第6波の時に派遣できる人数を今リスト化を進めているところでございます。コロナガードについては以上、4点プラス1で5点でございました。以上が2点目でございます。
3点目でありますが、これもコロナの関係でありますが「三重GoToイートキャンペーン」と、それから「みえ得トラベルクーポン」、「みえ旅プレミアムキャンペーン」、これについてご報告を3点目として申し上げます。GoToイートでありますけれども、販売枚数は第1期と第2期合わせまして89億8千万円というふうになっていまして、多くの方がご利用いただいております。10月11日、10月15日からGoToイート再開しますというふうに申し上げて発表させていただいた日ですが、10月11日には9億3千万円分の食事券が残っておりましたが、今日時点で約5億円の食事券がまだ未換金ということでございます。一応その食事券の利用期限は11月の23日までですので、これを使っていただければということで考えているところでございます。10月の半ばから今日までに約5億円弱は使われたということであります。以上がGoToイートの関係です。それからもう一点は「みえ得トラベルクーポン」の関係、「みえ旅プレミアムキャンペーン」の関係でありますけれども、ここに出させていただいておりますが、トラベルクーポンのほうは県内GoToですが予約ベースで15日現在で16万人がクーポンを利用していただいているということであります。非常に好調であります。想定では開始1カ月で15万人を想定していましたので、1万人ぐらいプラスで推移しているということでございます。特に平日限定の宿泊割引クーポンが非常に人気ということで、実はあの休日より先には上乗せをしておるということを申し上げたとおりでございますけれど、よく使われていただいて平日にも人が出ているということで、これはプラス評価ができるのではないかと思っています。第2弾の実施、今第2弾実施中なんですが11月30日までということを予定しておりますが、第3弾についても実施をしていきたいというふうに考えておりまして、これは来週の定例会見で発表させていただく予定であります。それから「みえ旅プレミアムキャンペーン」のほうですけれども、ドライブプラン、三重県内の高速道路乗り放題に2日券とか3日券がありますこうものでありますけれど、昨日時点の予約で665件ですが販売をされていて、約480万円分ということであります。それから「みえのあそキャン」の第2弾でありますけど、これを1,814件です。で、1,940万円分ということでお手元に資料が行っていると思いますけれども、ともに好調でありまして、ぜひ多くの方にご利用いただきたいということで、こういったものを通しまして地域の経済の回復に取り組んでいきたいというふうに考えております。
以上が3点目で、4点目でございますが、お手元に資料を置かせていただいていますが、「みえグリーンボンド」であります。グリーンボンドというのは企業とか地方公共団体が発行する社債あるいは県債で、債券でありまして、環境の改善効果がある事業に要する資金を調達するためのものであります。既にいくつかの都県が発行しておりまして、東京都、長野県、神奈川県が発行しています。東京都は4年前から発行してまして、神奈川と長野は去年から発行しているというございますが、東海地方におきましては三重県が初となる形で来年の2月に10年債の県債「みえグリーンボンド」、50億円の規模で発行することといたしております。今日「みえグリーンボンド」のフレームワーク、お手元に行っていると思いますが、これを策定をして皆さんに公表させていただいています。それからR&Iですけども、外部の認証も本日付で取得をしているということでございます。この狙いでありますが、ESG投資に関心のある方々にこの県債を買っていただいて県に投資をしていただきたいというふうに思っていますし、それで得た資金については緩和と適応、環境関係ですが、その緩和と適応策に実施をしていきたいということであります。例えば緩和で言いますと温室効果ガスの削減効果があります電気自動車やハイブリッド車両の購入ですとか、信号機のLED化、あるいは藻場の造成などにこの資金を使っていくというふうにことを考えておりますし、それから適応策でいうと気候変動の影響の軽減でありますので、農産物の品種や生産技術の開発とか、あるいは高潮・高波対策、土砂災害対策などにこの資金を活用したいというふうに思っています。金利は市場で決まっていくんですけれども、グリーンボンドの金利が通常の県債よりも低くなっていって、ESGに関心のある方々の思いが県債への購入に向いていくとありがたいなと思っているところでございます。いずれにしてもこれを来年の2月に発行するというものでございます。
以上が4点で、最後の1点でありますが、これは報告事項ということでございますが、以前会見の場でご質問いただきました軽石の関係であります。今年の8月に発生しました海底火山の福徳岡ノ場の噴火による軽石でございますけれども、海流の影響でお手元に予測シミュレーションをJAMSTECが出しています予測シミュレーションを示しさせていただいていると思いますけれども、海流の関係で関東地方に影響が及んでいますが、今のところ紀伊半島、本県への影響は確認をされていないところであります。JAMSTECの予測シミュレーションは12月5日までということで軽石の漂流予測が公開をされていますが、それに関しても今のところ紀伊半島は大丈夫ということではあります。既に我々は、本県としましては海上保安庁などから情報提供を受けておりますし、こちらからも海上保安庁第4管区に状況の問い合わせをしています。さらに漁業者の方々に対しては警告をしておりまして、注意喚起ですね、注意喚起をしております。さらに県所有のオイルフェンスの保有状況を確認して、いざとなればオイルフェンスを展張するという準備を進めているところでございます。今のところは影響は確認されてないんですけれども、気象庁の海流予測によりますと、JAMSTECは12月5日までしか出していないですが、気象庁の海流予測は12月の半ばぐらいまで出ておりまして、12月8日でありますとか、あるいは12月15日、これは海流が紀伊半島の方に蛇行してくる可能性があるということでありますので、黒潮ですね、そうしますと本県に影響が及ぶ可能性までその海流に軽石が必ず乗ってくるかっていうのはわからないところでありますが、可能性がありますので、今後、軽石の動きについては引き続き注視をしていきたいと考えているところでございます。長くなって恐縮ですが、私のほうからは以上であります。
 
発表項目等に関する質疑
 
〇財政調整基金の積み立て漏れについて
(質)まず知事が一番最初におっしゃったこと、私うまくちょっと聞き取れなかったんですけど、41.5億円の積み立てができなかったという話なんですが、どういった経緯があるということでしょうか。
(答)財政調整積立基金(注:財政調整基金の積み立て)ですね。これ今年の4月、5月の出納整理期間にこの積立を41.5億円を財政調整積立基金に積み立てようとしていたんです。したがって、会計年度ということでいうと令和2年度の会計年度ですが、それをやろうとしておりましたが、実はこれ財政調整基金の積み立てのもとになるものとして2種類ありまして、運用利子の3.5億円分運用利子などですが、その3.5億円分は積み立てることができたんですが、県税収ですね、県の税金の収入この41.5億円を本来積み立てようとして準備はしていたのですけれども、積み立てることができなかったというものであります。その理由でありますけれども、出納整理期間中でもこの県税収入の額というのは動いていきまして、最終確定を例えば5月の一定の時にして、それを調整基金に積み立てるということをしなければいけなかったんですけれども、そのタイミングを失してしまいまして、税収がいくらになるかというのを見ていたときにも5月の末を徒過していたということでございまして、財政調整基金に積立ができなかったというものであります。ただ、この財政調整基金というのは必要なときに使う県にとって貯金みたいなものなんですけど、そこに積み立てなかったら積み立てなかったお金は失われてしまうのかということではありませんで、本来予定としてそこに積み立てる予定だったんですけれども、積み立てなかったものですからその41.5億円というのはいったんその会計上は不用になってしまう。使わないお金ということになってしまいます。使わないお金は5月には本当は積み立てておくべきだったんですけれど、使わなかったお金は7月に会計処理をしまして、そのうちの41億円のうち2分の1は積み立てをします。したがって7月には瑕疵が治癒される部分があるということなのですが、2分の1はそこで瑕疵が治癒されるんですけど、残りの2分の1は実は11月まで引っ張ってしまうということでありまして、結果においてこの12月の会計処理で積み立てをすることができるということでありますが、本来正式には5月に積み立てをしておかなきゃいけないということですから、その41.5億円は宙に浮いてなくなってしまうわけではないんですけれども、その積み立ての時期が7月それから12月と二回に分かれてしまったということで、税金を適切に執行する役目を我々は負ってますのでそれができなかったということで、先ほどお詫びを申し上げたということでございます。
 
(質)つまり県職員が時期を忘れていたということですか。
(答)そうです。私も含めて。そこについてはきちんとした執行できなかったということであります。おっしゃったことにも関係するんですけれども、本来であったら例えば5月の何日かに確定してる分だけ積立をして、残りの分は繰り越しをするということです。ほとんどの部分を積み立てるということになると思いますので、例えば5月の末の段階で31日とは申し上げませんけれども、例えば39億なり40億というのはもうある程度固まっているのなら、そこを積み立てに回して残りの1億弱ぐらいを繰り越すということはあり得たものなんですが、実はこういう処理をするのはあまり例がないことでありまして、積立を普通は取り崩しをするのはですね。足らざる部分が多いので取り崩しをするのが多いんですけれども、今回は積み立て分があったので慣れてなかったというのは言い訳になってしまうんで申し上げませんけれども、いずれにしても適切な処理を行うことができなかったということであります。
 
〇「みえグリーンボンド」の発行(発表)
(質)みえグリーンボンドについて伺いたいんですが、これはそうすると東京、神奈川、長野で先行事例があるということで、全国で4番目の取り組みということですか。
(答)都県レベルではそういうことです。
 
(質)令和元年にミッションゼロ、2050年までに脱炭素を目指すという取り組みを三重県していると思うんですけども、そういうこともあって東海で初めて、全国で4番目に取り組むっていうようなそういう捉え方でよろしいですか。
(答)直接の関係があるわけではないですけど、当然ESGの関係というのは関係をしているということですが、何か補足ありますか。
(答:総務部)ミッションゼロの計画は2050年までにカーボンニュートラルというのを目標にしていますので、その一環としてその全部をカバーしているわけではないですけども、その一部として活用していくということで考えています。
 
(質)ありがとうございます。幹事社は以上です。各社さんお願いします。
 
(質)グリーンボンドに関連して、きちんと資金が環境に配慮したものに使われているかという検証する仕組みなども設ける予定というのがありますか、県として。
(答)ありますか。
(答:総務部)地方債はグリーンボンドも含めてですけども、発行するときに事業を決めて発行していきますので、資金管理上もどの事業にいくら充てられているか、どの資金に充てられているかってのは管理していて、もちろん事業を執行していきますので、その執行された事業の進捗を確認していくことによって、どれだけ資金が使われて、どれだけその事業が進行しているかというのをチェックしていくというふうに考えております。
 
(質)グリーンボンドというのが外部評価機関が第三者評価を提供することで成立するサイクルにあるという理解もあるんですけど、今回もそれが出ているということだと思うんですが、それについて多分なかなか大変なハードルを越えられたと思うんですが、それについてコメントをいただければと思います。
(答)先ほど申し上げましたけれども、R&Iさんから外部認証をいただきまして、グリーンボンドとしての適格性があるという評価をいただいたところであります。これに関しましては担当者も苦労したことでありまして、非常に喜ばしいことでありますので、今後三重県は環境先進県として海も山も自然が非常に豊かでございますので、こういったものを発行していきたいというふうに考えているところでありまして、今回その行使という形で発行できるということは環境県ということもアピールができるということで、非常に望ましい形だと考えているところであります。
 
〇「三重GoToイート」及び「みえ旅プレミアムキャンペーン」の利用状況(発表)
(質)2点伺いたいんですが、まず1点目がみえ旅プレミアムキャンペーンなんですけども、次期キャンペーンにつきましては例えば愛知や岐阜であったりとか、隣県の人も対象に含めてとの考えがあるのか、その部分というのはわかりますでしょうか。
(答)1点ずつご説明して。政府の方で、今日かな、単県ごとに県内トラベルキャンペーンをやっているものについて、近隣県まで広げるということを発表する可能性があるというふうに聞いておりまして、みえ得トラベルクーポンは今度第3弾については12月1日からになりますので、場合によっては近隣県の方々も利用できるようにしていく可能性があるということです。今日どういった中身が発表されるかということにもよりますので、その政府の発表を受けまして、我々としても検討していきたいと考えているということであります。
 
〇「みえグリーンボンド」の発行(発表)
(質)もう1点はグリーンボンドの関係なんですけども、具体的な中身として発行利率であったり、発行額何円づつ発行されるのかとか、あとまたこれは継続してまた来年度以降も発行されていくのかその部分のお考えを教えてください。
(答)金利については事務方から後ほどご説明申し上げます。発行額トータルで50億というふうに申し上げたところでありまして、この中の細分化はまだやっていないというふうに思いますけれども、金利わかりますか。
(答:総務部)金利については市場によって決まっていくということなんです。地方債は、国債のその時の利率にどれだけ上乗せ金利を乗せるかというので決まっていくので、それがその時々で決まっていくということなので、現時点では何とも言えないのかなと思っております。50億の内訳については今知事が言われたとおりでございます。
(答)金利は将来的に通常の県債よりも低くなるといいなって思います。グリーンボンド発行する意味ってそういうところにもあるので、環境の意識の高い方に買っていただくですけれども、実はそれを買われた方はグリーンボンドを保有するという形になってそれがその方の評価にもなっていくということだと考えておりますので、そのレピュテーションを取られるために県の支払う金利は低くなると望ましいなというふうには考えているところですが、いずれにしても市場で決まる話でございます。
 
(質)非常に人気の高い債券であるかと思うんですけど、それを例えばまた今後来年度以降も継続して発行される考えはありますか。
(答)今回の応募の様子を見ながらですけど、我々としては発行していきたい。先ほど申し上げた理由もありますし、発行していきたいというふうに思います。加えて先ほどの回答で申し上げましたけど、環境県としての自負もありますので引き続き発行していきたいという思いを持っているということでございます。
 
(質)来年度以降も発行を続けるかもしれないということで、その前提で聞くんですけど、借りる前から先に返すことのことを聞いて恐縮なんですが、これ一般的にいわゆる市場公募債という位置付けのようなものですよね。
(答)そうですね。
 
(質)そうすると、県債管理基金も、今回の補正予算もとりあえず年度分はしっかり積み立てられたということですけど、まだ積み立てきれていない分、過去の分が残って、同じように毎年50億発行を続けるかどうかはわかりませんけど、金額はわかりませんけど、そうすると返していかなあかんもんがまた増えるということにもなると思います。それに向けて、これは10年債ですけど、また例えば積み立て、返済に向けた積み立てをこれでしていくのかとか、どういう返済計画を立てていくのかというのも一つの課題かなというふうに思います。そこら辺は県としてどうですか。
(答)必要に応じて補足をしてもらいますが、県、三重県では年間1,200億程度の県債による資金調達をしております。その一部がこのみえグリーンボンドに変わるというふうに考えておりまして、そういう意味では、30年債、10年債、今までも出しておりますので、当然返済の計画は持ちながら発行するということでありますので、将来的な償還は当然出てきますけれども、そのときに支障がないように資金計画をつくっていくということであります。何かありますか。
(答:総務部)いや特にないです。
 
(質)みえグリーンボンドの関連して、環境の意識高い人たちに向けて発行するというところですけれども、あらためて投資家に向けての呼びかけというか、そういったあたりお願いできますでしょうか。
(答)今世間では、ESG投資を実施をされている企業非常に多いというふうに考えています。また都県でも、我々三重県に先駆けて3都県が実施をされているということであります。私どもも海、それから山という自然を持つ三重県として、このグリーンボンドを発行して、ESG投資に関心の高い投資家の方々に応募していただきたいと、購入していただきたいというふうに考えているところであります。これからの施策というのは、グリーン化でありますとか、デジタル化もありますけれども、そういったものとの関連が必ず問われることになるというふうに思っておりますので、このグリーンボンドは我々のそうした意識の発露であるというふうに考えていただきたいというふうに思っております。
 
その他項目に関する質疑
 
〇児童虐待対応
(質)発表項目外で伺いたいこと、幹事社から質問1点あるんですが、先日鈴鹿署が逮捕した児童虐待の事案の関係でちょっと伺いたいと思います。事案としては、7歳の男の子がペルー人の男から暴行を受けたということで、傷害で男は逮捕された件ですけれども、これについて同様の事案というか、暴行を受けたことが6月にもあって、で児童相談所に男の子が一時保護されていたけれども、今回の事件が発生した時には解除されていて、一緒に住んでいる状況であったというそういう話なんですけれども、この児相の対応ということに問題がなかったのかということについて、知事お話を伺いたいと思います。
(答)状況を私も確認をいたしましたが、6月に今一時保護を行っておりまして、その後約1カ月程度ですかね、保護をしておりましたけれども、詳細ちょっと申し上げられないんですけれども、状況を確認をして、警察とも連携をしまして、在宅生活ができるかどうかというアセスメント、評価を行いました。その結果、子供さんが帰宅を望んでいるということ、それから加害行為を行った父親が加害行為を認めて、もう暴力を振るわないというふうに言ったということなどから、家庭を、の復帰、一次保護の解除を行ったものでありまして、この時点において適切に解除を行われたというふうに考えています。その後、10月に再度加害行為があって、一時保護をまたするということになりましたけど、結果においては、父親の約束が履行されなかったということは非常に残念なことであるというふうに考えていますが、6月の一時保護の解除については適切に行われたものであるというふうに考えております。
 
(質)この逮捕された男に関しては、2014年にも虐待の事案があったということで、警察から児相に通告がされているということもありましたし、先日知事も児相との合同訓練にいらしたと思うんですけども、なかなかさっきおっしゃったみたいに、お子さんが帰りたいと言ったりとか、父親もしないと言っているということでもちょっと難しい、防ぐのがちょっと難しかったというところはもしかしたらあったのかもしれないですけど、その辺りちょっともう一度?
(答)児童虐待に常習性があるかどうかというところも考えないといけないところだと思います。今回の事案に関して、やはり分析をすることで、お子さんの気持ちがあったとしても一時保護を解除していいのかどうか、今後検討していくべき項目であるというふうに考えているところです。ご案内のように、一時保護の判断の時にはAIを使った判断もしてますが、解除に関しても場合によってはこのAIによる判断を参考にするっていうこと、今実はそれやれてないんですけど、その可能性もやっていくことが適切かもしれないというふうにも思われます。それは私のこの場の判断でありますので、それを適切かどうか、本当にできるかどうかというのもありますけれども、そういったこともメニューの一つ、判断のやり方として考えていくということもあろうかと思っております。
 
〇県立大学の検討
(質)県立大学の開設の是非が、今組織で検討されております。あらためてになるんですが、知事のお考えをいただければと思います。これは松阪市の竹上市長もけっこう思いを持っておられまして、お願いいたします。
(答)県立大学に関しましては、今検討のそじょうでありまして、高校生、それから保護者の方のアンケートを行ったところであります。その結果分析をしているところというふうに承知をしております。今後県立大学については、今申し上げた方々のアンケートだけではなくて、例えば企業の方々への意識調査、意向調査行うようなことも必要だろうというふうに思っていますし、また実際に県立大学を創設するかどうかの前には、当然でありますけれども、収支についても確認をする必要があるというふうに思っておりますので、そういった点を適切に対応して、結果を出していくということになろうかと思っています。県立大学については、メリットもあろうと考えておりますけれども、高校を卒業して、大学、他県の大学に行ってしまうと、なかなか三重県に戻ってこないという例がありますので、県立大学に進学をすることによって、その後三重県に定着をしてもらうというメリットもあろうかと思います。ただ他方、大学を卒業しても県外に就職をしてしまう例もあるわけですので、そういったメリットが本当に効果が発揮されるのかどうかということも、検証の中には加えていかなければいけないということも考えているところです。
 
〇新型コロナウイルスワクチン追加接種
(質)新型コロナワクチンの3回目の接種の関係ですけども、2回目の接種から、原則いわゆる8カ月経過した人が対象になるということになっていますけども、国の方では、例えば自治体の判断で原則6カ月っていう話も出ていますけれども、都道府県として、三重県としてはその部分をどう合わせていくのかとか、市町村ともうすでに調整をされているのか、その部分をお考えをお聞かせください。
(答)8カ月後ということでとりあえず動いているというものでありまして、ただご質問ありましたように、6カ月後についても議論があるところで、まだ確定的なものは出ていない状況であるというふうに考えているところであります。いずれにしても国の方で、これ医学的な部分ですので、決めていただいて、各県に指示をしていただければというふうに考えているところであります。担当部います。
(答:医療保健部)はい。6カ月、6カ月の取り扱いについてですが、市町村からの判断でというのがありますが、最終的には厚生労働省との相談の上ということになりますので、県としては原則8カ月ということが原則現状の取り扱いとなっております。
 
〇原油価格高騰
(質)原油価格の高騰の関係なんですけども、県内事業者への影響っていうのも、恐らく懸念される部分もあるかと思うのですが、例えば県として相談窓口を設けたりとか、そういう融資の制度を設けたりとかそういう考えというのは現状ありますでしょうか。
(答)担当課はいますか。いないかな。はい、分かりました。原油価格かなり高騰してまして、国の方で対応策を考えているところであります。私は国でトラックの担当課長をしていたときも、やはり原油価格が高騰しまして、その対応をやってきたところでありますが、おっしゃるように県内の事業者の方、これはもう必ずしもトラックだけでは、物流関係者だけではなくて、例えば農業関係もあると思いますので、実情を確認をしまして、必要に応じて相談窓口も設けることも検討したいというふうに考えております。また補足があれば申し上げますが。
 
(質)そのほかにご質問のある方いらっしゃいますでしょうか。じゃあ第二さんも含めてお願いします。
 
〇発表項目等について
(質)まず、クレームというわけじゃないですが、第二県政記者クラブとして申し上げるならば、少なくともさっきのコロナ、「みえコロナガード」5点とか、今おっしゃっていただいたように、12月にならないと本格的に決まらないんだったら、今段階で我々も書きようがないんですよね。で、敢えて中間報告的にそれをするというのは、県の動きとして、我々に広報せよというご命令ならば受けないこともないですけど、ただし、我々は、ニュースは過程を追うものであっても、たとえ過程であっても情報が100パーセントないと記事は書けないので、その辺をご理解いただいて、できましたら文書で簡単なものでも結構なので、出していただいた方がありがたいです。
(答)わかりました。例えば、ワクチンに関して、今の時点で申し上げた方がいいという思いもありまして、あわせて、途中経過でありますが、宿泊療養施設とか酸素ステーションについても情報提供させていただこうというものでありますので、広報してくださいということで申し上げているわけではないというのはご理解をいただければと思います。いずれにしても、確定をしないとなかなか記事にはできないということも事情はわかりますので、かつ、文書で何らかのものを出してほしいというご希望も非常によくわかります。それで対応させていただきたいというふうに思っておりますが、いずれにしても、中途段階であっても、情報提供を、私ども、させていただければということも思っておりますのでご理解いただければと思います。
(質)だけど現実問題として、市町長との1対1対談も、今組めないほど、知事はレクにいろいろ入っておられて、当然これも打ち合わせはある程度されたと思うんですよね。だとすれば、事前にこういうことを今日言うよというならば、それなりに文書は用意できたと思うし、要は降って湧いたような話で付け加えられたと思うんですけれども、それはそれで緊急性があれば別ですけど、お話をお伺いしていると、12月にならないとはっきりいうものが出てこないというんだったら、少なくともそれは固まってから発表していただいた方が、我々も広報しやすいなというふうに思います。
(答)はい。ご意見として承りました。降って湧いたといいますか、これは数日前に、やはりマスコミの方が、皆さん方が、おそらく興味が、メディアの方が興味があるのは、コロナだろうということで私の方から指示をして、この段階において発表できるものを作ろうということで作ったものでありますので、当然、日にちは短いかもしれませんけど、やっぱり皆さんに知っていただきたい。これはメディアの皆さんですが、知っていただきたいものを提供させていただいたということです。なお、市町との対話については、かなり国体ですとかコロナの関係があって、時間が取れずにやれていませんでしたけど、今後なるべく早いタイミングでやろうということで、準備を進めているところでありますので付言をさせていただきます。
 
〇東京事務所と三重テラス
(質)先だっての総括質疑ですけど、予決委員会の。あの中で、三重テラスについての質問がありまして、一部答弁漏れといいますか、要は三重テラスの経費年間約1.2億円と、それも指摘がありましたけども、あわせて、東京事務所と三重テラスの職掌分掌ができているかというふうな問題も提起されたんですけど、これについて知事のちょっとお答えが聞けなかったんですが、三重テラス設置段階から、要は東京事務所と首都圏営業拠点の三重テラス、どっちが主導権を取るか。産業振興とか、物産にしても。所属がもともと、東京事務所は戦略企画部じゃないですか。三重テラスは雇用経済部ですよね。で、東京事務所長は部長級だけども、三重テラスは次長級と。トップがですね、なっているので、その辺の職掌分掌を明確にせよというのは議会も出してきたし、そういう話が出ているんですけど、でも、そこについて結局、きっちりした区分けというのは、内部、庁内で検討されてきていないので、そこを出してくれという話だったんですけど、その辺、知事はどのように考えられますか。
(答)検討していく必要があるんだろうと思いますね。今の指揮命令系統がどうなっているのかというのは、私も詳細には把握しておりませんので、これを確認する必要があると思いますけれども、東京事務所の役割と、それから三重テラスの役割は重なっている部分もあるかもしれませんけれども、異なる部分もありますので、東京事務所が三重テラスに対して全面的に指揮命令をするというのが適切かどうか、そこは場合によると、本庁の方から指示をするというのも当然あると思いますので、ご指摘のように担当部が2つに分かれておりますから、どういうふうに指示をしていくのかということを考えていくということだと思います。
(質)おっしゃるように、東京事務所はどちらかというと政務をやって、三重テラスの場合は首都圏営業拠点というぐらいだから、物産の売り込みとかそういう営業をやるので、そこの区分けはある程度はあるけども、ただ、ものによっては物産展とかにしても政務が
絡む部分があるので、例えば国会議員にお願いするとか、その時の連携とかを含めて、そこはきっちりした方がいいというのと、東京事務所の経費と三重テラスの経費の部分もあって、これ2つの頭がいるのかということも議論になっていましたので、その辺も含めてご議論されるならそれはそれでいいと思います。
(答)わかりました。東京事務所は必ずしも政務だけではないと思うんですね。三重県のPRをやっている部分もありますので、そこも含めて検討を進めていきたいというふうに思います。
(質)そのPRの部分が重なるんです。
(答)そうですね。
(質)三重テラスとね。
(答)そうです、そうです。
 
〇「強じんな美し国ビジョン」と「みえ元気プラン」
(質)あと、この前、全協で出されました「強じんな美し国ビジョン」と「みえ元気プラン」なんですけど、これは一応、答弁にもありましたように「強じんな美し国ビジョン」が、要は県の総合計画、前県政における「県民力ビジョン」にあたって、第三次行動計画的なやつが「みえ元気プラン」という解釈でよろしいですか。
(答)そうですね。そのとおりです。
(質)政策集に、確かに「強じんな美し国ビジョン」というのがありましたけど、その後に就任されてから会見で、「みえ元気プラン」というのが出てきたので、私は「美し国ビジョン」が消えて、「みえ元気プラン」が総合計画になるのかとずっと思っていたんですけど、要は区分けはそういうわけですね。
(答)そうですね。10年物と5年物ということであります。
(質)この中で「強じんな」という名称ですけど、「強じんな」というと、我々の今、卑近なところで刷り込まれているのは、安倍政権時代の「国土強靱化計画」で、強靱という言葉を聞くと、じゃあこれは南海トラフとかそういうものを備えたハード面の整備が中心になるのかなと考えるんですけど、そうではないんですね。
(答)はい。もう少し広く捉えておりまして、例えば、感染症、コロナの対応とか、そこも強い県土づくりというのは、三重県づくりという意味で、そこも含まれるというふうに考えておりますし、それからハードだけではなくて、防災対応でいうとソフトも含めて「強じんな」というところに読み込んでいるところであります。
(質)西場県議は、主に「元気プラン」についてのようだと思うんですけど、一応県政150周年という、令和8年のことを言われたのでそうだと思うんですけど、でも結局、「美し国」というのがついていると、実は文化教育面についても、ある程度この総合計画が乗っかる部分があると思うので、その辺の書き込みとか検討というのは、今後あり得るんですね。
(答)はい、そうですね。全協の場でも申し上げたとおり、文化とか教育についても書き込んでいくということを想定しております。いいですか、そういうことで。
(答:戦略企画部)はい。
(答)はい。
(質)文化色が出るということですね。文化教育色というか。
(答)そこは、主観的な部分なので、そこも当然、検討していくということであります。
 
〇団体要望への対応
(質)あと、団体要望が、私の知る限り、今回、一見知事になられて、従来1時間だったのが30分にだいたいになっているじゃないですか。ただし、一見知事になられて農業11団体との意見交換は1時間やられて、従来どおり。商工会議所連合会からずっと、この前のP連とか、そういう要望もだいたい30分になっているじゃないですか。これは、ずっとこのままなのか、今、レクがかなり入っていて、なかなか時間が取れなくてという。どちらですか。
(答)私自身は、今までの要望が1時間だったと知らなかったものですから、30分なのかなと思っておりましたが、これはやっぱりあれですかね、スケジュールがかなり詰まっていることから30分ということで担当部にお願いをしているということのようであります。要望がありまして時間が取れれば、1時間ということに戻すのはまったくやぶさかではないところであります。
(質)ということは、知事のご意思じゃなくて、事務方があくまでもスケジュール調整した上での30分ということですか。
(答)今の回答でいくと、そういうことですね。
(質)で、まあ、ここから嫌味になるんですけど。
(答)どうぞ。
(質)P連の時もそうですけど、知事が若干遅れ、3、4分遅れで遅れてこられて、なおかつ、わりと最近、ご挨拶が長いじゃないですか、いろいろな言葉を入れられているので。となると、団体の要望で、本来、知事がおっしゃる「聴政」であるにもかかわらず、その部分で団体さんの声というのが時間が少なくなるじゃないですか。だとすれば、これは「聴政」ではないですよね。
(答)何を「聴政」というのかということでありますけど、なるべくお話を聞かないかんなというのはわかっておりますので、挨拶がちょっと長いのは私の特性ではありますが、なるべく今後、短くするようにしようと思います。
(質)わかりました。ほんの嫌味でした。
 
(質)他にご質問、ございますでしょうか。よろしいでしょうか。ではこれで、質問なさそうなので終わります。
(答)はい、どうもありがとうございました。

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